hiberfil.sysとは何?ウイルスじゃない?安全に削除する方法を解説
PC内の大容量ファイルを探していると、「hiberfil.sys」という見慣れないファイルを目にしたことはありませんか?ウイルスではないかと不安になる方もいるかもしれませんが、実はこのファイルはWindowsの休止状態(ハイバネーション)機能を制御しているだけの正常なシステムファイルです。ただし、休止状態を利用していない場合、hiberfil.sysが不要なディスク容量を大量に消費している可能性があります。そのような場合は、安全に削除してしまうのがおすすめです。
この記事では、hiberfil.sysの正体と、OSから安全に削除する具体的な手順を詳しく解説します。それでは早速見ていきましょう!
hiberfil.sysとは何か?
hiberfil.sysは、Microsoft Windowsが休止状態に入るときに作成されるファイルです。このファイルには、PCが休止状態になる直前のメモリ上の状態が保存されています。おかげで、休止状態から復帰する際には、保存されていた情報をもとにコンピュータを以前の作業状態へ素早く復元できます。数日、あるいは数週間休止状態のままにしておいても、復元に影響はありません。
簡単に言えば、休止状態モードとは、作業内容やセッションを保持したままPCの電源を完全に切ることができ、次回は短時間で起動して中断した場所からすぐに作業を再開できる便利な機能です。
なお、hiberfil.sysは隠しファイルとして設定されているため、フォルダーオプションで「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れない限り、エクスプローラー上では確認できません。
hiberfil.sysを削除しても安全?
休止状態機能の最大の欠点は、必要となるストレージ容量の大きさです。時間の経過とともに、PCには休止状態用のデータとして数ギガバイト単位のファイルが蓄積されていきます。Windowsシステムでは10GBを超える休止状態ファイルが存在することも珍しくなく、さらに肥大化し続ける傾向があります。
ストレージに十分な余裕があるPCであれば、休止状態ファイルが容量を占めていても気にならないかもしれません。しかし、ストレージ容量が限られているノートパソコンでは深刻な問題になりかねません。
hiberfil.sysを削除する前に考えておきたいのは、自分が休止状態機能をどのくらい使っているのかという点です。離席するときに毎回休止状態を利用しているのであれば、削除するメリットはほとんどありません。休憩のたびにPCを休止状態にしたいのにファイルを削除しても、次に休止状態へ移行したときにWindowsが自動的に再作成してしまうため、意味がないのです。
つまり、hiberfil.sys自体は安全に削除できますが、削除をおすすめするのは「Windowsの休止状態機能を今後使わない(無効化したい)」場合のみです。
Windowsでhiberfil.sysを削除する方法
hiberfil.sysを削除する最初のステップは、休止状態機能を無効化することです。機能をオフにすれば、ファイルは安全に取り除けます。
コマンドプロンプトで休止状態を無効化する
- 検索バーに「cmd」と入力し、「管理者として実行」をクリックして、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
- powercfg -h off と入力して Enter キーを押すと、休止状態が無効になります。

将来的に再び休止状態を使いたくなった場合は、「powercfg -h on」を実行すればいつでも有効に戻せます。
システム設定から休止状態を無効化する
コマンドプロンプトを使いたくない場合は、システム設定を変更することでも休止状態を無効化できます。
- タスクバーの検索ボックスに「power」と入力し、「電源とスリープの設定」を選択します。
- 次の画面で、右側にある「追加の電源設定」をクリックします。

- 左側の「電源ボタンの動作を選択する」をクリックし、「現在利用可能ではない設定を変更します」を選択します。

- 「休止状態」のチェックボックスをオフにして、「変更の保存」をクリックします。

Windows 7をお使いの方は、「Windows 7で休止状態を有効または無効にする方法」のガイドも参考にしてください。
Windowsでhiberfil.sysを削除・確認する
休止状態を無効化すると、通常はhiberfil.sysが自動的に削除されます。本当にファイルが消えたかどうか確認したい場合は、以下の手順を実行してください。
- エクスプローラーを起動し、「表示」タブを開きます。
- 「オプション」をクリックし、続けて「表示」タブへ移動します。

- 「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れます。
- 「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外します。
- 「適用」をクリックします。

あとはCドライブを開いて、hiberfil.sysが残っていないか確認しましょう。ファイルが見当たれば、無事に完全削除できたということです!
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