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誤情報のスーパースプレッダーにならないための7つの方法

誤った情報の問題は、決して消え去ることはありません。FacebookやTwitter(X)などのインターネットプラットフォームは、その拡散を抑えるための措置をいくつか講じ、さらなる対策も進めていると表明しています。しかし、これまで導入されたどの手法も、ソーシャルメディア上のあらゆる誤解を招くコンテンツを完全に除去するには至っていません。したがって、最良の防御策は「自衛」なのです。

誤解を招く情報や明らかな虚偽の情報――総称して「ミスインフォメーション」と呼ばれるもの――は、ニュース機関を装ったウェブサイト、政治プロパガンダ、あるいはもっともらしく見えて実際には中身のない「疑似深刻」な報道などから生まれます。

「ディスインフォメーション」は、悪意を持って人々を欺くために意図的に作り出される誤情報の一種です。ディスインフォメーションは虚偽だと知りながら意図的に共有されますが、ミスインフォメーションは、真実ではないことを知らないまま共有されることもあります。特に、人々は深く考えずにオンラインでリンクを共有しがちだからです。

心理学の最新研究により、社会を誤情報から守るために役立ついくつかの戦術が明らかになってきました。本記事では、騙されないため、そして自分自身や周囲の人が不正確な情報を拡散するのを防ぐために活用できる7つの戦略を紹介します。

1. 自分自身を教育する

WHO(世界保健機関)が「インフォデミック(情報感染症)」と呼ぶ現象に対する最良の予防接種は、ディスインフォメーションの担い手たちがあなたを操作するために使う手口を理解することです。

その一つが「プリバンキング(prebunking)」と呼ばれる手法で、デマや嘘に触れる前に、あらかじめ対抗策を打っておくというものです。研究によれば、ディスインフォメーションの典型的な手口を事前に知っておくことで、偽の情報に出会った際にそれを見抜けるようになり、手口に引っかかりにくくなることが示されています。

ケンブリッジ大学の研究チームは「Bad News」というオンラインゲームを開発しており、同チームの研究では、このゲームがプレイヤーの虚偽情報を見抜く能力を向上させることが確認されています。

ゲーム以外にも、インターネットやソーシャルメディアの仕組みについて学んでおくとよいでしょう。そうすることで、あなたを操ろうとする者たちが利用できるツールをより深く理解できるようになります。

さらに、科学的な研究手法や証拠の基準について学ぶことも有効です。健康や科学に関するトピックをめぐる嘘や誤解を招く主張に、惑わされにくくなります。

2. 自分の弱点を認識する

プリバンキングのアプローチは、政治的な立場を問わず幅広い人々に有効ですが、興味深いことに、自分のバイアスを過小評価している人は、自分のバイアスを率直に認めている人よりも、むしろ騙されやすいことが分かっています。

研究では、人は自分の既存の見解と一致する誤情報に影響されやすいことが判明しています。これは「確証バイアス」と呼ばれ、人がすでに信じていることを裏付ける情報を無条件に受け入れやすくなる現象です。

教訓は、政治的、宗教的、あるいは民族的・国籍的な立場に関わらず、自分が同意するグループや人物からの情報には、特に批判的になるべきだということです。意識的に別の視点を探し、同じ話題を扱う別の情報源も確認する習慣をつけましょう。

自分自身のバイアスについて正直であることは、とりわけ重要です。多くの人は「他人にはバイアスがあるが、自分にはない」と思い込み、他人の方が自分より誤情報を拡散しやすいと考えがちです。

3. 情報源を吟味する

メディアにはさまざまな偏向があります。「Media Bias Chart(メディア・バイアス・チャート)」は、各報道機関の党派性の度合いや、事実を報じる際の信頼性を視覚的に示した資料です。

また、オンラインゲーム「Fakey」をプレイすれば、ネット上でニュースが提示されるさまざまな形態に、自分がどれほど影響されやすいかを試すことができます。

ニュースに接するときは、その情報源がどの程度信頼できるのか、あるいはまったく信頼できないのかを必ず確認しましょう。偏向が少なくファクトチェック評価の高い他の媒体の記事と照合し、直感ではなく、実際に「誰を」「何を」信頼できるのかを見極めてください。

加えて、一部のディスインフォメーションの担い手は、本物のニュースサイトそっくりに作られた偽サイトを運営している点にも注意が必要です。自分が今どのサイトを見ているのか、常に意識するようにしましょう。こうした「自分の思考について考える」メタ認知的な働きかけは、事実と虚偽を見分ける能力を高めることが実証されています。

