スマホをワイヤレスWebカメラとして使う方法(iPhone・Android対応)
会議が始まろうとしているのに、手元にWebカメラがない——そんな経験はありませんか?実は、AndroidやiPhoneに搭載されているカメラを、ワイヤレスのWebカメラとして活用できます。必要なのは適切なソフトウェアと、場合によってはいくつかのアクセサリーだけです。
クイックヒント
スマートフォンはZoomやSkype、Microsoft Teamsなどのビデオ会議アプリを快適に動かせるため、パソコン側で別の作業を行いながら通話することも可能です。ただし、通話中にパソコンの画面を同時に共有したい場合は、スマホをWebカメラとして使う必要があります。
スマホをWebカメラ代わりにするメリット
スマートフォンをWebカメラとして使うのは理にかなっています。最大の理由は、スマホのインカメラ(前面カメラ)の画質が、多くのノートパソコンに内蔵されたWebカメラよりも優れている点です。
また、Logitech C922 Proのような高品質なWebカメラを新たに購入すれば追加費用がかかりますが、すでにスマホを持っているならその出費を抑えられます。
さらに、ノートパソコン内蔵カメラと比べて設置場所の自由度が高いのも大きな利点です。ワイヤレス接続なら、カメラの位置や角度を柔軟に調整できます。
スマホの固定方法(マウント)
市販のWebカメラには、モニターに取り付けられるタイプ、自立するタイプ、三脚用ネジ穴を備えたタイプなどがあります。スマートフォンについても同様に、用途に合わせて固定できるアクセサリーが豊富に販売されています。スマホ用の三脚マウントと実際の三脚が必要になります。セットで販売されているものもあれば、別々に売られている製品を組み合わせることも可能です。
卓上三脚は手軽でおすすめですが、大型の三脚をすでにお持ちなら、スマホ用マウントと組み合わせて使うこともできます。
写真では、JobyのGripTight MountとGorillaPod三脚を使用しています。GripTightは折りたたんで持ち運べるうえ、単体でも自立します。ただし、角度を調整することができず、平らな面にしか置けない点には注意が必要です。
専用マイクの導入も検討しよう
ほとんどのスマホ用Webカメラアプリでは、スマホ本体のマイクをビデオ通話アプリでそのまま使えます。では、それで十分なのでしょうか?答えは使用するデバイス次第です。一般的に、スマホのマイクはノートパソコン内蔵のマイクより高性能なことがほとんどです。とはいえ、専用マイクの使用を常におすすめします。
ただし、スタンドアロンのマイクに投資する前に、まずスマホのマイクで音声をテストし、満足できる品質かどうか確認してみましょう。
専用マイクにはヘッドセット型、ラベリア型(クリップ式)、卓上コンデンサー型などさまざまな種類があり、いずれもスマホの内蔵マイクよりも優れた音質が期待できます。
有線かワイヤレスか?
USBケーブル接続を使って、スマホをWebカメラとして利用することもできます。ワイヤレス接続ではなく有線接続を選ぶべき理由はいくつかあります。
- 接続の安定性が高い
- パフォーマンスに優れる
- バッテリーの消耗を防げる
- WiFi盗聴によるプライバシーリスクが低い
どうしてもケーブルが邪魔になるという特別な事情がない限り、有線接続をおすすめします。また、スマホをWebカメラとして使うとバッテリーを急速に消耗する可能性があるため、モバイルバッテリーや充電器を手元に用意しておきましょう。
DroidCamのご紹介
DroidCamは、スマホをWebカメラとして使えるようにするアプリとして最も有名です。AndroidとiOSの両方に対応しており、WindowsおよびLinux向けのクライアントも提供されています。残念ながらmacOSユーザーはDroidCamを利用できませんが、代替アプリについてはこの記事の後半で紹介します。
DroidCamは無料で使えますが、解像度は標準画質(SD)に制限されます。HD画質の映像が必要な場合は、約5.99ドルのPro版へのアップグレードが必要です。DroidCamはワイヤレス接続、IPカメラとしての利用、有線接続の3方式に対応しているため、自分に合った接続方法を選べます。
スマホをワイヤレスWebカメラとして使う手順
DroidCamのセットアップはとても簡単です。
- DroidCamのWindowsクライアントをダウンロードしてインストールします。
- AndroidまたはiOS向けのDroidCamアプリをインストールします。
- パソコンを再起動して、Webカメラドライバーが正しく統合されるようにします。
- パソコンとスマホが同じWiFiネットワークに接続されていることを確認します。
- クライアントとアプリの両方を起動します。
- スマホやタブレットの画面に表示されるデバイスのIPアドレスを確認し、メモしておきます。この情報をDroidCamのWindowsクライアントに入力します。
- PCクライアントにダイアログボックスが表示されます。表示されない場合はDroidCam>Startを選択してください。
- DroidCamのポート番号が両方のデバイスで一致していることを確認します。
- 音声も一緒に送信したい場合は、該当するチェックボックスをオンにします。
- Startを選択します。
これでWindowsクライアントにカメラのプレビューが表示されるはずです。あとは、使用するビデオ会議アプリでWebカメラとして「DroidCam」を選択すれば完了です。
Macユーザー向けの代替アプリ
Macユーザーの方や、何らかの理由でDroidCamが気に入らない方には、いくつかの代替手段があります。
iOSデバイスをMacと組み合わせて使いたいなら、「Camo」がおすすめです。基本版は無料ですが、「Pro」サブスクリプションに加入するとCamoの透かしが非表示になり、プレミアム機能が解放され、2台のパソコンでソフトを使用できるようになります。気に入れば永久ライセンスの購入オプションもありますが、やや高価です。
macOS向けのもうひとつの候補は、Corsair傘下のElgatoブランドが開発した「EpocCam」です。Elgatoはストリーミング機器の市場リーダーであり、この分野で確かな技術力を持っていることは間違いありません。EpocCamはMacとPCの両方で動作しますが、Camoと同様にiOSデバイス専用です。
一部のユーザーからはEpocCamの広告が煩わしいという声もありますが、これはあくまで個人の感覚の問題です。幸い無料で試せるため、実際に使って自分で判断できます。
AndroidスマホをmacOSのパソコンと組み合わせたい場合は「Iriun Webcam」が役立ちます。Windows、macOS、Ubuntu Linux、Android、iOSと幅広いプラットフォームに対応しています。基本版は無料ですが、有料の「Pro」版ではより高度な機能を利用できます。
スマホのWebカメラ化は選択肢のひとつ
すでに持っているカメラを活用するのは便利でお財布にも優しい方法ですが、デメリットも存在します。スマホをWebカメラとして使うのは明らかに手間がかかり、セットアップにはある程度の技術力が必要です。
信頼性の問題も考慮すべきポイントです。スマホのWebカメラ環境が突然動作しなくなることもあり得ます。原因としては、スマホのOSアップデートや接続の不具合などが考えられます。ノートパソコンなら内蔵カメラへ切り替えられますが、バックアップがないデスクトップPCユーザーにとっては深刻な問題になる可能性があります。
さらに、スマホを他の用途に使いづらくなり、場合によってはスマホへの着信によってビデオ通話が中断されることもあります。これは設定(おやすみモード/DNDの有効化が可能)や各アプリの動作仕様によるところが大きいです。それでも、選択肢が増えることに越したことはなく、スマホをWebカメラとして使う方法があなたにとって最適な解決策になるかもしれません。
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