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Niantic、『Pokémon GO』のチート撲滅へ新戦略――レアポケモンが見えなくなる「シャドウバン」とは?

Nianticは、ボットアカウントへの「シャドウバン(Shadowban)」という新たな対策により、チート行為との戦いに新しい局面を切り開きました。

『Pokémon GO』の開発元であるNianticは、これまで座標偽装(スポーフィング)の中止を繰り返し警告してきましたが、ついにサードパーティ製ソフトウェアを使用するプレイヤーに対し、新しいアンチチートシステムの展開を開始しました。

注目すべきは、そのユニークなペナルティの形です。プレイヤーを完全に禁止(BAN)するのではなく、チートを行うプレイヤーの画面からレアポケモンを消してしまうのです。

怪しいソフトウェアを使ってポケモンの居場所を特定していたプレイヤーは、ソフトBAN(一時的な制限)の対象となりました。このサーバーサイドのアップデートは先週金曜日に適用されています。

この措置の主な対象は、自分の所在地では入手できないレアポケモンを捕獲するために、サードパーティ製の追跡アプリを使用していたとして、以前からフラグが立っていたボットアカウントです。

シャドウバンはどのように機能するのか

『Pokémon GO』では、プレイヤーはポケモンを見つけた場所で捕まえることが前提となっています。位置情報を偽装しようとすると、ゲーム側がそれを検知し、アンチチート機能によってマップ上の人気の高いレアポケモンが表示されなくなります。代わりに見られるのは、ポッポ、コラッタ、アーボ、イシツブテ、ズバットといったごく普通のポケモンだけです。

また、チート行為を続ければ、今後いつでもアカウントが完全に停止される可能性があります。一方、正々堂々とプレイしているユーザーは心配無用です。このアンチチート機能は、すでにフラグが立てられている不正アカウントにのみ影響します。

Pokémon Go Hubが共有した画像では、実際に何が起こるのかがよく分かります。左のスクリーンショットはフラグが立ったアカウントのもので、イシツブテしか表示されていません。一方、右の通常アカウントでは、同じ場所に3匹の追加(よりレアな)ポケモンが表示されています。

アカウントにフラグが立つ原因となるプログラムは、「マッパー(mapper)」や「トラッカー(tracker)」と呼ばれるものです。

これらのツールは『Pokémon GO』アプリに追加情報を与えます。例えば、特定のポケモンが出現しやすい場所を表示するなど、ゲーム本来の探索の楽しみを損なってしまうのです。

シャドウバンとは何か?

シャドウバンとは、チートを行うプレイヤーからレアポケモンを隠し、制限付きのバージョンのゲームへ移行させることで、実質的にBANする仕組みです。つまり、チート使用者は他のプレイヤーとまったく同じ場所にいても、レアポケモンの出現を目にすることができません。見つけられるのはポッポやコラッタといった一般的なポケモンだけとなります。

Redditのあるユーザーによると、チートとしてフラグが立ったプレイヤーには、ゲームの質が落ちたことに気づかない場合に備えて、注意を促すメッセージが表示されるとのことです。

この機能で『Pokémon GO』のチートは根絶できるのか?

Nianticはこれまでにも、ゲーム内の座標偽装を阻止するためにさまざまな対策を講じてきました。昨年8月にはチート使用者への永久BANを実施し、GPS偽装者やスナイパー(遠隔捕獲者)への対応も進めてきました。しかし効果は限定的だったため、今度は一部のBANを解除する方針に転換しました。チート使用者を完全に締め出すのではなく、制限付きバージョンのゲームを使わせるという発想です。

この施策が変化をもたらすことが期待されますが、サードパーティ製アプリを使うプレイヤーの多くは「これはチートではない」「むしろプレイを促進してくれる」と主張しています。しかし、こうしたツールを使うプレイヤーが、使わないプレイヤーに対して不当な優位性を持っているという事実は変わりません。開発元もトラッカーの使用がゲームにとって良くないことを理解しており、だからこそ『Pokémon GO』内のチートを抑制するためにシャドウバンを導入したのです。

Nianticがチート対策を強化している背景には、近日中に実装予定の「レイド(Raids)」機能があります。フェアにプレイしているプレイヤーにとっては、これまで以上に公平な競争環境が整うことになります。

とはいえ、今回の新機能は継続的なアップデートが必要になるでしょう。トラッカーアプリの開発者たちはすでに回避策を探し始めており、フラグが立ったアカウントの代わりとなる新規アカウントの作成を進めているからです。こうして不正行為者をブロックする新技術の開発といたちごっこが続き、『Pokémon GO』のトラッカー戦争はまだまだ終わりそうにありません。

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