PCからスパイウェアを削除する方法|感染の兆候とWindows 10・7での対処手順
スパイウェアがもたらす危険とは
マルウェア(悪意のあるソフトウェア)全般が嫌われる存在であることは言うまでもありませんが、その中でもスパイウェアは特に厄介で不気味な種類の一つです。名前の通り、スパイウェアはサイバー犯罪者があなたのパソコンやその他のデバイスを「盗み見る」ことを可能にします。
スパイウェアはキーロガーと呼ばれる機能でキー入力をすべて記録し、クレジットカード番号やパスワードなどの機密性の高い個人情報を盗み取ることができます。さらに、Webカメラを使って動画や音声を録画したり、メール、メッセージ、SNS、ブラウザの検索履歴からデータを収集したりすることもあります。
それだけでも十分深刻ですが、スパイウェアは大量のCPUリソースを消費するため、PCの動作が遅くなり、パフォーマンスが低下する原因にもなります。しかもスパイウェアは非常に隠蔽能力が高いため、発見して駆除するのが容易ではありません。
自分のPCにはスパイウェアがある?
スパイウェアは巧妙に身を隠すため、「どうやってチェックすればいいのか」と悩んでしまうかもしれません。幸い、感染を見分ける典型的なサインがいくつかあります。以下の症状に当てはまる場合は、スパイウェアに感染している可能性があります。
- PCの動作が急に明らかに重くなった:動作の遅延、頻繁なクラッシュやフリーズなどが起こることがあります。
- 許可なく設定が勝手に変わった:ブラウザのホームページが突然別のものになったり、デスクトップに見覚えのないアイコンが現れたり、既定の検索エンジンが変更されたりした場合、スパイウェアの仕業かもしれません。
- 奇妙なメッセージが表示される:これまで正常に動いていたプログラムから突然ポップアップやエラーメッセージが大量に表示されるようになったら、スパイウェアの兆候の可能性があります。
こうしたサインはスパイウェアの検出に役立ちますが、ウイルスやアドウェアなど他の種類のマルウェアにも共通する症状でもあります。PCに何が潜伏しているのかを正確に把握するには、マルウェアのスキャンと駆除ができるアンチウイルスソフトを使用する必要があります。
PCからスパイウェアを削除する方法
スパイウェアの駆除方法は大きく分けて2つあります。1つは手動で削除する方法、もう1つは専用のスパイウェア除去ツールを使う方法です。一般的には、専用ツールを使うほうがはるかに簡単で確実です。ここでは両方の方法をご紹介します。
方法1:スパイウェア除去ツールを使う
PCからスパイウェアを最速かつ効率的に取り除くには、専門のスパイウェア除去ツールを使うのがおすすめです。Avast Oneには無料の総合アンチウイルススイートの一部としてスパイウェア除去機能が搭載されており、PC全体を隅々までスキャンして、あらゆるマルウェアを検出し、システムから完全に排除します。使い方は以下の通りです。
Avast Oneをダウンロードしてインストールします。
Avast Oneアプリを開き、下にスクロールして「ショートカット」から「スマートスキャン」を選択します。

Avastがスマートスキャンを実行し、ブラウザの脅威、古いアプリ、ウイルスやマルウェア、PCのセキュリティを脅かすその他の高度な問題を探し出します。

Avastがスパイウェアを含むすべての悪意のあるコードを検出し、コンピュータから完全に削除します。これで完了です。さらにアンチウイルスソフトが導入済みなので、今後侵入を試みるスパイウェアからも継続的に保護されます。
スマートスキャン完了後もスパイウェアの症状が残る場合は、「ショートカット」メニューに戻って「ディープスキャン」または「ターゲットスキャン」を実行してください。これらはコンピュータの中身をより徹底的に調べ、スマートスキャンでは見逃されたものまで検出できます。
方法2:手動でスパイウェアを削除する
自力でスパイウェアを駆除するのは少し難易度が高くなりますが、以下の手順に従えば作業できます。まずはWindows 7向けの手順を説明し、その後にWindows 10向けの手順を紹介します。
Windows 7での手動削除手順
インターネット接続を切断します。これにより、スパイウェアが個人情報を作成者へ送信するのを防げます。
PCをセーフモードで起動します。まず、キーボードのWindowsキーを押しながらRを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「msconfig」と入力してOKをクリックします。

開いた「システム構成」ウィンドウで「ブート」タブに移動し、「セーフブート」のチェックボックスにチェックを入れます。デフォルトで選択されている「最小」モードでは、PCは最も重要なプログラムのみを実行するため、結果としてスパイウェアも無効化されるはずです。

OKをクリックし、次のウィンドウで「再起動」を選択します。

PCがセーフモードで再起動します。画面の四隅に黒い背景で「セーフモード」と表示されていれば、セーフモードで起動できています。

セーフモードに入ったら、いよいよスパイウェアへの対処です。まず、一時ファイルを削除します。「スタート」をクリックし、検索ボックスに「%temp%」と入力してEnterキーを押します。

一時ファイルの保存フォルダが開きます。中身はすべて削除して構いません。「整理」をクリックし、「すべて選択」を選びます。

一時ファイルが選択された状態でDeleteキーを押し、確認画面で「はい」をクリックします。「ファイルが使用中」や「フォルダが使用中」という警告が出た場合は、「スキップ」をクリックして残りの一時ファイルの削除を続行します。

