Windows 10でタッチパッドを無効にする5つの方法【設定・デバイスマネージャー・BIOS対応】
ノートパソコンにおけるタッチパッド(トラックパッド)は、デスクトップPCで使われる外付けマウスの代わりとなるポインティングデバイスです。登場から20年以上が経過していますが、依然として外付けマウスの操作性や快適さを完全に置き換えるには至っていません。
高性能なタッチパッドを搭載したWindowsノートPCも存在しますが、平均以下の品質のタッチパッドしか搭載していない機種も少なくありません。そのため、多くのユーザーは作業効率を求めて、外付けマウスをノートPCに接続して使用しています。
タッチパッドを無効にするメリット
しかし、マウスとタッチパッドという2つのポインティングデバイスが併存すると、かえって作業の妨げになることがあります。タイピング中に手のひらや手首が誤ってタッチパッドに触れ、文書内のカーソル位置が意図せず移動してしまう経験はありませんか?キーボードとタッチパッドの距離が近いほど、このような誤操作のリスクは高まります。
こうした理由から、タッチパッドを無効化したいと考えるユーザーは多いものです。幸い、Windows 10でタッチパッドをオフにするのは非常に簡単で、数分で完了します。
注意:タッチパッドを無効にする前に、必ず外付けマウスを接続しておいてください。外付けマウスがなく、タッチパッドも無効な状態では、キーボードショートカットに精通していない限りノートPCがほぼ操作不能になります。また、タッチパッドを再度有効化する際にも外付けマウスが必要です。なお、「マウス接続時に自動的にタッチパッドを無効化する」設定を利用するのも有効な選択肢です。
Windows 10でタッチパッドを無効にするには?
Windows 10のノートPCでタッチパッドを無効にする方法は複数あります。Windowsの設定やデバイスマネージャーから無効化する方法や、サードパーティ製アプリを活用する方法などがあります。
最も手軽なのは、多くのノートPCメーカーが搭載しているキーボードショートカット(ホットキー)です。Fnキーとの組み合わせ(例:Fn + F9)で、キーボード最上段のファンクションキーのいずれかに割り当てられていることが多く、タッチパッドのようなアイコンや指が四角形に触れているアイコンが目印です。
また、HP製ノートPCのように、タッチパッド右上隅に物理的なスイッチやボタンが搭載されている機種もあります。これをダブルクリックすることで、タッチパッドの有効/無効を切り替えられます。
ここからは、ソフトウェア側からのアプローチとして、Windowsの設定を使った方法から順番に解説していきます。
Windows 10でタッチパッドをオフにする5つの方法
方法1:Windows 10の設定から無効にする
精密タッチパッド(Precision Touchpad)搭載のノートPCであれば、Windowsの設定から直接タッチパッドを無効化できます。非精密タッチパッドの場合は、設定画面に直接の無効化オプションがありませんが、「詳細設定」から無効にすることが可能です。
1. Windowsの設定を開く
以下のいずれかの方法で設定を起動します。
- スタートボタン(Windowsボタン)をクリックし、「設定」と検索してEnterキーを押す。
- Windowsキー + X(またはスタートボタンを右クリック)で表示されるメニューから「設定」を選択する。
- Windowsキー + I を押して、設定を直接起動する。
2. 「デバイス」をクリックして開く
3. 左側のメニューから「タッチパッド」を選択
4. 右側の「タッチパッド」の下にあるトグルスイッチをクリックしてオフにする
さらに、外付けマウス接続時に自動的にタッチパッドを無効化したい場合は、「マウスが接続されたときにタッチパッドをオンのままにする」のチェックを外してください。
タッチパッド設定画面では、タップ感度やショートカットなどの詳細設定も調整できます。3本指・4本指スワイプ時の動作をカスタマイズすることも可能です。
非精密タッチパッドの場合:右側のパネルにある「追加設定」をクリックします。
「マウスのプロパティ」ウィンドウが開くので、「ハードウェア」タブに切り替えます。一覧からタッチパッドを選択し、ウィンドウ下部の「プロパティ」ボタンをクリックします。
タッチパッドのプロパティウィンドウで、「全般」タブの「設定の変更」をクリックします。
最後に「ドライバー」タブに切り替えて、「デバイスの無効化」をクリックすれば、タッチパッドが無効になります。
なお、「デバイスのアンインストール」を選択することもできますが、この場合システム起動のたびにタッチパッドドライバーの再ダウンロードを求められるため、おすすめしません。
方法2:デバイスマネージャーから無効にする
デバイスマネージャーを使用すると、PCに接続されているすべてのハードウェアを確認・管理できます。特定のハードウェア(ノートPCのタッチパッドを含む)の有効化・無効化や、ドライバーの更新・アンインストールも行えます。以下の手順で進めましょう。
1. デバイスマネージャーを開く
- Windowsキー + X(またはスタートボタンを右クリック)で表示されるメニューから「デバイスマネージャー」を選択する。
- ファイル名を指定して実行(Windowsキー + R)に「devmgmt.msc」と入力してOKをクリックする。
