Lightroomプリセットの使い方完全ガイド|写真編集を劇的にスピードアップする方法
写真編集アプリは数多く存在しますが、その信頼性においてAdobe Lightroomの右に出るものはありません。デスクトップとスマートフォンの両方で利用できるこのソフトウェアには、写真をプロ級の仕上がりにする強力なツールが揃っています。中でも高い評価を得ている機能が「プリセット」です。本記事では、Lightroomプリセットを使って写真を素早く編集する方法を詳しく解説します。
Lightroomプリセットとは?
簡単に言えば、プリセットとはAdobe Lightroomに読み込んだ写真に適用できる「フィルター」のようなものです。Instagramなど他のフィルター系アプリとの違いは、技術的でありながら決して難しく感じさせない点にあります。実際、プロのカメラマンも芸術的な表現のために日常的に活用する、非常に便利で扱いやすいツールなのです。
例えば、ドラマチックな雰囲気の画像を作りたいなら、モノクロ(白黒)プリセットから試してみるのがおすすめです。ハリウッド映画風の演出を目指すなら、無料のシネマティックプリセットを活用するとよいでしょう。ただし、どの写真にも万能なプリセットは存在しないため、仕上がりのイメージに合わせて適切なものを選ぶことが大切です。
Lightroomプリセットを使えば、色相・テクスチャ・ディテール・シャドウ・明瞭度といった基本的な調整から、RGB(赤・緑・青)値の細かい調整まで、幅広い編集作業を一瞬で行えます。Web上には無料・有料を問わず多数のLightroomプリセットが公開されており、購入せずに自分でオリジナルのプリセットを作ることも可能です。
無料のLightroomプリセットを入手できるサイト
インターネットで検索すれば、ダウンロード可能な無料Lightroomプリセットが数多く見つかります。一般的には、希望のプリセットのダウンロードリンクがメールで送られてくる形式が多いですが、サイトから直接ダウンロードできる場合もあります。ZIPファイルを解凍すると、説明書とプリセット本体が入ったファイルを受け取れます。なお、デスクトップ版のLightroomプリセットの拡張子は「.lrtemplate」です。
無料のAdobe Lightroomプリセットをダウンロードできる主なサイトは以下の通りです。
- Parker Photographic(メール登録不要でダウンロード可能)
- Shuttersweets(セピア系プリセットのクオリティが高い)
- LightroomPreset.Org(モバイル向けプリセットも豊富で、メール登録不要)
iOS・Android向けには無料のコンパクト版Lightroomアプリも提供されており、こちらにも無料プリセットがいくつか付属しています。モバイル向けプリセットは以下のサイトでさらに多く見つかります。
- freepresets.com(若者向けのおしゃれなプリセットが充実)
- filtergrade.com(オレンジ&ティール系プリセットが写真を一変させてくれる)
- Presenters.com(モバイルアプリも要チェック)
デスクトップ版プリセットの拡張子が「.lrtemplate」であるのに対し、モバイル版は「.dng」という拡張子を使用します。デスクトップ版がより技術的な設定ファイルである一方、「.dng」形式はあらかじめ設定が埋め込まれた画像ファイルという違いがあります。そのため、モバイル版プリセットをダウンロードした際に画像ファイルが届いても、混乱しないようにしてください。
デスクトップ版へのLightroomプリセットのインストール方法
Lightroomプリセットのインストールは、思ったよりも簡単です。
- プリセットが入ったフォルダを解凍します。後で読み込みやすくするため、見つけやすい場所に解凍しておきましょう。
- 「ファイル」メニューから「プロファイルとプリセットを読み込み」を選択し、ファイル選択ダイアログを開きます。
- 目的のLightroomプリセットが保存されているフォルダを探し、プリセットを選択して「読み込み」をクリックします。
- プリセットが正しく読み込まれたか確認します。画面左側の「ユーザープリセット」を探し、「+」アイコンをクリックしてアクセスしてください。
- 「プリセット」セクションの一番下までスクロールし、「ユーザープリセット」の中にインストールしたプリセットがあるか確認します。表示されていない場合は読み込みに失敗しているため、もう一度やり直しましょう。
スマートフォンへのLightroomプリセットのインストール方法
手順を解説する前に、モバイル版のLightroomプリセットは通常のプリセットファイルではなく、特定の設定が保存された画像ファイルであることを覚えておきましょう。この設定情報をコピーして、自分の写真に適用することになります。
- Adobe Lightroomアプリで、雰囲気ごとにアルバムを作成します。例えば「ポップ系」「空撮影用」「モノトーン系」などです。後の編集作業で、写真のテイストに応じたメニューとして役立ちます。
- アルバムを作成するには、「アルバム」の横にあるプラス(+)アイコンをタップします。新しいアルバムを作成して名前を付けるダイアログが表示されます。
- ダウンロードした.dng形式のLightroomプリセットを、画面下部の追加アイコンから作成したアルバムにアップロードします。
- アップロードが完了すると、写真の右上に「DNG」ラベルが表示されるので、それがプリセットだとひと目で分かります。
ここからが楽しい部分です。デスクトップまたはスマホにインストールしたLightroomプリセットを実際に使ってみましょう。フィルターとして適用するのはとても簡単です。