他のプログラムが動いていなくても、いくつかのファイルは残る場合があります。その一つがFXSAPIDebugLogFile.txtです。このファイルはプリンターとファックスのネットワーク共有機能を管理する印刷およびドキュメントサービスに関連するもので、そのまま放置しても安全です。「キャンセル」をクリックしてください。

デスクトップの「ごみ箱」を右クリックし、「ごみ箱を空にする」をクリックして、「はい」で確定します。

一時ファイルを削除したら、次はスパイウェア本体を削除します。スタートメニューからコントロールパネルを開き、「プログラムと機能」を選択します。

PCにインストールされている全プログラムの一覧が表示されます。インストール日で並べ替えると、最近追加されたプログラムが先頭に表示されます。スパイウェアはおそらくリストの上部付近にあるはずです。

一覧をよく確認し、見覚えのないものや自分でインストールした記憶のないプログラムを探します。怪しいものがあれば、削除前に必ず調べて正体を確認しましょう。準備ができたらプログラムを選択して「アンインストール」をクリックします。

完了したら、前と同じように「msconfig」を開き、「セーフブート」のチェックを外して「再起動」をクリックし、通常モードで起動します。スパイウェアが確実に除去されたかどうかは、上記の方法でマルウェアスキャンを実行して確認することを強くおすすめします。

Windows 10での手動削除手順
インターネット接続を切断し、スパイウェアがこれ以上個人情報を所有者へ送信しないようにします。
PCをセーフモードで再起動します。「Windows」メニューを開き、「電源アイコン」をクリックし、Shiftキーを押しながら「再起動」をクリックします。

表示されたメニューから「トラブルシューティング」を選択します。

「詳細オプション」を選択します。

「スタートアップ設定」を選択します。

「再起動」をクリックします。

4キーを押してセーフモードで再起動します。

PCがセーフモードで起動します。デスクトップの四隅に黒い背景で「セーフモード」と表示されていれば成功です。

セーフモードに入ったら、一時ファイルを削除しましょう。検索バーに「ディスク クリーンアップ」と入力し、「ディスク クリーンアップ」アプリを開きます。

下にスクロールし、「一時ファイル」にチェックが入っていることを確認します。他のファイルも必要に応じてチェックを入れて削除できます。「OK」をクリックして選択したファイルを削除し、続けて「ファイルの削除」をクリックして確定します。

次に、Windowsキー+Iで設定を開き、「アプリ」をクリックします。

アプリをインストール日で並べ替えて最新のものから確認し、リストの中に見覚えのないものや自分でインストールした記憶のないものがないか探します。

不明なプログラムが見つかったら、削除する前に必ず調べて正体を確認してください。プログラムをアンインストールするには、リストから選択して「アンインストール」ボタンをクリックします。

完了したら、PCを再度再起動して通常モードで起動します。スパイウェアやその他のマルウェアがシステムから完全に除去されたことを確認するため、アンチウイルススキャンの実行を強くおすすめします。
スパイウェアに感染する可能性があるWindowsのバージョンは?
Windows 10でもWindows 7でも、その他のバージョンでも、答えはシンプルで「どのPCでもスパイウェアに感染する可能性があります」。幸い、Avast Oneなら最近のすべてのWindowsバージョンからスパイウェアを駆除できます。
古いOSを使い続けると、スパイウェアを含むあらゆる種類のマルウェアに感染するリスクが高まります。Microsoftは2020年1月をもってWindows 7のセキュリティ更新プログラムの提供を終了しており、Windows 8、Windows XP、Windows Vistaについてはそれ以前からサポートを終了しています。古いOSは新しい脅威への対応や脆弱性の修正が行われないため、ハッカーにとって格好の標的になりやすいのです。
Avastは引き続きWindows 7を保護していますが、最新バージョンのWindowsにアップデートすればセキュリティはさらに強化されます。また、Windows 10にはMicrosoft純正のアンチウイルスソフト「Windows Defender」が付属していますが、頑固なマルウェアであるスパイウェアに対して必ずしも十分な保護を提供できるとは限りません。だからこそ、当社のような専用のスパイウェア除去ツールの利用をおすすめします。
その他のデバイスでのスパイウェア削除
スパイウェアの脅威はWindowsだけでなく、他のデバイスにも及びます。残念ながら、インターネットに接続できるデバイスであればマルウェアに感染する可能性があります。コーヒーメーカーなどのスマート家電さえ例外ではありません。デバイスの種類によって、スパイウェアなどの悪意あるソフトウェアの検出・駆除手順は多少異なります。他のデバイスでスパイウェア感染が疑われる場合は、以下のガイドをご覧ください。
- Android端末からスパイウェアを削除する方法
- iPhone・iPadからスパイウェアを削除する方法
効果的なスパイウェア駆除をAvast Oneが実現
今日のインターネットはスパイウェアやウイルスなど、さまざまなマルウェアであふれています。Avast Oneはあらゆる種類のマルウェア感染を駆除し、将来の攻撃もブロックします。私たちは毎日6,600万件以上の脅威を阻止することで、世界中の数億人の人々を保護しています。マルウェア、悪意のあるリンク、危険なダウンロード、安全でないWi-Fiネットワークなど、オンラインの脅威から24時間365日の保護を——すべて無料で提供します。
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