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Googleパスワードマネージャーを使うべき7つの理由と注意点

パスワードマネージャーは、安全で一意なパスワードを作成し、それらを一元管理するための理想的なツールです。実はGoogle Chromeには標準でパスワードマネージャーが組み込まれており、状況によってはサードパーティ製ソフトを新たに導入する必要がありません。

Googleのパスワードマネージャーには、会員登録の手間を省けるほか、すべてのアカウントで異なるパスワードを使い分けられるなど、多くのメリットがあります。その一方で、Googleのエコシステムに依存することになるといったデメリットも存在します。

この記事では、Chromeのパスワードマネージャーについて知っておくべき7つのポイントを詳しく解説します。

Googleパスワードマネージャーを使う7つの理由

すでにGoogleのパスワードマネージャーを使っている方も、別のパスワード管理ツールを利用している方も、以下の7つの理由から、Chromeのパスワードマネージャーは十分に検討する価値があります。

  1. 登録フォームを自動的に検出し、パスワードを入力してくれる
  2. 生成されるパスワードはすべて一意(ユニーク)
  3. 強度が高く、各サイトの文字要件にも対応したパスワードを生成
  4. パスワードが自動的にGoogleアカウントへ保存される
  5. ChromeブラウザやWebサイトからいつでもアカウント情報にアクセス可能
  6. パスワードは暗号化され、安全に保護される
  7. Googleのエコシステムとシームレスに連携

それでは、それぞれの項目を順番に詳しく見ていきましょう。

1. 登録フォームを自動検出してくれる

あらゆるオンラインサービスへの会員登録は、インターネット利用における面倒な作業のひとつです。Chromeのオートフィル機能は以前からこの手間を軽減してくれていましたが、パスワードマネージャーはさらに一歩進んで、「今まさに何かに登録しようとしている」ことを自動的に検出し、パスワードの候補を提案してくれます。

わざわざ別のパスワード管理ツールを開いたり、解読不能な文字列を自分で考え出したりする必要はありません。パスワード入力欄をクリックした瞬間に、Chromeが適切なパスワードを用意してくれるのです。

2. 生成されるパスワードはすべて一意

Googleパスワードマネージャーを使うべき7つの理由と注意点

同じパスワードを複数のサービスで使い回すのは絶対に避けるべきです。もしパスワードが漏洩すれば、攻撃者はあなたの複数のアカウントへ同時にアクセスできてしまいます。リスクを最小限に抑えるには、登録するサービスごとに固有の安全なパスワードを設定することが重要です。

Chromeのパスワードマネージャーは、この問題を自動的に解決してくれます。生成されるパスワードは毎回異なり、二つのアカウントに同じパスワードが割り当てられることはありません。

3. サイトのパスワード要件に自動対応

新しく生成されるパスワードは、通常以下のような形式になります。

  • 小文字を1文字以上含む
  • 大文字を1文字以上含む
  • 数字を1つ以上含む

これらはすべて、強固なパスワードの一般的な条件です。

さらに、登録先のサイトが記号を要求している場合、パスワードジェネレーターがそれを検出し、必要に応じて記号を含めたパスワードを生成します。また、視認性の問題から、小文字の「l」と大文字の「I」など、紛らわしい文字は意図的に避けられます。

4. パスワードを自動保存

Googleパスワードマネージャーを使うべき7つの理由と注意点

パスワードマネージャーの最大の目的は、すべてのパスワードを代わりに保管してくれることです。ランダムな文字列の羅列を、いちいち覚えていられますよね。紙に書き留める方法は安全性が低く、残念ながら多くの人がやってしまっている危険な習慣です。

Chromeが生成したパスワードを採用すると、ユーザー名とパスワードは自動的にGoogleアカウント内に保存されます。自分でパスワードを入力した場合でも、ブラウザが「保存しますか?」と尋ねてくれるので、選択次第で保存できます。

5. アカウント情報を一元的に管理・確認できる

Googleパスワードマネージャーを使うべき7つの理由と注意点

保存済みのアカウントとパスワードを確認する方法は2つあります。

Chromeから確認する場合:「アカウント > パスワード」を開きます。保存されたパスワード一覧が表示され、各エントリの横にある縦3点アイコンから「詳細」の表示や「削除」が可能です。目のアイコンをクリックするとパスワードが表示されますが、その際にはPCのログインパスワードやGoogleの2段階認証プロセスによる本人確認が必要です。

ブラウザから確認する場合:passwords.google.comにアクセスし、Googleアカウントにサインインすると、保存されている全サイトの一覧が表示されます。任意のサイトをクリックして詳細を開き、目のアイコンでパスワードを表示したり、「削除」でエントリを消したりできます。

なお、同じGoogleアカウントでサインインしていれば、スマートフォンやタブレットなど、デバイスを問わず同期されたパスワードにアクセスできるのも大きな利点です。

6. パスワードは保護されている……ただし万能ではない

予想どおり、Chromeはすべてのパスワードを暗号化して保存します。その意味で、パスワードは安全に保護されています。しかし、絶対に安全なものなど存在しません。

第一に、利用しているウェブサイト側が攻撃を受けてデータが漏洩する可能性があります。AdobeやLinkedInといった大企業でも情報漏洩事件が発生しており、今後も起こり得ることです。こうした場合、Chromeがどれほど強固なパスワードを生成していても意味がありません。定期的に自身のアカウントが侵害されていないかチェックする習慣をつけましょう。

第二に、Chromeパスワードマネージャーの安全性は、Chrome自体の管理状態に左右されます。保存データにアクセスするにはマスターパスワードが必要になるため、この認証情報は厳重に管理してください。また、別のブラウザにパスワードを保存するのも避けましょう。第三者がそのブラウザからChromeの認証情報を入手し、すべてのパスワードにアクセスされてしまう恐れがあります。

7. Googleのエコシステムに依存することになる

Googleパスワードマネージャーを使うべき7つの理由と注意点

当然の帰結とも言えますが、あえて強調しておきたいポイントです。Chromeのパスワードマネージャーを使うということは、Googleのエコシステムに組み込まれるということです。

Chromeしか使わないのであれば問題ないかもしれません。しかし、複数のブラウザを使い分けている場合、新しいアカウントを保存したり既存のパスワードを取り出したりするたびに、Googleのパスワードサービスへログインするのが煩わしく感じるでしょう。

とはいえ、Chromeパスワードマネージャーから他のサービスへデータを移行したい場合も心配ありません。Chromeで「アカウント > パスワード」を開き、「保存済みパスワード」の横にある縦3点アイコンをクリックして「パスワードをエクスポート」を選択すれば、必要な情報がすべて含まれたファイルをダウンロードできます。

Googleパスワードマネージャーの代替ツール

Chromeのパスワードマネージャーは数あるパスワード管理ツールのひとつにすぎません。比較的新しいサービスであり、パスワードの自動変更など、より多機能な他のツールには及ばない部分もあります。LessPassのように、仕組みが異なるパスワードマネージャーも存在します。

セキュリティ重視のおすすめパスワードマネージャーを比較した記事も参考にしてみてください。どのツールを選ぶにせよ、パスワードマネージャーを使うメリットは多く、整理整頓のコツを押さえておけば、日々のパスワード管理が格段に楽になります。

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