コンピュータのメンテナンス
 Computer >> コンピューター >  >> トラブルシューティング >> コンピュータのメンテナンス

MacでSDカードの動画を削除する方法|手動削除と消去の2つの手順を解説

SDカードは、デジタルカメラ・スマートフォン・ドローンなどで撮影した動画を保存するための、最も広く使われている記録メディアです。しかし、さまざまな理由により、SDカード内の動画を削除しなければならない場面もあります。

  • 別の用途に使い回すため: SDカードを新しい用途に使うことになり、中の動画を削除する必要がある。
  • 容量不足のため: 動画はデータサイズが大きく容量を圧迫するため、空き容量を確保したい。
  • プライバシー保護のため: 個人的な動画が含まれており、第三者の目に触れる前に確実に消去したい。
  • 読み込みエラーのため: スマートフォン・カメラ・パソコンでSDカードが認識されず、ファイルを全削除して再び読めるようにしたい。

理由が何であれ、MacでSDカードの動画を削除するときは、正しい手順で作業することが重要です。誤った操作を続けると、SDカードそのものを損傷しかねません。本記事では、MacでSDカードから動画を削除する2つの方法をわかりやすく解説します。

方法1: ゴミ箱を使って手動で削除する

1つ目の方法は、動画をMacのゴミ箱へ移動させる手動削除です。操作がシンプルで誰でも簡単に行えるのがメリットで、削除する動画と残す動画を選べる点も便利です。また、ゴミ箱に残しておけば後から復元できるため、「完全に消すか」「一時的にゴミ箱へ入れるか」を状況に応じて選択できます。

手動削除の手順

  1. SDカードをMacに接続します。デスクトップにドライブアイコンとして表示されます。
  2. ドライブアイコンをダブルクリックしてSDカードを開き、削除したい動画を探します。
  3. 削除したい動画をクリックして選択します。複数の動画をまとめて選ぶ場合は、Commandキーを押しながら各動画をクリックします。
  4. 選択した動画をドラッグして、Dockのゴミ箱へドロップします。

ここまでの操作で動画はゴミ箱に移動され、後から復元することも可能です。完全に削除したい場合は、さらにゴミ箱を空にします。ゴミ箱を右クリック(またはControlキーを押しながらクリック)し、「ゴミ箱を空にする」を選択してください。

以上の手順で、SDカード上の動画とMacのゴミ箱内のデータの両方を完全に削除できます。

方法2: ディスクユーティリティでSDカードを消去する

2つ目の方法は、macOS標準の「ディスクユーティリティ」を使ってSDカード全体を消去(初期化)する方法です。この方法では動画を含むすべてのデータが削除されるため、カードを丸ごとリセットしたい場合に適しています。さらに、破損・読み取り不可・ウイルス感染などのエラーを抱えたSDカードを修復できるのも大きな利点です。

SDカードを消去する手順

  1. SDカードをMacに接続します。
  2. アプリケーションフォルダから「ディスクユーティリティ」を起動します。初期状態では「First Aid」タブが表示されています。
  3. 左側のサイドバーでSDカードの名前を選択し、「消去」タブをクリックします。
  4. 消去後のボリューム名とファイル形式を選択して実行します。WindowsとMacの両方でファイルをやり取りする予定があるなら、互換性の高いexFAT形式がおすすめです。

消去プロセスを構成する3つの要素

  • ディスクユーティリティ: Macの内蔵ディスクや外付けディスクを管理するツールです。DVDへの書き込みやディスクの安全な取り外しなど、さまざまな機能の中にフォーマット(消去)機能も含まれます。
  • フォーマット: 消去後のSDカードのファイル形式を選択する項目です。Mac専用で使うなら「Mac OS拡張(ジャーナリング)」、スマートフォンやデジタルカメラで使うなら「MS-DOS(FAT)」形式を選びましょう。
  • セキュリティオプション: 消去時のセキュリティレベルを選択できます。「ゼロイン(データのゼロ化)」「7パス消去」「35パス消去」の3段階があり、パス数が多いほど高度な消去が行われます。特に35パス消去を実行すれば、削除された動画はほぼ復元不可能になります。ただし、消去にかかる時間はカードの容量に比例して長くなる点に注意してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. MacでSDカードのファイルが削除できないのはなぜ?

一見深刻な問題に思えますが、多くの場合それほど心配いりません。原因の多くはSDカードの書き込み保護(ライトプロテクト)によるものです。

残念ながら、MacではSDカードの書き込み保護設定を変更できないため、この問題はWindowsパソコンで対処する必要があります。主な原因と解決策は以下の通りです。

① 書き込み権限が無効になっている場合

ユーザー自身が書き込み権限をオフにしているケースで、動画を削除しようとするとエラーが表示されます。修正には管理者権限が必要です。以下の手順で書き込み権限を再度有効にしましょう。

  1. 「PC」またはエクスプローラーを開きます。
  2. SDカードを右クリックして「プロパティ」を選択します。
  3. 「セキュリティ」タブを開き、「編集」をクリックします。管理者アカウント以外でログインしている場合は、管理者パスワードの入力を求められます。
  4. 表示されたウィンドウで「許可」にチェックを入れ、書き込み権限を有効化します。