- Windowsキー + S(またはスタートボタンをクリック)で「デバイスマネージャー」と検索してEnterキーを押す。
2. 「マウスとその他のポインティング デバイス」を展開する
接続済みデバイスの一覧から、項目名の左側にある矢印をクリックするか、項目名をダブルクリックして展開します。
3. タッチパッドに該当する項目を右クリックして「デバイスの無効化」を選択
「マウスとその他のポインティング デバイス」の配下に、タッチパッド関連のエントリが複数表示される場合があります。どれがタッチパッドかわかる場合は、それを右クリックして「デバイスの無効化」を選択してください。
複数のエントリがある場合は、1つずつ無効化しながら、タッチパッドが実際にオフになるまで試してみてください。
方法3:BIOSメニューから無効にする
この方法は、すべてのノートPCで使えるわけではありません。BIOSメニューからタッチパッドを無効化できる機能は、特定のメーカーやOEMに限定されています。たとえば、ThinkPadやASUSのBIOSにはトラックパッドを無効化するオプションが用意されています。
まずBIOSメニューを起動し、トラックパッドを無効化するオプションが存在するか確認しましょう。BIOSへの入り方は、お使いのノートPCのブランドと型番で「○○ BIOS 入り方」などと検索すれば見つかります。
方法4:ETD Control Centerを無効化する
ETD Control Centerとは「Elan Trackpad Device Control Center」の略で、一部のノートPCのトラックパッドを制御するプログラムです。このプログラムはノートPCの起動時に自動的に開始され、バックグラウンドで動作している間のみタッチパッドが機能します。つまり、起動時の自動実行を阻止すれば、結果としてタッチパッドを無効化できます。ただし、お使いのPCのタッチパッドがETD Control Centerで制御されていない場合は、他の方法を試すのがよいでしょう。
ETD Control Centerの起動時自動実行を無効にする手順:
1. タスクマネージャーを起動する
- スタートボタンをクリックし、「タスク マネージャー」と検索して「開く」をクリックする。
- スタートボタンを右クリックし、メニューから「タスク マネージャー」を選択する。
- Ctrl + Alt + Del を押して、タスクマネージャーを選択する。
- Ctrl + Shift + Esc を押して直接起動する。
2. タスクマネージャーの「スタートアップ」タブに切り替える
スタートアップタブには、PC起動時に自動的に実行されるよう許可されているすべてのアプリケーションが一覧表示されます。
3. 一覧から「ETD Control Center」を見つけて選択する
4. ウィンドウ右下の「無効にする」ボタンをクリックする
(または、ETD Control Centerを右クリックして、表示されるメニューから「無効にする」を選択しても構いません。)
方法5:サードパーティ製アプリを使って無効にする
上記の方法がうまくいかない場合は、インターネット上で入手できる多数のサードパーティ製アプリの利用を検討しましょう。タッチパッド無効化アプリとして人気が高いのが「Touchpad Blocker」です。無料かつ軽量で、アプリ自体の有効/無効を切り替えるショートカットキーを設定できます。Synaptics製タッチパッド搭載機なら、タッチパッド本体の有効/無効を切り替えるショートカットキーも設定可能です。ただし、このアプリは動作中(バックグラウンド含む)にしかタッチパッドを無効化できません。起動中はタスクバーからアクセスできます。
その他の機能としては、起動時の自動実行や、誤タップ・誤クリックのブロックなどがあります。
Touchpad Blockerでタッチパッドを無効化する手順:
1. 公式サイト「Touchpad Blocker」にアクセスし、「Download」ボタンをクリックしてプログラムファイルをダウンロードします。
2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、画面の指示に従ってTouchpad Blockerをインストールします。
3. インストール後、好みに応じて設定を行い、キーボードショートカット(Fn + F9)を押して「Blocker」をオンにします。
その他のおすすめアプリとして「Touchfreeze」と「Touch Tamer」があります。Touchpad Blockerほど多機能ではありませんが、どちらもタイピング中の手のひらによる誤タッチを防ぐのに役立ちます。これらのアプリは、キーボードのキーが押されてから一定時間、タッチパッドを無効化(フリーズ)します。毎回タッチパッドの有効/無効を切り替える必要がなく、レポートや課題の作成中に誤操作が起こらない安心感が得られるのが魅力です。
あわせて読みたい:ノートPCのタッチパッドが動かないときの対処法8選
本記事の方法でWindows 10ノートPCのタッチパッドを無効化できたでしょうか。うまくいかない場合は、コメント欄でお知らせください。サポートいたします。また、Touchpad BlockerやTouchfreeze以外におすすめのアプリをご存じの方も、ぜひコメントで教えてください。
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