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WhatsApp Business APIの承認を取得する方法|申請条件・料金・手順を徹底解説

2018年8月、Facebook(現Meta)はWhatsApp Businessアプリの上位版として「WhatsApp Business API」を発表しました。この新バージョンは、大量のメッセージを扱う中規模〜大規模企業向けに特化して設計されています。

しかし、アップグレード版のメリットを享受するには、WhatsApp Business APIに申請し、承認を得る必要があります。では、アカウントの申請には何が必要で、承認までどれくらいの時間がかかるのでしょうか?本記事では、こうした疑問にお答えしながら、申請手順やバックアップ方法まで詳しく解説します。

パート1:WhatsApp APIの料金はいくら?

すでに何百万もの企業が、顧客とのコミュニケーションにWhatsAppを活用しています。若い世代は電話やメールよりもテキストメッセージを好む傾向があり、まさにそれを実現してくれるのがWhatsAppです。WhatsApp Businessアプリを使えば、世界で最も人気のあるメッセージングアプリ上で、顧客対応力を大幅に強化できます。

標準的なWhatsAppアカウントと同様に動作しますが、クイック返信、自動応答メッセージ、商品カタログなど、ビジネス向けの機能が追加されている点が大きな違いです。しかも、基本利用は無料です。

ただし、WhatsApp Businessアプリには弱点もあります。まず、シングルユーザーアカウントであること。さらにGDPRに準拠していないため、大規模ブランドにとってはセキュリティ面での懸念材料となります。こうした背景から、多数の顧客を抱える企業向けにWhatsApp APIが登場しました。

WhatsApp APIは、エンドツーエンド暗号化、自動メッセージング、一括送信、CRMとの同期といった高度な機能を提供します。ここでは標準のWhatsApp UIを直接操作するのではなく、WhatsApp Business Solution Provider(BSP)と接続して利用する仕組みになっています。

もちろん、これらの機能は無料ではありません。BSPは有料モデルを採用していますが、比較的手頃な価格帯です。顧客から受信したメッセージへの返信は24時間以内であれば無料ですが、期限を過ぎるとメッセージごと、またはテンプレートごとに課金されます。料金はメッセージ量や国によって異なり、例えばイギリスでは1メッセージあたり約3セントです。

加えて、公式BSPを利用する場合は月額料金が発生するのが一般的です。例えばUserlikeは月額90ドル、MessagePeopleは月額499ドルとやや割高です。また、Vonageのように1,000ドルの一括料金を設定しているプロバイダーもあります。

パート2:WhatsApp Business APIへのアクセス方法

お伝えした通り、WhatsApp Business APIアカウントの作成は誰にでも開放されているわけではありません。申請には中規模または大規模な企業であることが求められ、ほとんどの場合、10,000以上のいいね!またはフォロワーを持つ認証済みFacebookアカウントが必要です。そのため、小規模スタートアップが承認される可能性は極めて低いのが実情です。

また、申請前に確認すべき重要なポイントが「業種」です。ゲーム、ギャンブル、アダルトコンテンツ、アルコール、タバコなどの業界は承認されにくい傾向にあります。さらに、政治団体や政府関連機関も、WhatsAppが特定の政治的立場を支持すると誤解されるのを避けるため、承認が難しくなっています。

もし貴社がこれらの条件を満たしているなら、以下の手順でWhatsApp APIアカウントの承認を取得しましょう。

ステップ1. 申請形式を選択する

WhatsApp Business APIの承認を取得する方法|申請条件・料金・手順を徹底解説

WhatsApp Business APIを取得する方法は主に2つあります。まず1つ目は、Facebookビジネスマネージャの公式ページから直接申し込む方法です。この場合、以下のものが必要になります。

  • 認証済みのビジネスアカウント
  • Facebookビジネスマネージャアカウント
  • WhatsApp Businessアカウント
  • WhatsApp Businessの与信枠(クレジットライン)
  • cURL(Client URL)リクエストを実行できるPostmanなどのコマンドラインツール

ビジネス認証の完了後、WhatsAppが審査を行い、リクエストを承認または却下します。審査には通常最大30日ほどかかります。アカウントのステータスは、ビジネスマネージャの設定画面からいつでも確認可能です。

