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パソコンを適切に掃除する方法|内部と外部のクリーニング完全ガイド

何事もきれいにしておけばうまくいくもの。散らかった環境は作業効率を下げてしまいます。だからこそ、パソコンは定期的に掃除することが大切です。春先はちょうどよいタイミングと言えるでしょう。

ハードディスクが整理されたパソコンが速く快適に動くように、ホコリが溜まっていないパソコンは冷えやすく、結果としてより速く安定して動作します。モニター・キーボード・マウスまできれいになっていれば、使うたびに気持ちよさすら感じられるはずです。

きちんとした掃除には多くの手順がありますが、慣れれば短時間で終わります。ステップが多いため、この記事は2部構成にしています。第1部となる今回は「物理的なクリーニング」、第2部ではWindowsやハードディスクといった「内部(ソフトウェア面)のクリーニング」を解説します。

それでは、Windowsパソコンを物理的にきれいにする最良の方法を見ていきましょう。

パソコン本体(物理パーツ)のクリーニング

電源が入ったまま、あるいは電源ケーブルが接続された状態での物理的な掃除は絶対に行わないでください。掃除の前に必ずパソコンや各機器のプラグを抜いてください。

また、パソコンやノートPCに残った「残留電気」や「静電気」を放電させておくことも重要です。デスクトップPCとノートPCそれぞれの手順を以下に示します。静電気は人にもパソコンにも深刻な脅威となります。強いショックを与えたり、最悪の場合パソコンを永久に故障させたりする可能性があるのです。

デスクトップPCの残留電気・静電気の放電方法

  • 普段どおり、OSからシャットダウンします。
  • 壁のコンセントから電源プラグを抜きます。
  • ケースの金属部分に触れて静電気を逃がします。内部の部品には触れないでください。
  • 電源ボタンを約20秒間押し続け、残留電気を放電します。

ノートPCの残留電気・静電気の放電方法

  • 普段どおり、OSからシャットダウンします。
  • 壁のコンセントから電源ケーブルを抜き、ACアダプター(変換器)もノートPCから取り外します。
  • 可能であればバッテリーを取り外します。最近のノートPCの中には、筐体を開かないとバッテリーを外せない機種もありますが、その場合は開けることをおすすめしません。
  • 筐体の金属部分に触れて静電気を逃がします。内部の部品には触れないでください。
  • 電源ボタンを約20秒間押し続け、残留電気を放電します。

液体とパソコンの関係

液体洗剤や水をパソコンの部品に直接つけることは決してしないでください。必ず布・綿棒・メルクマールイレーサーなどに含ませてから拭くようにします。濡れ具合は「乾いていないことがわかる程度」が目安です。

水などの液体と電気は相性が悪いのです。水や多くの液体は電気をよく通すため、ごく少量でも通電してしまいます。

それによりパソコンがショートしたり、あなたとパソコンの間に電気が流れて痛みや重大な怪我につながったりする恐れがあります。最悪の場合、命に関わることさえあります。

さらに、掃除後は電源を再接続して起動する前に、パソコンを十分に自然乾燥させてください。布がわずかに湿っている程度なら5分ほどで乾きますが、それ以上待てるのであれば待つに越したことはありません。

エアダスター(圧縮空気)の安全な使い方

浮いたホコリや汚れを吹き飛ばすには、エアダスター(缶入り圧縮空気)が最適です。ただし、加圧された空気を使う際には、人とパソコン両方の安全面で注意すべき点があります。

  • パソコン用として明記されていないエアコンプレッサーは使用しないでください。一般的なエアコンプレッサーは圧力が強すぎて小さな部品を外してしまうことがあり、さらに空気中に水分や油分が含まれている場合、ショートの原因になります。
  • 保護メガネと防塵マスクを着用しましょう。メガネは飛び散ったゴミから目を守り、マスクはホコリの吸入を防ぎます。ホコリには水銀や鉛などの重金属が微量に含まれていることがあり、毎日パソコンを掃除するような方は体内に蓄積して健康を害する恐れがあります。
  • エアダスターを使うときは、缶の説明書きに必ず従ってください。自分に向けて噴射してはいけませんし、使用中は常に缶を立てて持ちます。噴射剤は皮膚を凍傷のように焼くことがあるためです。缶を立てておくことで、液体状の噴射剤が一気に出てパソコンを傷めるのも防げます。

