「MSVCP100.dllが見つかりません」エラーを解決する3つの方法
DLLファイルは、Microsoft Visual C++で開発されたプログラムに不可欠な要素であり、Visual C++自体の重要なコンポーネントでもあります。そのため、Visual C++で開発されたソフトウェアやゲームを実行するには、これらのファイルが必須となります。MSVCP100.dllは中でも特に重要なファイルの一つで、特定のソフトウェアの起動時に必ず読み込まれます。このファイルがシステムに存在しない場合、該当するアプリケーションは動作を停止し、「MSVCP100.dllが見つかりません」というエラーが表示されます。エラーメッセージではプログラムの再インストールを促されますが、実際に問題が解決することはほとんどありません。この記事では、この問題を根本的に解決する方法を詳しく解説します。
なお、このエラーは以下のような形式で表示されることがあります。いずれかに該当する場合は、本記事の手順に従って対処してください。
~dll Not Found.(dllが見つかりません) This application failed to start because msvcp100.dll was not found. Re-installing the application may fix this problem.(msvcp100.dllが見つからないため、このアプリケーションを起動できませんでした。再インストールにより解決する場合があります) Cannot find [PATH]\msvcp100.dll([パス]\msvcp100.dllが見つかりません) Cannot start [APPLICATION]. A required component is missing: msvcp100.dll. Please install [APPLICATION] again.([アプリケーション]を起動できません。必要なコンポーネントがありません:msvcp100.dll。[アプリケーション]を再インストールしてください)

「MSVCP100.dllが見つかりません」エラーの主な原因
このエラーが発生する背景には、いくつかの要因があります。
- ファイルの誤削除:ディスククリーンアップなどの作業でMSVCP100.dllが誤って削除されると、依存するアプリケーションがクラッシュし、このエラーが発生します。
- ウイルス・マルウェア感染:悪意のあるプログラムがレジストリを破損させ、DLLファイルが正常に機能しなくなることがあります。
- 再頒布可能パッケージの不備:Visual C++ 再頒布可能パッケージが正しくインストールされていない、または破損しているケースも少なくありません。
「MSVCP100.dllが見つかりません」エラーの解決策
このエラーは複数の方法で解決できます。以下の方法を順番に試してみてください。
方法1:Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージを再インストールする
最も一般的な原因は、Visual C++ 再頒布可能パッケージが正しくインストールされていないことです。まず既存のVC++ランタイムを完全にアンインストールし、その後オールインワンの再頒布可能パッケージをインストールし直します。これにより、VCランタイムに関する問題の大半を解消できます。
【ステップ1】既存のVC++ランタイムをアンインストールする
- Windowsキーを押しながらRキーを押し、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「Appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押します。

- Windowsの「プログラムと機能」画面が開きます。
- 一覧からMicrosoft Visual C++ Redistributableをすべて探し、1つずつアンインストールします。

- アンインストールが完了したら、パソコンを再起動します。
【ステップ2】オールインワンパッケージをインストールする
- 再起動後、案内のリンク先からパッケージファイルをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを解凍します。
- 解凍したフォルダ内にインストーラーが格納されています。
- 「install_all.bat」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

- すべてのVCランタイムが自動的にインストールされるまで待ちます。
- パソコンを再起動し、エラーが解消されたかどうかを確認します。
方法2:信頼できるサイトからMSVCP100.dllファイルを入手する
外部サイトからのDLLファイルのダウンロードは、サイトの信頼性が確認できない限り推奨されません。ここでは信頼性の高いソースのみを紹介します。
注意:作業前に、お使いのWindowsが32ビット版か64ビット版かを必ず確認してください。「設定」→「システム」→「バージョン情報」から確認できます。
- 信頼できるDLL配布サイトを開き、3列目の「Manual Fix」セクションへ移動します。
- ページを下にスクロールし、大きな灰色の「Download Zip-File」ボタンをクリックします。
- OSに対応するDLLファイルのバージョンを選択するよう求められるので、該当するものを選んでzipファイルをダウンロードします。

- ダウンロードしたファイルをWinRARや7-Zipなどの解凍ツールで展開します。
- 解凍したフォルダ内のdllファイルをコピーします。
- C:\Windows\System32フォルダを開き、コピーしたファイルを貼り付けます。

補足:64ビット版Windowsでは、64ビット用のDLLは「System32」に、32ビット用のDLLは「C:\Windows\SysWOW64」に配置するのが基本です。
方法3:SFC(システム ファイル チェッカー)スキャンを実行する
上記の方法で解決しない場合は、Windowsに標準搭載されているシステム ファイル チェッカー(SFC)ツールでシステム全体をスキャンしてみましょう。破損または欠落しているシステムファイルを自動的に検出して修復してくれます。
管理者権限でコマンドプロンプトを開き、「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押すだけで実行できます。詳細な手順については、「SFCスキャンの実行方法」のガイド記事を参照してください。
これらの方法によって、MSVCP100.dll関連のエラーが解決することを願っています。
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