【Windows】Microsoft Edgeのキャスト(Chromecast)機能を無効にする2つの方法
Microsoft Edgeには、ウェブページや動画をテレビなどの別のデバイスに映し出す「キャスト(Chromecast)」機能が標準で搭載されており、ユーザーはいつでも自由に利用できます。かつては「Google Cast」と呼ばれていたこの機能は、ブラウザーから直接テレビへコンテンツを送信できる非常に便利なものです。しかし、企業や学校などの管理された環境では、ユーザーに勝手にキャストを使用されたくないケースもあるでしょう。管理者権限があれば、Microsoft Edgeのキャスト機能を無効化することが可能です。本記事では、その具体的な手順を詳しく解説します。
なお、「ローカルグループポリシーエディター」はWindows Pro、Education、Enterpriseエディションでのみ利用可能です。Windows Homeエディションをお使いの場合は、後半で紹介するレジストリエディターを使った方法をご利用ください。
方法1:ローカルグループポリシーエディターでChromecastを無効にする
ローカルグループポリシーエディターは、Windowsの動作環境を細かく制御できる強力な管理ツールです。設定アプリやコントロールパネルには表示されない多数の設定項目が含まれており、その中にはMicrosoft EdgeのGoogle Castを無効化するためのポリシーも用意されています。グループポリシーで設定を行うと、その内容は自動的にレジストリにも反映されます。以下の手順に沿って、Microsoft EdgeのChromecastを無効にしていきましょう。
注意:Windows Homeをお使いの場合は、この方法はスキップして、次のレジストリエディターを使った方法をご確認ください。
- お使いのブラウザーでMicrosoftの公式サイトにアクセスし、ご自身のMicrosoft Edgeのバージョン情報を選択して、[GET POLICY FILES]ボタンをクリックします。

- ダウンロードしたzipファイルを、WinRARなどを使って展開(解凍)します。

- 展開したフォルダー内の「MicrosoftEdgePolicyTemplates\windows\admx」パスを開き、「msedge.admx」と「msedge.adml」の2つのファイルをコピーして、「C:\Windows\PolicyDefinitions」フォルダーに貼り付けます。
注意:言語ファイル(ADML)は言語別フォルダーの中に格納されています。該当するフォルダーからコピーしてください。
- キーボードのWindowsキー + Rを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押します。これでローカルグループポリシーエディターが起動します。

- ローカルグループポリシーエディターで、以下のパスへ移動します。
コンピューターの構成\ 管理用テンプレート\ Microsoft Edge\ キャスト\

- 「Google Cast を有効にする(Enable Google Cast)」という設定をダブルクリックします。開いたウィンドウで、設定を「未構成(Not Configured)」から「無効(Disabled)」に変更します。

- 最後に「適用」→「OK」をクリックして変更を保存すれば完了です。
- デフォルトの状態に戻したい場合は、手順6の設定を再度「未構成」に変更するだけで元に戻せます。
方法2:レジストリエディターでChromecastを無効にする
同じ設定は、レジストリエディターを使って行うこともできます。Windowsレジストリは、OSやアプリケーションの各種設定が保存されているデータベースです。先ほどのグループポリシーで設定済みの場合は、すでに該当する値がレジストリに存在します。一方、ポリシーを設定せずにこの方法を使う場合は、不足しているキーと値を自分で作成する必要があります。
レジストリは、誤った操作を1つ行うだけでシステムに不具合が生じる可能性があります。そこで、以下の手順では作業前のバックアップ作成方法もあわせてご紹介します。手順を慎重に進めれば、安全にChromecastの設定を行うことができます。
- Windowsキー + Rを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力してEnterキーを押すと、レジストリエディターが起動します。UAC(ユーザーアカウント制御)の確認画面が表示された場合は「はい」をクリックしてください。

- 変更を加える前に、レジストリのバックアップを作成しておきましょう。メニューバーの「ファイル」→「エクスポート」を選択し、保存先とファイル名を指定して「保存」をクリックします。
注意:バックアップを復元する場合は、「ファイル > インポート」から事前に保存しておいたバックアップファイルを選択すればOKです。
- レジストリエディターで、以下の場所へ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge
- Edgeキーが存在しない場合は、Microsoftキーを右クリックして「新規 > キー」を選択し、新しいキーを「Edge」という名前で作成します。

- Edgeキーを選択した状態で右側のペインを右クリックし、「新規 > DWORD (32ビット) 値」を選択します。作成した値の名前を「EnableMediaRouter」に変更してください。

- 「EnableMediaRouter」をダブルクリックすると小さなダイアログが開きます。値のデータを「0」に変更することで、Google Castが無効になります。

- 設定がすぐにブラウザーに反映されない場合は、システムを再起動して変更を適用してください。
- デフォルトの状態に戻したいときは、レジストリエディターから「EnableMediaRouter」の値を削除するだけで元に戻せます。
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