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Tribit QuietPlus 78 徹底レビュー:コスパに優れるノイズキャンセリングヘッドホンの実力

ノイズキャンセリングヘッドホンは、移動時間を快適にしてくれる理想のパートナーです。飛行機内で赤ちゃんが泣いているときも、雑音の多いカフェで作業するときも、余計な音は生産性の大敵であり、正直に言えば楽しみの妨げにもなります。貧相な音質では、『ゲーム・オブ・スローンズ』を心から味わうことなどできません。

Tribit QuietPlus 78は、複数のノイズキャンセリングモードを搭載し、複数デバイスへの同時接続にも対応した多機能ヘッドホンです。今回、Tribit社よりレビュー用にQuietPlus 78の実機をご提供いただきましたので、その実力を詳しく見ていきましょう。

外観と開封:シンプルで飽きのこないデザイン

QuietPlus 78には、無地のシンプルな収納ケースが付属します。ケース表面には中身を示す表示が一切ないため、高価な電子機器を入れたものとは気づかれず、洗面用具ポーチと間違えられることもあるでしょう。防犯面ではむしろプラスに働きます。

ヘッドホン本体は落ち着いたデザインで、各イヤーカップの外周にメタル調のアクセントバンドがあしらわれています。イヤーカップには「Tribit」のロゴがエンボス加工されているものの、それ以外に余計なブランド表記はなく、上品な仕上がりです。

Tribit QuietPlus 78 徹底レビュー:コスパに優れるノイズキャンセリングヘッドホンの実力

イヤーカップの内側には左右を示す文字が刻まれており、すべての操作系は右側のイヤーカップに集約されています。音量アップ/ダウンボタン、電源ボタン、ノイズキャンセリングボタンのほか、充電ポートと3.5mmジャックも右側に配置されています。

パッケージ内容は、QuietPlus 78本体、保護ケース、USBケーブル、3.5mmオーディオケーブル、取扱説明書です。オーディオケーブルは十分な長さがあるため、スマートフォンはもちろん、Nintendo Switchのような携帯ゲーム機にも快適に接続できます。

サウンド品質:ノイズキャンセリングが本領発揮

QuietPlus 78は、価格を考えれば十分に満足できるヘッドホンです。オーディオファイルを唸らせたり、Bose製品と真っ向から渡り合ったりするほどではありませんが、音質は堅実な中庸レベルにまとまっています。低音寄りのチューニングが特徴で、高音域がややくすんで聞こえる場面もあります。

一方、このヘッドホンが真価を発揮するのはノイズキャンセリング性能です。移動のお供として優秀ですが、その実力を最大限に引き出すなら、音楽再生との併用がおすすめです。ノイズキャンセリングには「Low(弱)」「High(強)」「Ambient(外部音取り込み)」の3つのモードが用意されています。

Lowモードである程度の音は軽減できますが、効果は控えめです。ただし、曲の音量を上げれば外の音がほとんど届かなくなります。Highモードではほぼすべての音を遮断し、ノイズキャンセリングだけをオンにした状態でも、周囲の音や人の声はくぐもって聞こえます。

Tribit QuietPlus 78 徹底レビュー:コスパに優れるノイズキャンセリングヘッドホンの実力

Highモードに加えて音楽を再生すれば、耳に届くのは音楽だけ。ヘッドホンを装着して作業に没頭し、周囲の気を散らす要素をすべてシャットアウトするのに最適なモードです。ただし、驚きやすい方はご注意を。背後から近づく足音はまったく聞こえません。

Ambientモードでは人の声などの必要な音は通しつつ、道路の騒音や食器のカチャカチャといった不快な音を軽減します。

「今どのモードだろう?」と迷う必要もありません。モードを切り替えるたびに音声ガイドが現在のモードを教えてくれるので、直感的に操作できます。

機能性:1つのボタンに複数の役割

QuietPlus 78は、驚くほど豊富な機能を備えています。主な操作ボタンは音量アップ、音量ダウン、マルチファンクションボタン(MFB)、ANC/Ambientボタンの4つです。

各ボタンには複数の機能が割り当てられています。音量アップボタンは音量調整だけでなく、2秒間の長押しでプレイリストやストリーミングサービスの次のトラックへスキップ。音量ダウンボタンも同様に、長押しすると前のトラックに戻ります。

Tribit QuietPlus 78 徹底レビュー:コスパに優れるノイズキャンセリングヘッドホンの実力

音楽再生中は、MFBボタンの短押しで一時停止・再開が可能です。同じボタンで通話の応答や終了もでき、着信を拒否したい場合はMFBボタンを数秒間長押しします。

また、QuietPlus 78はiPhoneでの使用を想定した設計です。MFBボタンを2回押すとSiriが起動し、音量アップと音量ダウンを同時に押せば、最後にかけた番号へリダイヤルできます。

装着感:長時間使用時の注意点

イヤーカップは柔らかく、頭にしっかりフィットしますが、フレームはやや小ぶりに感じられます。平均的な頭囲の方であれば長時間の装着でも問題ありませんが、頭が大きめの方は多少窮屈に感じるかもしれません。

Tribit QuietPlus 78 徹底レビュー:コスパに優れるノイズキャンセリングヘッドホンの実力

見逃せないのが、ノイズキャンセリングモードを切り替える際に、聴覚を保護するため音量が自動的に調整される点です。細部までユーザーへの配慮が行き届いています。

まとめ:手頃な価格で本格的な静寂を

Tribit QuietPlus 78は、80ドルという手頃な価格帯で堅実なパフォーマンスを見せるミドルレンジのノイズキャンセリングヘッドホンです。音質で賞を獲るような存在ではありませんが、決して劣った製品ではありません。背景ノイズを低減し、気を散らすものを排除し、外出先でもクリアなサウンドを届けてくれる、コストパフォーマンスに優れた一台と言えるでしょう。


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