4. 立ち止まって考える

ほとんどの人は、オンライン、特にソーシャルメディアにアクセスするとき、娯楽やつながり、気晴らしを求めています。正確性が優先事項の上位に来るとは限りません。

とはいえ、嘘つきになりたい人はほとんどいないはずです。誤情報の共有は、個人の人間関係や社会全体にとって大きな代償をもたらしかねません。何かをシェアしようと決める前に、真実と正確性をどれほど大切に思っているか、一度立ち止まって思い出してください。

「私がシェアしようとしている情報は本当に正しいのか?」と自問するだけでも、誤情報の拡散を食い止められますし、見出しだけでなく本文を読み、必要ならファクトチェックをする動機にもなります。

正確性について明確に考えなくても、シェア前のひと息の間(ま)は、感情に思考が追いつく時間を与えてくれます。本当にそれをシェアしたいのか、したいならなぜなのか、そして共有した場合にどんな結果が起こり得るのか、考えてみてください。

研究によれば、ほとんどの誤情報は、迅速に、ほとんど考えられずに共有されています。「考えずにシェアする」衝動は、党派的な動機によるシェア傾向よりも強力であることさえあるのです。

焦る必要はありません。あなたは、何千人もの人々が即時の情報を待ち望んでいる速報機関ではないのですから。

5. 自分の感情に気づく

人は、冷静な分析の結論ではなく、直感的な感情反応に従って情報を共有しがちです。

最近の研究では、感情的な状態でソーシャルメディアのフィードを見ている人は、理性的な状態で見ている人に比べ、誤情報を共有する可能性が有意に高いことが明らかになりました。

特に「怒り」と「不安」は、人を誤情報に陥りやすい心理状態へと導きます。

6. おかしいと感じたら、声を上げる

誤情報に対しては、公然と立ち向かいましょう。対立を恐れて、オンラインで友人に異議を唱えるのは気が重いかもしれません。Snopesなどのファクトチェックサイトへのリンクを添えて指摘しても、相手は快く思わないかもしれません。

しかし、証拠によれば、投稿の中の具体的な論理を明示的に批判し、それが偽情報であることを示すリンクなどの反証を提示することが、効果的な手法だとされています。

「これは事実ではありません」といった短い反論でも、沈黙を保つよりはるかに効果があります。相手個人を揶揄しない範囲でのユーモアも有効です。

実際の人間がオンラインで誤情報を訂正する行為は、SNS運営会社が「疑わしい情報」とラベル付けするのと同等か、それ以上に効果的であり得ます。

人はアルゴリズムやボットよりも、他の人間を信頼するからです。特に自分の身近な社交圏の人の言葉は響きます。訂正する側がその分野の専門知識を持っていたり、投稿者と親しい関係だったりすれば、なおさらです。

もう一つの利点は、公の場での訂正が、他の閲覧者に対して「シェアする前に注意深く確認すべきだ」というシグナルを送ることです。元の投稿者の心を動かせなくても、他の人たちが誤情報を拡散するのを防げるのです。

7. 声を上げる人がいたら、一緒に立とう

他の誰かが「この情報は偽だ」と投稿しているのを見たら、「先を越されたから自分は言及しなくていい」と考えないでください。より多くの人がその投稿に異議を唱えることで、「誤情報の共有はこのコミュニティで歓迎されない行為だ」という合図になります。

立ち上がる人たちと共に立ちましょう。放置すれば、同じ誤情報が何度も共有され続け、「みんながシェアしているのだから、自分もしていい」という空気が強化されてしまいます。反対の声はごくわずか、あるいは皆無なのですから。

誤情報の拡散を許すことは、さらに多くの人がそれを信じ込む原因にもなります。人は、最初は嘘だと分かっていても、繰り返し目にしたり聞いたりするうちに、それを真実と受け入れるようになるからです。

完璧な解決策は存在しません。誤情報によっては対処が難しいものもあり、対策の有効性は状況や人によって変わります。それでも、混乱や欺瞞、虚偽から自分自身とソーシャルネットワークの人々を守るために、私たちにできることはたくさんあるのです。

編集者注: 本記事は、ミシシッピ州立大学社会心理学准教授 H. コリーン・シンクレア(H. Colleen Sinclair)氏によるもので、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに基づき The Conversation から転載しました。

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