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Windowsの「スリープ」と「休止状態」の違いとは?使い分けのポイントを解説

パソコンには「スリープ」と「休止状態(ハイバネーション)」という2つの省電力モードが用意されています。どちらも、一時的にPCを離れる際に作業状態を保持したまま電力を節約するための機能です。目的は似ていますが、仕組みや動作は大きく異なります。この記事では、それぞれのモードの特徴と違いについて詳しく解説します。

Windowsの「スリープ」と「休止状態」の違いとは?使い分けのポイントを解説

Windowsのスリープとは?

スリープは、重要度の低いコンポーネントへの電源供給を停止するスタンバイモードです。このモード中、ほとんどの動作は停止または中断されますが、PCへの電力供給が完全に遮断されるわけではありません。特にメモリ(RAM)には通電が続けられ、作業中のデータがすべて保持されます。そのため、復帰時にはほぼ瞬時に元の作業状態へ戻すことができます。ただし、スリープ中に停電などで電源が失われると、保存されていたデータはすべて失われ、PCは電源オフの状態から起動したときと同じように立ち上がります。

Windowsの休止状態(ハイバネーション)とは?

休止状態では、メモリ上のすべてのデータをハードディスクにコピーした後、通常のシャットダウンと同様に電源を完全に切ります。このとき、システムメモリと同じサイズの「hiberfil.sys」というファイルがローカルディスク上に作成され、実行中のアプリケーションのデータがすべて保存されます。PCを再起動すると、休止前のシステム状態がそのまま復元されます。すべてのコンポーネントが停止しているため、消費電力は完全にゼロになります。なお、近年は利用頻度が低くなっているため、Windowsではデフォルトで無効化されていることが多い点にも注意が必要です。

スリープと休止状態の違い

スリープはわずかな電力を消費するのに対し、休止状態は電力をまったく消費しません。復帰速度も大きく異なり、スリープはほぼ瞬時に復帰できる一方、休止状態はやや時間がかかります。作業データの保存先も異なり、休止状態ではハードディスクに、スリープではRAMに保存されます。具体的には、休止状態からの起動には約20〜30秒かかるのに対し、スリープからの復帰は約3〜5秒で完了します。そのため、長時間PCを使用しない場合は休止状態が、短時間の場合はスリープが適しています。

ノートパソコンのバッテリーを節約したいユーザーにとって、これらの機能は作業内容とバッテリー残量の両方を守る有効な手段です。ただし、休止状態用のファイルを保存するだけのディスク容量が確保できない場合は、代わりにスリープモードを使用することになります。なお、ACPIの規格では、スリープはS3、休止状態はS4に分類されています。

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