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Spotifyだけじゃない!厳選おすすめ音楽ストリーミングサービス10選

Spotifyは音楽ストリーミング市場の大きなシェアを占めていますが、だからといって何も考えずにこのサービスを選ぶ必要はありません。そもそも、地域制限の影響でSpotify自体を利用できないケースもあります。

筆者はどちらかといえばMP3派ですが、音楽ストリーミングサービスの魅力は十分理解できます。MP3コレクションをこまめに整理し続けるのは地道な作業で、そんな時間をかけられる人は限られます。シングルやアルバムの購入が減少傾向にある昨今、専用のストリーミングサービスへ移行するのが自然な流れといえるでしょう。

音楽ストリーミングサービスの基本を押さえておこう

ほとんどのストリーミングサービスは月額課金制で、料金を支払うことで膨大な楽曲ライブラリへアクセスできる仕組みです。一般的に音質は契約プランによって変わります。ただし注意したいのは、楽曲を「所有」しているわけではなく、あくまで「レンタル」しているという点です。解約すればライブラリ全体へのアクセスを失うことになります。

Spotifyをはじめ一部のサービスでは無料プランも用意されていますが、制限が多いのが実情です。オフライン再生ができなかったり、曲が切り替わるたびに広告が流されたりします。

とはいえ心配はいりません。Spotifyに引けを取らない、優れた代替サービスはたくさん存在します。ここでは特におすすめの10サービスを紹介します。

Pandora Radio

作業中や何かをしながらのBGMとしてSpotifyを使っていた人なら、まずPandoraが候補に挙がります。自分の好みをもとに新しい音楽を発見できる、最も手軽なサービスの一つです。

一見ネットラジオサイトのように見えますが、実際はそれ以上の存在です。テーマ別ラジオを聴けるだけでなく、オリジナルのカスタムプレイリストも作成できます。さらにSpotifyと違って、無料プランでもプレイリストをダウンロードしてオフライン再生できるのが大きな魅力です。

無料プランでは曲のスキップが1時間に数回までに制限され、定期的に広告が挿入されます。月4ドルの有料プランにアップグレードすれば広告が消え、スキップも無制限になります。月10ドルのPremiumプランなら、好きな曲をオンデマンドで検索し、高音質かつ広告なしで楽しめます。楽曲ライブラリは100万曲以上を収録しています。

Deezer

DeezerはSpotifyから多くの要素を取り入れていますが、一部では本家を上回る仕上がりです。ヨーロッパを中心に絶大な人気を誇り、ほぼすべての国で大規模な楽曲カタログを提供しています。

Spotifyと同様に対応デバイスが幅広く、デスクトップPCからスマートウォッチまで、さまざまな環境でライブラリを楽しめます。多くの音楽愛好家は、Deezerの「Smart Radio」機能がSpotifyのそれよりも優れていると評価しています。

残念ながら全世界で利用できるわけではなく、対応地域は100か国強にとどまります。また、SpotifyやPandoraのようなラジオ機能を持たないのも弱点です。

ライブラリは4300万曲以上と圧巻です。無料でもすべて聴けますが、シャッフル再生限定でスキップは1時間6曲まで。Premiumプランに加入すれば広告がなくなり、好きな曲を無制限にスキップしながら楽しめます。

Last.fm

Last.fmは、すでに知っている曲を聴くというより、新しい音楽を「発見」するためのサービスです。Spotifyのライブラリを活用しつつ、他のサードパーティ製ライブラリからもお気に入りの楽曲を取得します。独自の「scrobbling」機能により、他のアプリやプログラムでの再生履歴から音楽の好みを学習し、似た楽曲を提案してくれるのが特徴です。

Android版はSoundCloud、Spotify、Deezer、Google Playなど主要サービスに対応。直感的なUIに加え、気に入った曲に「ハート」を付けたり、苦手な曲を「ブロック」したりする標準機能も備えています。スキップ回数には制限がありますが、月3ドルで広告消去と無制限スキップが可能です。

