MacからSearch Marquisを検出・削除する完全ガイド
Search Marquisとは?Macに潜むブラウザハイジャッカーの脅威
Search Marquisは、近年Mac OS環境で急速に拡散しているブラウザハイジャッカー(Browser Hijacker)です。感染すると、ブラウザのタブが不審なドメインへ強制的にリダイレクトされ、スポンサー付きの検索結果や広告が次々と表示されるようになります。
ブラウザハイジャッカーは、フリーソフトのバンドルインストール(まとめてインストールされる追加ソフト)を通じて拡散するのが一般的です。ウイルスのように直接破壊的な被害をもたらすわけではありませんが、ユーザーをスポンサーサイトへ強制的に誘導することで不正な利益を得る性質を持っています。
主な感染症状
ブラウザハイジャッカーに感染すると、以下のような症状が現れます。
- ホームページ、検索エンジン、新規タブのURLなど、ブラウザ設定が勝手に変更される
- 検索エンジンが「https://searchmarquis.com」に書き換えられる
- 検索結果に広告・バナー・ポップアップだらけのサイトが表示される
- SearchMarquisで検索すると、YahooやBingへリダイレクトされることがある
特に注意すべきは、一部の検索結果ページにはスパイウェアが仕込まれている場合がある点です。閲覧履歴の収集や、個人情報の窃取など、間接的にMacのセキュリティを脅かす危険性があります。
もしあなたのMacがMarquisブラウザハイジャッカーに感染している、あるいは同様の問題でお困りでしたら、この記事が解決の手助けになるはずです。
アンチウイルスソフトなしで手動除去する5つのステップ
ここでは、追加のアンチウイルスソフトに頼らず、Mac OSユーザーが自分で不審なブラウザハイジャックソフトを特定・削除できる5つの方法を紹介します。
手順のポイント:まずはブラウザの設定と拡張機能のクリーニング(STEP 1)を試してください。システム再起動後も問題が解消しない場合は、STEP 2〜5に従って起動項目やログイン設定をリセットしていきましょう。
手間をかけずに素早く原因を特定したい方は、無料の「Antivirus One」でMacをスキャンしてみてください。リアルタイムスキャンを有効にすれば、マルウェアを自動的かつ定期的に検出・駆除し、フルプロテクションを実現できます。
STEP 1:ブラウザの設定と拡張機能を確認する
まず、ブラウザの環境設定から、ホームページ/検索エンジンを以前使用していたものに戻します。その上で、不審な拡張機能がないかダブルチェックしましょう。
ブラウザやデバイスを再起動しても変更が保存されない場合は、STEP 2、3、4に進んで、システムのより深い部分を調査する必要があります。
Safariの拡張機能を確認する方法
- Safariを開き、デスクトップ上部のツールバーにある「Safari」メニューから「環境設定」をクリックして、ブラウザ設定ウィンドウを開きます。
- 設定ウィンドウのツールバーで「一般」タブを選択します。新しいウィンドウやタブの開き方などの設定が表示され、「ホームページ」欄で現在のホームページアドレスを確認できます。見覚えのない不審なアドレスが表示されている場合は、信頼できるアドレスに戻しましょう。Safariのデフォルトホームページは「www.apple.com/startpage/」です。
- 検索エンジンが改ざんされていないか確認するには、「検索」タブ(左から5番目)をクリックし、「検索エンジン」欄で切り替え可能な検索エンジンのリストをチェックします。
- 最後に、ツールバー右から2番目の「拡張機能」タブをクリックして、Safariの拡張機能を確認します。
左側のボックスに拡張機能名の一覧が表示されます。名前をクリックすると、詳細情報や権限の確認、アンインストールが可能です。正規の開発元によらない拡張機能には、アドウェアやスパイウェアが含まれている場合があり、不要な広告の注入や、保存されたキーチェーン・カード情報の盗難につながる恐れがあります。不明な拡張機能や不審な拡張機能を見つけたら、迷わず削除することをおすすめします。
Chromeの拡張機能を確認する方法
- Chromeを開き、デスクトップ上部のツールバーにある「Chrome」メニューから「環境設定」をクリックして、設定画面を開きます。
- 設定ページを下にスクロールすると「検索エンジン」セクションがあり、そこに「検索エンジンの管理」があります。
現在Chromeに登録されている検索エンジンの一覧が表示されます。各行の右端にある3点リーダー(⋮)をクリックすると、不要な検索エンジンを削除できます。
- 設定のメインページに戻ります。起動時のホームページアドレスを変更したい場合は、ページ最下部の「起動時」セクションまでスクロールし、3番目のオプション「特定のページまたはページセットを開く」を選択して、希望するホームページアドレスを入力します。
- 現在のChrome拡張機能を確認・管理するには、アドレスバー/検索ボックスの右側にある3点リーダー(⋮)をクリックします。
ドロップダウンリストから「その他のツール」(下から4番目)を選択します。