もう1つの方法が、BSPを経由する申請です。こちらの方法なら通常、承認までの期間が短縮され、作業負担も軽減できます。代表的なWhatsApp API BSPには、ACL Mobile Limited、360dialog、Botmaker、Ednaなどがあります。これらのサードパーティサービスの多くは、申請プロセスを丁寧にサポートしてくれます。

WhatsApp Business APIの承認を取得する方法|申請条件・料金・手順を徹底解説

BSPへの申請時に求められる主な情報は以下の通りです。

  • 会社名
  • 業種
  • 地域
  • WebサイトのURL
  • 本社所在地
  • アカウントの利用目的
  • 予想されるメッセージ数(概算)
  • サービス開始希望時期

なお、BSP経由の承認には2〜3週間程度かかるのが一般的です。

ステップ2. WhatsApp APIをCRMに接続する

ブランドが承認され、電話番号が有効化されると、WhatsApp APIキーが発行されます。このキーを使ってCRMとの連携を行います。WhatsApp APIはあくまでAPIであり、アプリやフロントエンドインターフェースは存在しない点に注意してください。そのため、発行されたAPIキーを自社のビジネスソフトウェアに接続する必要があります。幸い、多くのCRMはWhatsApp Business APIとの統合を積極的にサポートしています。チャネル統合には約1〜2日程度かかります。

プロのヒント: 複数の電話番号でWhatsApp APIを利用することは可能です。ただし、各番号ごとにDockerサーバーが必要となるため、月額運用コストが増加する可能性がある点には留意しましょう。

パート3:WhatsApp Businessのチャットを素早く簡単にバックアップする方法

すでにWhatsApp Businessアプリを活用しているなら、全データのバックアップは最優先で行いたい対策です。グループチャット、個別チャット、画像や動画などのメディア、請求書などのドキュメントまで、幅広く保存できます。幸い、スマホのアプリからでも、PCのサードパーティソフトを使っても、非常に簡単に実行できます。それでは詳しく見ていきましょう!

方法1. スマートフォンでWhatsApp Businessをバックアップする

AndroidでのWhatsApp Businessのバックアップ手順は、個人用WhatsAppアカウントとほぼ同じです。Googleドライブにデータを保存し、毎日・毎週・毎月とバックアップ頻度をスケジュール設定できます。手順は以下の通りです。

  1. WhatsApp Businessアプリを起動し、右上の三点リーダー(⋮)をタップします。
  2. 次に「設定」を開き、「チャット」をタップします。
  3. 「チャットのバックアップ」を選択し、Googleドライブアカウントが連携済みであれば「バックアップ」ボタンをタップします。

WhatsApp Business APIの承認を取得する方法|申請条件・料金・手順を徹底解説

方法2. パソコンでWhatsApp Businessをバックアップする

続いて、Wondershare MobileTransを使って、AndroidまたはiPhoneからPCへWhatsApp Businessのデータを転送・バックアップする方法をご紹介します。MobileTransはMac/Windows両方に対応したソフトウェアで、ドキュメント、動画、テキストメッセージ、音声、ビデオ通話履歴など、あらゆるWhatsApp Businessデータをまとめてバックアップできます。それでは具体的な手順を見ていきましょう。

ステップ1. PCにMobileTransをインストールして起動し、USBケーブルでスマートフォンを接続します。

ステップ2. MobileTransの「バックアップ&復元」タブをクリックし、「アプリデータのバックアップ」を選択します。

WhatsApp Business APIの承認を取得する方法|申請条件・料金・手順を徹底解説

ステップ3. 「WhatsApp Business」を選択し、画面の指示に従ってスマートフォンのUSBデバッグを有効にします。

WhatsApp Business APIの承認を取得する方法|申請条件・料金・手順を徹底解説

ステップ4. デバイスがソフトウェアに正常に接続されたら、PCにバックアップしたいWhatsApp Businessデータを選択し、「開始」をタップします。これで完了です!

WhatsApp Business APIの承認を取得する方法|申請条件・料金・手順を徹底解説

最後に、本記事の内容をおさらいしておきましょう。WhatsApp Business APIは、一定の規模を持つ企業向けの有料サービスである一方、WhatsApp Businessアプリは小規模ビジネス向けのスマートフォンアプリです。また、WhatsApp APIには専用のUIは用意されておらず、連携したCRMシステムを通じてコミュニケーションが行われる点にも注意が必要です。そして、MobileTransを活用すれば、PCとモバイルの両方でWhatsApp Businessの大切なデータを安全にバックアップできます。


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