Photoshopで背景を削除・置換する方法を徹底解説!初心者でも簡単にできる2つのテクニック
Photoshop(フォトショップ)は、写真編集ソフトの代名詞的存在です。古い写真の補正から、まったく新しいデザインの作成まで、基本機能から高度な機能まで幅広く備えており、多くのユーザーに支持されています。そんなPhotoshopの便利な使い方のひとつが、写真の背景の削除・置き換えです。
現在のPhotoshopは以前よりも格段に使いやすくなり、こうした基本的な編集作業も簡単に行えるようになりました。この記事では、Photoshopで背景を削除する方法を、初心者にもわかりやすい手順で解説します。最新バージョンを基準にしていますが、旧バージョンでも同様に作業できる場合があります。
背景消しゴムツールで背景を削除する方法
Photoshopで画像からオブジェクトを切り抜いた経験があるなら、画像編集の基本的な流れはすでに把握できているはずです。背景の削除には、背景消しゴムツール(Background Eraser)という専用ツールが便利です。
これはPhotoshopの背景編集において最もポピュラーな手法で、古いバージョンのソフトでも利用できるのが魅力です。
- 背景消しゴムツールは、画面左側のツールボックスにある消しゴムツールのバリエーションのひとつです。消しゴムツールのアイコンをクリックして押し続けるとドロップダウンメニューが表示されるので、そこから背景消しゴムツールを選択しましょう。
- 背景をきれいに切り抜くためには、感度の設定調整が必要です。背景消しゴムツールを選択した状態で、上部メニューの設定アイコンをクリックすると、ブラシサイズ・硬さ・許容値などを調整できるドロップダウンメニューが開きます。
- 特に重要な設定が、上部メニューに表示される許容値(Tolerance)です。数値を低くすると消しゴムが認識する色の範囲が狭まり、高くすると一度により多くの色を消去できます。扱う画像や背景に応じて、精度を調整しましょう。
- 複雑な背景の場合は、サンプル(Sample)を連続(Continuous)に設定するのがおすすめです。これにより、消しゴムを動かしながら認識する色が随時更新されます。色数の少ないシンプルな画像なら、不連続(Discontinuous)や輪郭を検出(Find Edges)に変更してもよいでしょう。
- 準備ができたら、残したい被写体と削除したい背景の境界線に沿って、慎重に消しゴムをドラッグします。設定が正しければ、被写体を残したまま背景だけが消えていきます。
背景をきれいに仕上げるには、ある程度のコツと試行錯誤が必要です。複雑な背景でうまくいかない場合は、次に紹介する被写体を選択(Select Subject)機能の利用を検討してみてください。
被写体を選択機能で背景を削除する方法
被写体を選択(Select Subject)は、比較的最近追加された機能で、画像の主題を自動的に選択できます。内蔵されたAI技術によって、画像内の要素を自動的に判別・分離してくれるのです。
背景の削除には特に便利な機能です。背景を手作業で消す代わりに、残したい被写体を選択するだけで、その背後の背景をまとめて除去できます。
- 使用するには、まず左側のツールボックスで選択系ツールをアクティブにします。次に、上部メニューの「選択とマスク」ボタンをクリックしてください。
- 選択とマスク画面が開いたら、被写体を選択ボタンをクリックします。AIが自動的に被写体を検出し、左側にプレビューが表示されます。右側のパネルで必要に応じて設定を調整しましょう(デフォルト設定のままでも多くの場合問題ありません)。問題なければ右側メニューのOKをクリックして確定します。
確定すると、AIが検出した背景部分が削除され、白い背景に置き換わります。あとは好みに合わせて新しい背景へ入れ替えましょう。
Photoshopで背景を置き換える方法
画像の背景を置き換えるには、まず背景を削除して透明化し、その後、被写体の背面に新しいレイヤーを追加して新しい背景を作成します。
被写体を選択機能を使えば、編集・差し替え可能な背景レイヤーが自動的に生成されるため、背景の置き換えにはこの方法が最適です。背景消しゴムツールなど別の方法で背景を削除した場合も、同じ要領で新しい背景レイヤーを追加できます。
- まず選択範囲 > 選択とマスクをクリックして被写体を選択機能にアクセスします。選択とマスク画面が開いたら、上部メニューの被写体を選択をクリックしましょう。
- 被写体を選択のデフォルト設定はほとんどのケースで十分ですが、うまくいかない場合は調整してください。準備ができたらOKを押して確定します。
- 背景を削除したら、新しい背景レイヤーの編集または挿入を行います。レイヤーパネルには「背景」という名前のレイヤーが表示されているはずです。たとえば、このレイヤーを選択して塗りつぶしツール(ペイントバケット)を使えば、背景を単一の色に置き換えられます。
- レイヤーを削除したい場合は、「背景」レイヤーを右クリックし、レイヤーを削除を選択します。
- クリップボードに保存している別の画像をレイヤーとして挿入するには、レイヤー > 新規 > コピーを新規レイヤーに貼り付けを選択します。完全な空白レイヤーを作成したい場合は、代わりに新規レイヤーをクリックしましょう。
- クリップボードの画像を貼り付ける場合は、最初にレイヤー名の入力を求められます。「新規背景」などわかりやすい名前を付けて、OKをクリックして確定しましょう。
- 新規レイヤーを作成する場合も、同様にレイヤー名の入力が必要です。名前を付けてOKをクリックすれば、レイヤーが追加されます。
挿入した新しいレイヤーは、自由に編集できます。デフォルトでは、Photoshopはこのレイヤーをレイヤースタックの一番下に配置します。つまり、背景レイヤーが被写体の下に配置され、元の画像の背景が新しい背景に置き換わるというわけです。
その後も、左側のツールボックスから各種ツールを使って、レイヤーの色変更や新しい要素の追加など、さらに細かい調整を行えます。
代替となる画像編集ツールを活用する
Photoshopがインストールされていない環境でも、代替の画像編集ソフトを使えば背景の削除が可能です。やや難易度は上がりますが、無料のオープンソース画像編集ソフトGIMPなら、魔法の杖ツールを使って同様の作業が行えます。
Macユーザーであれば、Photoscape Xのような無料のMac用画像編集アプリで背景を削除できる場合もあります。PhotoshopやGIMPなどでの作業が難しい場合は、Remove.bgのようなオンラインサービスを利用すれば、ブラウザ上で自動的に背景を除去することもできます。
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