agent.exeとは何?ウイルスかどうかの見分け方と削除せずに解決する正しい対処法
Agentという実行ファイルは、さまざまなアプリケーションに由来する可能性があります。最も多いのはInstallShield関連のソフトウェアによるもので、多くのソフトウェアベンダーが自社製品のインストーラー作成にInstallShieldの技術を採用しています。その際、開発元のサーバーと通信してアップデートを適用するためのagent.exeプロセスが含まれることがよくあります。
ただし、agent.exeは非常にポピュラーな実行ファイル名のため、他の多数のソフトウェアも同じ名前を使用しています。利用しているアプリケーションこそ異なりますが、その目的はほぼ共通しており、「特定のアプリケーションと外部サーバーとの接続を仲介すること」です。
以下は、agent.exeを使用している代表的なアプリケーションの一部です。
- Forte Agent
- Battle.net Update Agent
- Macrovision Software Manager
- EaseUS Todo Backup
- FLEXnet Connect
- Acresso Software Manager
- Immunet
- Rohos Disk
- Nuance PaperPort
- Cisco VPN Client
- Roxio
- Dragon Naturally Speaking
- Corel Draw
- Acronis
- Articulate
注意:これはあくまでも一部の例です。agent.exeプロセスをアップデート用途で利用しているソフトウェアは、他にも数多く存在します。
agent.exeとは何か?
Agent実行ファイルの役割は、それが属するソフトウェアによって異なります。
agent.exeがInstallShieldのプロセスであると確認できた場合、その役割はInstallShieldサーバーを監視し、インストール済みのソフトウェアが最新バージョンかどうかを判定することです。
このため、InstallShieldを採用したゲームを起動している際に、タスクマネージャー上でagent.exeプロセスを目にすることがよくあります。ほとんどの場合、これは完全に正常な動作であり、agent.exeは単に最新バージョンがインストール済みかどうかをチェックしているだけです。Blizzard製のゲーム(StarCraft、Diablo、Overwatch、Warcraftなど)をプレイ中に、agent.exeを発見するケースが特に多いようです。
一方で、agent.exeがForte Agentソフトウェアのプロセスである可能性もあります。この場合、実行ファイルはニュースフィードや受信トレイを常に最新の状態に保つ役割を担います。
セキュリティ上の脅威になる可能性はある?
AviraやAVGなどのセキュリティソフトで、agent.exeに対する誤検知が報告されたことがあります。ハードウェアの再構成を試みたことをきっかけに、アンチウイルスが誤って危険なフラグを立てた可能性が高いものの、念のため調査する価値は十分にあります。
現在、ほとんどのマルウェア(アドウェア、スパイウェア、トロイの木馬などを問わず)は、セキュリティ検査を回避するために、システムフォルダ内に潜んで自分自身を偽装しようとします。そのため、agent.exeの保存場所を確認することが重要です。手順は以下の通りです。
- タスクマネージャーを開きます(Ctrl + Shift + Esc)。
- プロセスタブでagent.exeを見つけます。
- agent.exeを右クリックし、「ファイルの場所を開く」を選択します。
表示された場所がC:\Windows\System32またはC:\Windowsだった場合、システムプロセスになりすました悪意のある実行ファイルである可能性が高いといえます。
注意:InstallShield Update Service Agentの既定の保存場所はC:\Program Files\Common Files\InstallShield\UpdateService\agent.exeです。ただし、利用しているアプリケーションに関連付けられたフォルダ内にagent.exeが存在する場合もあります。
疑いを確定・否定する方法の一つとして、実行ファイルをVirusTotalにアップロードして解析してもらう方法があります。Choose File(ファイルを選択)ボタンからagent.exeをアップロードし、Scan itをクリックするだけで解析が始まります。
スキャン結果で感染の疑いが判明した場合は、強力なマルウェア除去ツールでシステム全体をスキャンする必要があります。まだ導入していない場合は、Malwarebytesの利用をおすすめします。使い方がわからない方は、Malwarebytesの詳しい使い方を解説した記事をご参照ください。
agent.exeは削除すべき?
どのような状況であっても、agent.exeを実行ファイルごと削除することは推奨されません。agent.exeによるCPU使用率の高さに気づいた場合は、実行ファイルを手動で削除するのではなく、それを利用しているアプリケーション側を調査しましょう。
agent.exeが大量のリソースを消費している場合、そのプロセスが現在アップデート処理を行っている可能性が非常に高いです。問題が継続的に発生している場合は、該当アプリケーションへの対処が必要になります。agent.exe自体に不具合が生じているケースでは、親アプリケーションを再インストールすることで解決することもあります。
まずは「ファイル名を指定して実行」ウィンドウ(Windowsキー + R)を開き、「appwiz.cpl」と入力してプログラムと機能を起動します。次にアプリケーションの一覧を下へスクロールし、agent.exeを使用しているアプリケーションをアンインストールします。削除後、公式サイトにアクセスして最新バージョンをダウンロードし、インストールし直してください。
高負荷時に取るべき具体的な対策
agent.exeは重要なソフトウェアやゲームのアップデート処理である可能性が高いため、まずはそのまま1〜2時間ほど実行を待つことをおすすめします。その後もプロセスが動作し続けている場合は、一時ファイルフォルダを削除してみてください。アップデート中にファイルが破損・損傷すると、PCのリソース消費が高くなるという報告が多くのユーザーから寄せられています。
まずはPCを再起動して、プロセスを安全に終了させましょう。そのうえで、一時ファイルの詳細な削除手順を解説した記事をご覧いただき、一時ファイルを削除してください。一時ファイルを削除してもプロセスがCPU使用率を高く保ち続ける場合は、原因となっている不審なプログラムのアンインストールをおすすめします。
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