無料ツール「DrivePurge」でWindows PCを新品同様の快適さに保つ方法
Windowsシステムは、時間が経つにつれてゴミファイルが蓄積し、動作がどんどん遅くなっていくものです。これは昔から知られている問題で、多くの企業や製品が長年にわたって解決策を模索してきました。この分野にはSolutoやCCleanerといった有名どころが多数存在しますが、今回はおそらく聞いたことのない、無料の小型ユーティリティ「DrivePurge」をご紹介します。
DrivePurgeは比較的新しいソフトウェアで、バージョン1.0がわずか数週間前にリリースされたばかりです。無料で非常に軽量、しかも直感的に操作できるのが魅力です。
まずは言語設定から

日本語話者にとって、最初に確認すべきは言語メニューです。アプリはデフォルトでドイツ語で起動しますが、英語がプリインストールされており、ワンクリックで切り替え可能です(再起動すら不要)。言語を切り替えたら、早速インターフェース全体を見ていきましょう。
システムクリーンアップ

DrivePurgeは大きく4つのタブに分かれており、順番に見ていきます。最初のタブは「System Cleanup(システムクリーンアップ)」です。起動直後は詳細ペインが空白になっています。DrivePurgeにはあらかじめ用意された推奨項目がないためです。
使い方はシンプルです。解析してほしいメニュー項目にチェックを入れ(筆者はすべてを選択)、Analyze(解析)ボタンをクリックします。プログレスバーが表示され、処理が完了すると、CCleanerなどの他のシステムクリーナーとよく似た形式で、推奨クリーンアップ項目のリストが表示されます。

特別斬新な機能ではありませんが、レイアウトは整理されており、各項目がどれだけのディスク容量を占めているか一目で把握できます。惜しい点を挙げるとすれば、リストをサイズ順にソートする機能がないことくらいでしょう。確認が終わったらCleanup(クリーンアップ)をクリックすると、最終確認ダイアログが表示されます。

ここで少し注意が必要です。理想的には、削除対象となるファイルを個別に確認・選択できる仕組みがあると安心ですが、現状のバージョンではスキャンで検出された項目がすべて一括で削除されてしまいます。「selected files(選択されたファイル)」という表記は、スキャン前に行った初期選択を指しています。つまり、スキャン後に見つかったものは問答無用で消去されるのです。
筆者は勇気を出して実際に自分のメインPC(仮想マシンではなく実機)でクリーンアップを実行してみましたが、結果は無事でした。クラッシュもBSODも奇妙な挙動も一切ありません。
ただし、これはいつもの忠告ですが、システムクリーニング系アプリを使う際は十分な注意が必要です。何を削除しているのかをしっかり理解せずに安易に実行すると、システムを簡単に壊してしまう可能性があります。
ドライブクリーンアップ
アプリ名が「DrivePurge」である以上、ハードドライブを直接クリーンアップする機能があるのは当然と言えます。

使い方は、対象のドライブを選択し、通常不要となるファイルタイプにチェックを入れて解析を実行する流れです。ファイル数が多い環境では、この解析にある程度時間がかかることがあります。筆者のCドライブで何が見つかるか試してみました。

結果は71MB程度のゴミファイルのみ。大した量ではありませんが、ゼロではないということは確かです。もちろん、この結果は環境に大きく依存します。システムによっては、はるかに大量のジャンクファイルが見つかることもあるでしょう。
繰り返しになりますが、この機能には十分注意してください。筆者はテスト中に一時ファイルを削除しすぎてしまい、執筆中だったこの記事(Windows Live Writerで作成中)やスペルチェッカーまで破損させてしまいました。これはアプリの不具合ではなく、削除対象の判断を誤った筆者のミスですが、「本当にそのファイルを消していいのか」は常に慎重に考える必要があります。アプリ側にも、もう少し細かく削除範囲を制御できる機能があれば望ましいところです。
ユーザー履歴(トラック)のクリーンアップ

このタブでは、プログラムが痕跡を検出・削除できるアプリケーションの長いリストが表示されます。対象となるのは、最近使用したファイルの履歴、Flash Cookieなど、いわゆるプライバシーに関わるデータです。
ただし、ここでも解析の粒度の粗さがネックになります。たとえば「一部のFlash Cookieだけを削除したい」というケースでも、DrivePurgeで選択的に削除する方法は見つけられませんでした。少なくとも現時点の初期バージョンでは、全件まとめて処理することになります。
レポート

このタブは、いわば「達成感」を味わうための画面です。アプリが何を、いつクリーンアップしたのかを時系列で正確に確認できます。こまめに掃除を続けている実感が湧くので、モチベーション維持にも役立ちます。
まとめ
DrivePurgeは、CCleanerほど多機能ではないし、Solutoほど洗練されたデザインでもありません。しかし、軽量・ポータブル・無料という大きな強みを持っています。まだ始まったばかりのアプリながら、正しい方向への一歩を踏み出しており、今後の発展が期待できる存在です。皆さんはどう思いますか? ぜひ一度試してみてください。
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