② 書き込み保護属性が有効になっている場合

コマンドプロンプトから読み取り専用属性を解除する手順は以下の通りです。

  1. Win + Rキーで「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
  2. 「cmd」と入力してEnterキーを押します。
  3. コマンドプロンプトで以下のコマンドを順番に入力し、それぞれEnterキーで実行します。
  • diskpart
  • list disk
  1. 「select disk X」(Xはlist diskコマンドで表示されたディスク番号)を入力します。SDカードの名前は表示されないため、ディスクのサイズで対象を見分けることが重要です。
  2. 最後に以下のコマンドを実行して、読み取り専用属性を解除します。
  • attribute disk clear readonly

diskpartコマンドは誤って使用すると他のディスクのデータを消去する恐れもあるため、手順は慎重に実行してください。

③ SDカード側面の書き込み保護スイッチ(ロックノッチ)がかかっている場合

多くのSDカードには側面に小さなロックスイッチがあります。うっかりスライドさせてしまうと、ファイルの削除ができなくなります。スイッチを元の位置(ロック解除)に戻せば簡単に解決します。

④ OSとの非互換性の場合

最近のOSにはドライバーが標準搭載されているため稀ですが、環境によってはこの問題が発生することがあります。最新のドライバーをパソコンにインストールすれば解決します。

⑤ ウイルス感染の場合

SDカードがマルウェアに感染していると、ファイル操作が妨げられることがあります。最新のウイルス対策ソフトでスキャンし、マルウェアを駆除しましょう。

Q2. MacでSDカードの写真と動画を削除するには?

MacでSDカードから写真や動画を削除する方法は2つあります。

手動削除: 残すファイルと削除するファイルを選べる方法です。

  1. SDカードをMacに接続します。
  2. SDカードを開き、削除したい写真や動画を選択します。
  3. 選択したファイルをゴミ箱へドラッグ&ドロップします。この時点ではゴミ箱に残るため、後から復元も可能です。
  4. 完全に削除する場合は、Controlキーを押しながらゴミ箱をクリックし、「ゴミ箱を空にする」を選択します。

消去(フォーマット)方式: フォーマットと同時にすべての写真・動画を削除する方法です。SDカードの不具合を解消したい場合にも有効です。

  1. SDカードをMacに接続し、アプリケーションから「ディスクユーティリティ」を開きます。
  2. 左パネルでSDカードを選択し、「First Aid」タブから「消去」タブへ切り替えます。
  3. ファイル形式とセキュリティオプションを選択し、消去を実行します。

Q3. MacでGoProの動画をSDカードから削除するには?

GoProで撮影した動画をMacで削除したい場合も、手順は基本的に同じです。まずは以下のいずれかの方法で接続します。

  1. USBケーブルでGoProをMacに直接接続するか、SDカードをカードリーダーに挿してMacに接続します。
  2. 接続後、MacでSDカードを開き、削除したい動画を探します。
  3. 動画を選択してゴミ箱へドラッグ&ドロップします。完全に削除したい場合は、Controlキーを押しながらゴミ箱をクリックして「ゴミ箱を空にする」を選択します。

まとめ

以上の方法を使えば、MacでSDカードから不要な動画を簡単に削除できます。手動削除なら必要なファイルだけを残せますし、ディスクユーティリティでの消去ならカードのエラー修復も同時に行えます。

なお、もし誤って必要な動画を削除してしまった場合でも、慌てる必要はありません。「iBeesoft データ復元」のようなデータ復元ソフトを使えば、SDカードから削除されたファイルを復旧できる可能性があります。

  1. 2021年版:MacでSDカードから失われたファイルを復元する方法【3大ソフト徹底比較】

    SDカードは、スマートフォンやデジタルカメラなどのモバイル機器のストレージ容量を手軽に拡張できる便利なメディアです。しかし残念ながら、他のディスクベースのストレージデバイスと同様に、予期せぬデータ消失のリスクに常にさらされています。大切な思い出が詰まった写真や動画が失われると、そのダメージは計り知れません。かけがえのない写真や動画を失ってしまったとき、最初はパニックになるかもしれません。まずは深呼吸をして落ち着きましょう。この記事では、MacでSDカードのデータ復元を行う方法を、実際のソフトウェアを使った検証結果とともに詳しく解説します。最後まで読めば、失ったファイルを取り戻せる可能性は十分に

  2. Macとインストール済みブラウザからTapuFindウイルスを完全に削除する方法

    Macにアドウェアやウイルスが感染すると、とてもストレスを感じるものです。そこで本記事では、Mac特有のさまざまな脅威への対処を支援するセキュリティツール「Intego Antivirus」をご紹介します。ダウンロードして、一般的なウイルスや悪意あるコンテンツからMacをしっかり守りましょう。 ただし、セキュリティ上の脅威を手動で取り除きたい方のために、MacからTapuFindウイルスを隔離・駆除するための詳細ガイドも以下で解説します。 主な症状 ブラウザ設定の勝手な変更、ユーザーアクティビティの追跡、検索結果のリダイレクト、検索エンジンの改ざん、過剰な広告の表示など。 削除方法