デスクトップ版でプリセットを使って写真を編集する方法
これで、地味な写真をSNS映えする素晴らしい画像に変身させる準備が整いました。以下の手順に従ってください。
- 「ファイル」→「写真とビデオを読み込み」をクリックして、Adobe Lightroomに写真を読み込みます。ショートカットキーでは、WindowsならCtrl+I、MacならShift+Cmd+Iでも操作できます。
- 読み込んだ写真が画面に表示されます。編集したい写真を選択し、画面左側の「プリセット」パネルを開きます。一番下の「ユーザープリセット」までスクロールすると、インストール済みのプリセットが見つかります。
- 好みのLightroomプリセットをクリックすると、選択した画像に自動的にその設定が適用されます。
- 選んだプリセットが画像に合わないこともあります。そんなときは、画面右側のパネルで明るさ・露出・ハイライト・シャドウ・彩度などの数値をスライドさせて微調整しましょう。
- 編集が完了したら、「ファイル」→「書き出し」をクリックして写真を保存します。
プリセットを使って写真を一括編集する方法
上記の手順を1枚ずつ繰り返すのは、大量の写真を編集する場合には大変です。Adobe Lightroomのプリセットなら、次の手順でより効率的に編集できます。
- 複数の写真をAdobe Lightroomに読み込みます。「ファイル」→「読み込み」をクリックし、編集したい写真を選択してください。
- 写真が画面の中央エリアに表示されます。すべての写真を選択(ハイライト)することで、一括編集の準備ができます。
- 画面右側にある「クイック現像」パネルを探し、ドロップダウン矢印をクリックして一番下までスクロール。「ユーザープリセット」を選ぶと、選択中のすべての画像にフィルターが適用されます。あとは各写真の細かい部分を個別に修正するだけです。
スマートフォンでプリセットを使って写真を編集する方法
お気に入りのスマートフォンだけで、Instagram映えする写真を作れる簡単な手順をご紹介します。
- Adobe Lightroomアプリを開き、ホーム画面で青い追加アイコンをタップして写真を読み込みます。編集したい写真を選んで「追加」をタップしてください。
- 「ライブラリ」をタップし、プリセットを保存したアルバムを開きます。プリセットを選択すると、.dng形式の画像が画面に表示されます。
- 画面右上の三点アイコンをタップし、「設定をコピー」を選択します。
- プリセットに埋め込まれたすべての設定が一覧表示された画面が現れます。必要に応じて一部の設定のチェックを外し、完了したらチェックマークをタップしましょう。
- 編集したい写真に戻り、アプリ右端のアイコンをタップして「設定をペースト」を選択すると、プリセットの設定が適用されます。
- 画面上部の共有アイコンをタップし、「カメラロールに書き出し」を選択して、編集した画像を保存します。
オリジナルのLightroomプリセットを作る方法
インターネットを探しても理想のプリセットが見つからない場合は、自分で作ってしまうのも一つの手です。Adobe Lightroomソフトウェアでの手順は以下の通りです。
- 写真を読み込み、画面右側の「基本」パネルで露出・明るさ・明瞭度・彩度などの基本要素を調整して編集します。
- 仕上がりに満足したら、右側パネル上部のナビゲーションから「現像モジュール」をクリックします。次に左側の「プリセット」横のプラス(+)ボタンをクリックしてください。
- 「プリセットを作成」を選択します。表示された「新規現像プリセット」ダイアログで、必要に応じてチェックボックスのオン/オフを切り替え、プリセットに固有の名前を付けて「作成」をクリックすれば完成です。
スマートフォンでもほぼ同じ流れで作成できます。手順は以下の通りです。
- 読み込んだ写真をお好みに編集したら、右上端のアイコンをタップし、「プリセットを作成」を選択します。ここで名前を付けることもできます。
- 作成したプリセットは、画面下部の「プリセット」タブから利用できます。「あなたのプリセット」内の「ユーザープリセット」を選べば、自作のLightroomプリセットを適用できます。
これで、Lightroomプリセットで美しく仕上げた写真が完成しました。Instagramやその他のSNSにぜひ投稿してみてください。
よくある質問
1. Lightroomプリセットの効果を最大限に引き出すのに推奨される画像ファイル形式は?
カメラマンであれば、普段のJPEGではなくRAW形式で撮影するのがおすすめです。JPEGは画質を損なわない範囲で画像データを圧縮し、ファイルサイズを小さくする形式だからです。ただし、RAW形式で撮影するとSDカードの容量を大きく消費します。どちらの形式もLightroomのソフトウェアおよびアプリで問題なく読み込めるため、最終的にはご自身の使い方に合わせて選択しましょう。
2. 新しいスマホに機種変更すると、プリセットは失われますか?
ご安心ください。Adobe Lightroomアプリはクラウドベースのため、旧端末で読み込んだり作成したりしたプリセットはクラウドにバックアップされています。両方の端末で同じAdobe IDを使用していれば、新しいスマホでインターネットに接続した時点で自動的に同期され、プリセットが表示されます。
3. 自分で作ったLightroomプリセットを友達と共有できますか?
もちろん可能です。Adobe Lightroomで作成した.lrtemplateファイルや.dngファイルは、メールで送信できます。友達がそれぞれのパソコンやスマートフォンにファイルを読み込めば、自由にプリセットを活用できるようになります。
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