ブラウザが重い原因は拡張機能かも?メモリを大量消費する拡張機能の特定方法
最近、ブラウザの動作が極端に遅くなっていませんか?その主な原因は、起動している拡張機能が多すぎることであるケースがほとんどです。拡張機能が増えるほど、ブラウザが必要とするメモリも増加していきます。もしブラウザの操作が耐えがたいほど遅いと感じたら、最もメモリを消費している拡張機能を無効化またはアンインストールする必要があります。しかし、どの拡張機能が一番メモリを食っているのか、どうやって特定すればよいのでしょうか?
確認方法はブラウザごとに異なります。この記事では、代表的な3つのブラウザ「Chrome」「Firefox」「Internet Explorer」それぞれでの調べ方を詳しく解説します。
Chromeの場合
まずはGoogle Chromeから見ていきましょう。他の多くのブラウザと違い、Chromeは「どの拡張機能やアプリがメモリを占有しているか」を把握するのがとても得意です。メモリ使用量を分析するためのツールが、最初からブラウザに組み込まれています。
それがChromeタスクマネージャーです。Chromeの初期バージョンから存在する歴史ある機能ですが、意外と知られておらず、使ったことがない人も多いのではないでしょうか。
タスクマネージャーの開き方
- 右上のメニューボタン(縦3点アイコン)をクリック
- 「その他のツール」にカーソルを合わせる
- 「タスク マネージャ」を選択
なお、Windowsならショートカットキーの Shift + Esc でも直接開くことができます。
メモリ使用量の確認と並べ替え
タスクマネージャーを開くと複数の列が表示されます。左側の列には拡張機能・タブ・バックグラウンドプロセスの名前が、隣の列にはそれぞれのメモリ使用量が表示されています。見出しの「メモリ」をクリックすれば、メモリ使用量の多い順に並べ替え可能です。
上位に表示された拡張機能の中で、めったに使わないものがあれば無効化しましょう。
拡張機能の無効化・削除の手順
- メニューボタン → 「その他のツール」→「拡張機能」を開く
- 対象の拡張機能を見つけて、有効化のスイッチをオフにする
完全に不要な拡張機能は、「削除」ボタンでアンインストールしてしまいましょう。
chrome://memory-redirect でさらに詳しく
Chromeには、各拡張機能やタブのメモリ使用量をより詳細に表示する隠しページもあります。アドレスバーに以下を入力してEnterキーを押してください。
chrome://memory-redirect
このページの便利なポイントは、Chromeだけでなく、PC上で動作中のすべてのブラウザのメモリ使用量を一覧表示できるところです。複数のブラウザを併用している場合の比較にも役立ちます。
Firefoxの場合
Firefoxでアドオンのメモリ使用量を確認する方法は、少し皮肉な話です。「どのアドオンがメモリを消費しているかを調べるために、アドオンをインストールする」必要があるのです。妙に聞こえますが、残念ながらFirefoxにはChromeのような内蔵ツールが用意されていません。
まずはアドオンが原因か切り分ける
アドオンをインストールする前に、メモリ問題の原因が本当にアドオンにあるのかを確認しておきましょう。MozillaZine Knowledge Baseによれば、メモリ使用量の増加にはアドオン以外にもさまざまな要因が考えられます。
切り分けるには、Firefoxをセーフモード(トラブルシューティングモード)で再起動します。※PC本体のセーフモードとは別物なので混同しないよう注意してください。
- 旧バージョン:メニューバーの「ヘルプ」→「アドオンを無効化して再起動」
- 最新バージョン:「ヘルプ」→「トラブルシューティングモードで再起動」
再起動後にメモリ使用量が大幅に減少していれば、アドオンが原因である可能性が高いといえます。
about:addons-memory で各アドオンの使用量を確認
原因がアドオンだと絞り込めたら、拡張機能「about:addons-memory」をインストールします。
インストール後、アドレスバーに about:addons-memory と入力するだけで(再起動は不要)、各アドオンのメモリ使用量が一覧表示されます。
アドオンの無効化手順
- メニューボタン → 「アドオンとテーマ」を開く
- アドオンマネージャーで対象のアドオンを選択
- 「無効化」ボタンをクリック
Internet Explorerの場合
※Internet Explorerは2022年6月にサポートが終了しています。以下は社内システムなどレガシー環境でIEを使い続けている方向けの情報です。
Firefoxと同様、Internet Explorerにも各アドオンのメモリ使用量を手軽に表示する機能はありません。ただし、各アドオンの読み込みにかかる時間を詳細に確認できます。この情報は診断として非常に有用です。他のアドオンより読み込みが明らかに遅いものは、ブラウザ全体が重くなる犯人である可能性が高いからです。
アドオンの読み込み時間を確認する手順
- IE右上の歯車アイコンをクリック
- 「アドオンの管理」を選択
表示される一覧のうち、「読み込み時間」の列にはアドオンの読み込みにかかる時間が、「ナビゲーション時間」の列にはページを開くたびにアドオンが発生させる遅延時間がそれぞれ表示されます。読み込みが遅いアドオンをリストから選択し、「無効化」ボタンをクリックすればオフにできます。
あなたのメモリを食べていたのはどの拡張機能?
ブラウザ拡張機能は、できることを大きく広げてくれる魅力的な存在です。翻訳、広告ブロック、パスワード管理など、ブラウザひとつでこなせる作業は驚くほど多彩になりました。しかし、拡張機能を追加するたびに、リソース消費の増加という形でパフォーマンス低下という代償を払うことになります。
だからこそ、拡張機能は本当に必要な最小限にとどめるか、必要なときだけ有効化する運用がおすすめです。そして忘れてはいけないのは、「重くなったブラウザを軽量化してくれる拡張機能」は存在しないということです。
さらにセキュリティの観点でも、拡張機能が多ければ多いほどマルウェアにさらされるリスクは高まります。過去にはGoogle Playストアにさえマルウェアが紛れ込んだ事例があるため、「ストア公開=安全」とは言い切れません。拡張機能は少なければ少ないほど良いのです。
あなたはメモリを大量消費する拡張機能を見つけたことがありますか?ぜひコメント欄で体験談を共有してください。
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