展開された次のリストの2番目のセクションにある「拡張機能」を探してクリックします。
これにより、現在インストールされているすべての拡張機能を表示するウィンドウが開きます。各拡張機能の開発元、バージョン、サイズ、アクセス権限などの詳細を確認したり、Chromeから削除したりできます。各拡張機能カード右下のスイッチボタンで、現在有効になっているかどうかを確認できます。
不審な拡張機能を見つけた場合は、各拡張機能の「詳細」ページ最下部にある「Chromeウェブストアで表示」をクリックして、提供元や開発者のプロフィールを確認するとよいでしょう。
STEP 2:システムのログイン項目を削除する
STEP 1で説明したように、ブラウザやデバイスを再起動するたびに設定が書き換えられる場合は、マルウェアがブラウザ内だけでなく、システムのより深い場所に潜んでいる可能性があります。
このステップでは、システムログイン時に自動的に起動するプログラムを確認できます。
- 「システム環境設定」を開きます。
- 「ユーザとグループ」をクリックします。
- 「パスワード」ページでは、ユーザーのログインパスワードの変更やユーザーリストの管理ができます。「ログイン項目」タブをクリックすると、ログイン時に自動的に起動するプログラムの一覧が表示されます。ログイン時に起動させたくない項目は「−」ボタンで削除しましょう。STEP 1でも触れたように、デバイス再起動後にブラウザ設定の変更が保存されない場合、ログイン時に起動するようマルウェアが組み込まれ、再起動のたびに設定を書き換えている可能性が高いです。
STEP 3:アクティビティモニタで不審なプロセスを終了させる
アクティビティモニタには、Mac上で現在動作中のすべてのプログラムが表示されます。デフォルトでは、Launchpadの「その他」フォルダ内にあります。
プログラム名のキーワード(例:「Marquis」)で検索します。
該当するプロセスを見つけたら、左上隅の終了アイコンをクリックし、「強制終了」を選択してプログラムを停止させます。
STEP 4:最近変更されたアプリケーションをすべて確認する
「システム情報」では、バックグラウンドで動作する隠しアプリを含む、すべてのアプリケーションを確認できます。「システム情報」を開く方法は2つあります。
- 「システム情報」は通常、Launchpadの「その他」フォルダ内にあります。
もう一つの方法として、デスクトップツールバーのAppleアイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから「このMacについて」を選択しても開けます。
- 「システム情報」が開いたら、ツールバーの「概要」(通常はデフォルトで開いています)をクリックし、「システムレポート…」をクリックします。
- 新しいウィンドウで「ソフトウェア」セクションを展開し、「アプリケーション」をクリックすると、アプリケーションの一覧が表示されます。密かにシステムを改ざんしている最近アクティブになったマルウェアを見つけるには、列見出しの「修正日」をクリックして、更新日の新しい順に並べ替えます。最近活動した不審なマルウェアを発見したら、その場所のアドレスをコピーしてフォルダに移動し、完全に削除しましょう。
- 特定のフォルダパスに移動するには、まず「Finder」を開きます。デスクトップ上部のツールバーで「移動」をクリックし、「フォルダへ移動」(下から2番目)を選択すると、移動先のパスを入力するウィンドウが開きます。
STEP 5:不審な自動起動ファイルを確認する
このステップでは、起動時に自動実行されるファイルが格納されているシステムフォルダを確認します。ここまでのステップでマルウェアが見つからなかった場合は、このフォルダを手動で調べてみましょう。正規の開発者による自動起動ファイルは、通常「com.PROVIDER.XXX.plist」のように理解しやすい形式の名前が付けられています。
- Finderを開き、ツールバーの「移動」→「フォルダへ移動」をクリックします。
- 以下のいずれかのパスを入力します。
- a. /Library/LaunchAgents/
- b. /Library/LaunchDaemons/
- c. ~/Library/LaunchAgents/
- これらのフォルダには、ユーザーログイン時に読み込まれる起動ファイルが保存されています。これらのファイルはユーザーインターフェースにアクセスし、情報を表示することができます。フォルダ内で「Marquis」というキーワードを検索し、不審なファイルを削除してください。
ワンステップで全てを解決する方法
上記のすべてのステップに沿ってファイルやフォルダを一つずつ確認していくのは、時間と手間のかかる作業です。Antivirus OneはAppleの公証を受けたプロフェッショナルなアンチウイルスツールで、あらゆる潜在的なリスクや攻撃からデバイスを保護し、安心してオンラインブラウジングを楽しめます。自動リアルタイムスキャンサービスを提供しており、ブラウザハイジャッカーが痕跡を残す前に排除します。
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