安全対策は万全です。それでは、パソコン本体の各パーツの掃除に取り掛かりましょう。

掃除に必要な道具

  • 清潔で乾いたマイクロファイバークロス(または柔らかい糸くずの出ない布)2枚。1枚は湿らせる用、もう1枚は乾いたまま使います。
  • 綿棒(Q-tipsのようなもの)。先端が細く尖ったタイプは、ベゼルの縁など届きにくい場所の掃除に便利です。
  • 画面クリーナー液。アンモニアやアルコール配合のものは使わないでください。市販のクリーニング液でもいいですし、水半カップ+白酢小さじ半分、あるいはマイルドな食器用洗剤を2滴ほど混ぜたもので代用できます。
  • その他の部分には、硬い表面用の一般的なクリーナーでOK。画面クリーナー液を流用しても構いません。
  • エアダスター。
  • 99%近い濃度の消毒用エタノール(無水エタノール)。(電子部品周りの徹底掃除用のオプション。端子の掃除に自信がない場合はスキップしてください。安全第一です。)
  • キーボードや筐体がひどく汚れている場合のメルクマールイレーサー(メラミンスポンジ)。

画面(モニター)の掃除方法

画面はパソコンの世界を見る窓であり、私たちがパソコンを使う最大の理由とも言える存在です。だからこそ、いつもクリアな状態に保ちたいものです。読みやすく見やすい画面は、そのまま使いやすさにつながります。

画面を掃除する手順

  • モニターの電源を切り、可能なら電源プラグも抜きます。ノートPCの場合は本体の電源を切ります。万一液体が電子基板に触れても、故障や怪我を防ぐための措置です。
  • 乾いたマイクロファイバークロスで、画面全体・ベゼル(外枠)・背面を優しく拭きます。浮いたホコリや汚れが取れます。
  • エアダスターで、ホコリが溜まりそうな隙間に吹き付けます。
  • 綿棒を使って、ベゼルと画面の接する角の奥に挟まったホコリや汚れを取り除きます。
  • 画面クリーナー液をマイクロファイバークロスに吹き付けるか含ませます。布は指で触って「少し湿っている」とわかる程度に。滴るほど濡らしてはいけません。画面やパソコン本体に直接吹き付けないでください。液体と電子機器は相性が悪いのです。その布で画面を拭き、残ったホコリ・汚れ・指紋を落とします。
  • もう1枚の乾いたマイクロファイバークロスで、画面を乾かしながら磨き上げます。円を描くように拭くと筋(スジ)が残りにくくなります。
  • 再び電源を入れる前に、画面を完全に自然乾燥させます。
  • 電源を入れ直し、拭き残しがないか確認します。数カ所だけ残っていたら乾いた布で落とせるはずです。湿らせた布が必要そうなら、再度モニターの電源を抜いてやり直しましょう。

キーボードとマウスの掃除方法

キーボードを掃除する手順

  • キーボードをパソコンから外します。ノートPCの場合は、電源オフ・プラグ抜き・バッテリー取り外しを確認し、上記の残留電気・静電気の放電手順を行ってください。
  • キーボードをひっくり返して振ります。ノートPC内蔵キーボードでなければ、ひっくり返したまま硬い面に軽くトントンと叩きつけるのも効果的です。出てくるものに少し引くかもしれません。パソコンのそばで食べたことがなくても、なかなかグロテスクなものが出てきます。次に進む前に布できれいに拭き取ってください。
  • エアダスターで残りのホコリやゴミを吹き飛ばします。
  • 柔らかく乾いた糸くずの出ない布で、キー全体を軽く拭き上げます。
  • 可能であれば、湿らせた綿棒でキーの隙間や溝を掃除します。
  • 布にクリーナー液を含ませ、キーボード全体を拭いてから、各キーを個別にきれいにします。こびりついた汚れがある場合は、少し強めに擦るか、軽く湿らせたメルクマールイレーサーを使いましょう。
  • 湿らせた布でケーブル全体を根元から先端まで拭きます。このとき引っかかりがないか確認してください。引っかかる場合はケーブルが損傷している可能性があり、トラブルの原因になります。安全のためキーボードごと交換するのがおすすめです。