最大の魅力はなんといっても音楽チャートです。他サービスと違い、チャートはレコード会社や売上の影響を受けず、アプリ内のユーザーの実際の再生データだけから生成される点がユニークです。

Google Play Music

Google Play Musicは、ストリーミング契約とオンライン音楽ストアを融合したユニークなハイブリッド型サービスです。最大の特長は、手持ちのコレクションから約5万曲をクラウドにアップロードし、専用のプライベートミュージックロッカーに保存できる点。しかもこの機能は完全無料で、どんなデバイスからでもアクセスできます。

ストリーミング機能を利用するには月10ドルのサブスクリプションが必要ですが、まずは30日間の無料トライアルで価値を確かめるのがおすすめです。Android、iOSはもちろん、ウェブブラウザ経由ならあらゆるデバイスで利用できます。無料プランは広告が多く、スキップ回数にも制限があります。

楽曲ライブラリは4000万曲超のオンデマンド楽曲を収録。ストア機能も兼ねているため、ストリーミングで見つけた曲の多くを購入することも可能です。利用する際は、気分やシーンに合わせた各種ラジオプレイリストもぜひチェックしてみてください。

Apple Music

Appleの強みは、例によってiOSエコシステムとの完璧な統合です。しかしApple Musicが着実に成長を続けている真の理由は、実はiTunesにあります。Apple MusicはiTunesの全ライブラリを活用し、プレミアムなストリーミング体験を提供しています。

月10ドルの料金はやや高めに感じるかもしれませんが、そこはAppleということで納得するしかありません。一方で、3か月間の無料トライアルや割引価格のファミリープランが用意されているのは嬉しいポイントです。楽曲ライブラリは約4000万曲で、Spotifyをわずかに上回ります。

初回起動時には好きなアーティストを選択し、アルゴリズムに音楽の好みを学習させます。インターフェースは視覚的に美しい反面、実用性では一歩譲る印象です。しかし使い込むほどに、おすすめプレイリストの精度がぐんぐん向上していきます。そして注目すべきは、Appleがアルゴリズムではなく実際の音楽専門家を起用してプレイリストを作成している、おそらく唯一の企業だという点です。

Amazon Music Unlimited

Amazon Music Unlimited(旧Amazon MP3である「Amazon Music」とは別物)は、SpotifyやApple Music、Google Play Musicに対抗するAmazonの本命サービスです。好きな曲をオンデマンドで再生できるだけでなく、お気に入りのトラックをダウンロードしてオフラインで聴くことも可能です。

Amazon Prime会員なら、すでに200万曲以上へアクセスできます。さらにMusic Unlimitedに加入すれば、選べる楽曲は2500万曲以上に拡大します。重要なのは、ほとんどの楽曲やアルバムがリリース当日から利用可能になる点です。Prime会員のヘビーリスナーなら、会員限定割引が適用されるため、Music Unlimitedへの加入は非常にお得です。

Prime未加入の場合、月額料金は10ドル(Prime会員は8ドル)です。こちらも30日間の無料トライアルがあるので、まずは試してみて価値を判断しましょう。iOS、Android、Mac、PC、Fire OS、ウェブと、幅広いプラットフォームに対応しています。

Microsoft Groove Music

GoogleとAppleが参入した以上、Microsoftもストリーミング事業に乗り出すのは自然な流れでした。ただしGroove Musicは決して新顔ではなく、かつてはXbox Music、さらに遡ればZune Musicという名前で知られていました。

公平に評価すると、Groove Musicは4000万曲超という充実したライブラリを誇ります。Android、iOS、Windows Phone(RIP)、Xbox Oneに対応し、インターフェースは非常に直感的でプレイリスト作成も簡単です。さらに自分のMP3ファイルを組み込んだり、iTunesなど外部ソースからインポートしたりできる点も魅力です。しかし、長所はそこまでです。

