Windows 10でキオスクモードを設定する最も簡単な方法
以前、Windows 8.1を「割り当てられたアクセス(Assigned Access)」機能を使ってキオスクモードにする方法をご紹介しました。キオスクモードとは、システム上で1つのアプリのみを実行できるようにする機能で、利用者を厳しく管理したい公共のPCや店舗端末などに最適です。
Windows 10では手順が大きく変更されました。この記事では、新しい手順で同じことを実現する方法を解説します。基本的な流れは、Windows 10のPCに新しいローカルユーザーアカウントを作成し、そのユーザーが実行できるアプリを指定するというものです。ただし、指定できるのはユニバーサルWindowsストアアプリのみという制限があります。複数のアプリを許可したり、従来型のWindowsアプリ(EXE形式のプログラム)を使いたい場合は、より高度で複雑な「Windows構成デザイナー(Windows Configuration Designer)」を利用する必要があります。
Windows 10でキオスクモードを設定する手順
最も簡単な方法は、スタート → 設定 → アカウント → 家族とその他のユーザー の順に開くことです。

1. 新しいローカルアカウントを作成する
画面の下部にある「その他のユーザー」セクションと、「割り当てられたアクセスのセットアップ」というリンクが表示されます。まだ2つ目のアカウントを作成していない場合は、まず「このPCに他のユーザーを追加」をクリックしましょう。

現在のアカウントがMicrosoftアカウントの場合、別のMicrosoftアカウントを作成するよう促されますが、キオスクモードにはローカルアカウントが必要です。そこで、「このユーザーのサインイン情報がありません」というリンクをクリックします。

さらにMicrosoftアカウントの新規作成を勧められますが、ここでも無視して、画面下部の「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」を選択してください。

続いて、キオスク用アカウントの名前とパスワードを入力します。パスワードのヒントも必須なので、忘れずに設定しておきましょう。

2. 割り当てられたアクセスを設定する
アカウントを作成したら、「割り当てられたアクセスのセットアップ」リンクをクリックし、「アカウントを選択」から先ほど作成したアカウントを指定します。次に「アプリを選択」をクリックして、キオスクモードで実行するストアアプリを選びます。

3. 動作確認を行う
以上で設定は完了です。PCを再起動して新しいアカウントにサインインすると、ユーザーは選択した1つのアプリが全画面表示されるだけで、他の操作は一切できなくなります。
このモードから抜け出す唯一の方法は、Ctrl + Alt + Deleteキーを押すことです。押すとログイン画面に戻りますが、そこでは他のユーザーアカウントが表示されるため、管理者アカウントなどには必ず強固なパスワードを設定しておきましょう。
注意点と補足
残念ながら、アプリの一覧にはMicrosoft EdgeやInternet Explorerが含まれていません。ブラウザ用途でのキオスク運用を考えている場合、これは少し不便に感じるでしょう。
前述のとおり、独自のカスタムプログラムや複数のアプリを許可したい場合は、Windows構成デザイナーを使う必要があります。手順は複雑になりますが、確実に実現可能な方法なので、本格的なキオスク環境を構築したい方はこちらを検討してみてください。
設定について不明な点がある場合は、ぜひコメントでお知らせください。
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