マウス・タッチパッドを掃除する手順

  • マウスをパソコンから外します。ノートPCの場合は、電源オフ・プラグ抜き・バッテリー取り外し・放電まで済ませておきます。
  • エアダスターで浮いたホコリやゴミを吹き飛ばします。
  • 柔らかく乾いた糸くずの出ない布で、マウスまたはタッチパッドの表面全体を優しく拭きます。
  • 必要であれば、湿らせた綿棒でマウスやタッチパッドの溝を掃除します。
  • 布にクリーナー液を含ませ、マウスやタッチパッドを拭きます。頑固な汚れがある場合は、少し強めに擦るか、軽く湿らせたメルクマールイレーサーを使いましょう。
  • 湿らせた布でマウスのケーブル全体を拭きます。ここでも引っかかりの有無をチェックしてください。引っかかる場合は損傷の疑いがあり、トラブルの原因になります。この場合も、交換が最も安全な選択肢です。

パソコン・ノートPC本体全体を掃除する手順

まずパソコンまたはノートPCの電源を切り、上記の残留電気・静電気の放電手順を実施します。

パソコンからすべてのケーブルを取り外します。

エアダスターで、本体の通気口やポートに溜まったホコリを吹き飛ばします。大量のホコリが舞い上がる覚悟をしてください。目に見えるホコリが出なくなるまで繰り返します。

カバーを外せるデスクトップPCの場合は、側板を開けて内部のホコリを一気に吹き飛ばしましょう。この機会に各部品に破損や劣化がないか目視で点検するのもおすすめです。確認が終わったら、外装の掃除に戻ります。

ノートPCの場合は、HDDやメモリーにアクセスできる着脱式のカバーが付いていることがあります。自信があればカバーを外し、エアダスターで内部のホコリを吹き出してください。

  • クリーナー液を含ませた綿棒で、隙間や通気口の汚れを丁寧に取り除きます。
  • 無水エタノールを含ませた綿棒で、各ポートの汚れを落とします。
  • 乾いた布で、浮いたホコリやゴミを拭き取ります。
  • 布にクリーナー液を含ませ、PCまたはノートPCの外装全体を拭き上げます。
  • 落ちにくい汚れや傷跡があれば、メルクマールイレーサーで仕上げましょう。
  • 湿らせた布で、パソコンに接続していたすべてのケーブル(電源・モニター・USBなど)を根元から先端まで拭きます。ケーブルとコネクターに損傷がないか確認し、必要なら修理または交換してください。このタイミングで配線を整理すれば、机の上もすっきりし、足元のつまずき防止にもなります。
  • 必要に応じて、無水エタノールを含ませた綿棒でケーブル端子の接点を掃除します。掃除した後は、少なくとも5分以上自然乾燥させてから再接続してください。完全に乾いているか必ず確認しましょう。
  • すべてのケーブルを確実に差し込み、固定できたら、快適になったパソコンライフをお楽しみください。

掃除完了!これからの快適さ

これであなたのパソコンは、箱から出したときとほぼ同じくらいきれいになりました。きっと気分もすっきりしているはずです。そして保証しますが、パソコン自身も喜んでいるはずです。空気がスムーズに流れるようになり、パソコンは冷えた状態を保ちながら高速で動作します。

ケーブルの接点もきれいになり、しっかりと差し込まれているため、パソコン内部の各部品同士がよりスムーズに通信できるようになりました。配線を整理していれば、デスクのスペースも広がり、足元の危険も減ったことでしょう。

もし損傷したケーブルを見つけて修理・交換していれば、パソコンはより速く、より安全に動くようになっています。この一連の作業にかかった時間は約30分。

この30分、あなたにとって価値のある時間でしたか? 続編の第2部では、Windowsとハードディスクというパソコンの「内側」をきれいに整える方法をご紹介します。お楽しみに!

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