最大の欠点は、競合サービスの多くが提供している無料プランが存在しないことです。クレジットカード情報を登録しない限り、充実のカタログを体験できません。できるのは30秒の試聴だけで、その後すぐに月9.99ドルの契約を促されます。30日間の無料トライアルはありますが、そこにはMicrosoftらしい落とし穴が。月末までに忘れずにキャンセルしないと、自動的に有料契約へ移行してしまうのです。

Tidal

TidalはラップスターJay-Zが所有する音楽サービスです。CD並みのロスレス音質にこだわるストリーミングサービスをお探しなら、間違いなく検討すべき存在です。優れた音質だけでなく、ソングライターやアーティストへの印税率が業界最高水準なのも特長です。Madonna、Beyoncé、Rihanna、Calvin Harrisといった大物アーティストが株主に名を連ねていることを考えれば、驚きではありません。

iOS、Android、Mac、PC、ウェブで利用できますが、すべてのブラウザがロスレス再生に対応しているわけではない点には注意が必要です。契約前に自分の環境が要件を満たしているか確認しましょう。標準音質のPremiumプランは月5ドル、ロスレスのハイファイ音質が楽しめるHiFiプランは月10ドルです。どちらのプランにするか決める前に、30日間の無料トライアルでお試しできます。

UIは洗練されており、音楽の好みを問わず、自分に合ったキュレーションコンテンツがたくさん見つかります。4500万曲以上のトラックに加え、20万本を超えるミュージックビデオも視聴可能です。ハイファイ音質に興味があるなら、最近サブスク料金が50%値下げされたこともあり、Tidalは有力な選択肢といえます。

8tracks

8tracksは、ユーザーが簡単に音楽を共有・発見できるウェブサイトです。名前の由来は、「最低8曲入りのキュレーションプレイリストをストリーミングする」というコンセプトから。ジャンルを問わず、ヒップホップ、EDM、ダブステップ、ジャズ、インディーロックなど、あらゆるジャンルのプレイリストが揃っています。

筆者は何か特定の作業をするときによく8tracksを利用します。ヨガからデートの準備まで、あらゆるシーンに合わせたプレイリストが見つかるのです。コミュニティも巨大で、すでに200万を超える無料プレイリストが作成されています。Pandoraと違い、2〜3曲ごとに広告音声で中断されることもありません。想像できるあらゆるジャンル、気分、アクティビティに応じたクリエイティブなプレイリストに出会えます。

YouTube連携が実装された今こそ、8tracksをぜひ活用してほしいところです。アルゴリズムは同じ曲の繰り返しを抑えるよう設計されており、適切なプレイリストを効率的に届けてくれます。基本版は無料ですが広告表示などの制限があります。月5ドルで広告なしの無制限再生が可能になり、最初の14日間は無料トライアルを利用できます。

SoundCloud

インディーズ音楽がお好みなら、SoundCloudを勧める必要すらないでしょう。登録すれば1億3000万曲以上へアクセスでき、その大部分はユーザー投稿によるものです。基本アカウントには広告が付きますが、月5ドルのサブスクリプションですべて解除できます。さらにプレミアム契約なら、世界中のメジャーレーベルが持つ3000万曲以上の追加トラックにもアクセス可能です。

コミュニティ感覚を重視するなら、SoundCloudは迷う余地のない選択肢です。2億人を超えるアクティブユーザーの中には、まだ誰も知らない音楽の宝石が眠っています。ただし、根気のない人には向かないかもしれません。大量のユーザー制作コンテンツを掘り起こす作業は、続けていると次第に骨の折れるものになります。また、アルゴリズムにお気に入りを自動判定してほしいタイプの人にも不向きです。

流行る前にいち早くクールな曲を発見する、周囲のトレンドリーダーになりたいなら、今すぐSoundCloudを始めましょう。逆にじっくり探す時間がないなら、PandoraやDeezerのようなアルゴリズム主導型のストリーミングサービスを選ぶのが賢明です。

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