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LinuxにDOSBoxをインストールして懐かしのDOSゲームを快適にプレイする方法

LinuxにDOSBoxをインストールして懐かしのDOSゲームを快適にプレイする方法

DOOMなど往年のDOSゲームを持っているなら、エミュレーターを使えば今のPCでも楽しむことができます。その中でも最高のDOSエミュレーターとして名高いのが「DOSBox」です。しかし、多くの入門ガイドはアプリのインストール方法と基本的なコマンドをいくつか紹介するだけで終わっており、初心者にはハードルが高く、DOS経験者にとっても意外な落とし穴が待っています。

このガイドでは、LinuxへのDOSBoxのインストール方法だけでなく、Cドライブを自動的にマウントする設定まで詳しく解説します。さらに、DOSコマンドが苦手という初心者のために、操作を助けてくれる定番ソフトウェアのおすすめもご紹介します。

LinuxへのDOSBoxのインストール

DOSBoxはほぼすべてのディストリビューションのリポジトリに収録されているため、どのパッケージマネージャーからでも簡単にインストールできます。コマンドラインでインストールする場合は以下を実行してください。

# Debian/Ubuntu系の場合:
sudo apt install dosbox
# Fedora/RHEL/CentOS系の場合:
sudo dnf install dosbox
# Arch系の場合:
sudo pacman -S dosbox

インストールが完了したら、システムメニューから起動できるほか、ターミナルで次のコマンドを入力しても起動できます。

dosbox

DOSBoxの基本的な使い方とCドライブの自動マウント

DOSBoxを起動すると、最初は戸惑うかもしれません。通常のDOSなら「C:」プロンプトから始まるところ、DOSBoxは内部仮想ドライブである「Z:」から起動し、Cドライブを手動でマウントするよう促すメッセージが表示されます。これはPC初心者を混乱させますし、「さっそくC:で作業したい」というDOS経験者にとっても煩わしい仕様です。この問題を解決するには、DOSBoxの起動設定ファイルを編集します。

LinuxにDOSBoxをインストールして懐かしのDOSゲームを快適にプレイする方法

本来のDOS環境なら、Cドライブのルートにある「autoexec.bat」を編集すれば済む話です。しかしDOSBoxでは、ホームフォルダ内のサブディレクトリにあるローカル設定ファイルでコマンドを管理しています。

このファイルにアクセスするには、まずファイルマネージャーで隠しファイル・隠しフォルダの表示を有効にし、ホームフォルダ内の「.dosbox」ディレクトリを開きます。なお、これはDOSBoxを一度でも起動したことがある場合の話です。まだの場合は、一度起動して終了してください。「dosbox-0.74.conf」という名前のファイルがあるはずです(バージョン番号は異なる場合があります)。

このテキストファイルには将来のカスタマイズに役立つ多数のオプションが含まれているので、一度目を通しておく価値がありますが、ここで必要なのは末尾の[autoexec]セクションだけです。コメントにもあるように、ここには起動時に自動実行したいコマンドを記述します。マウントコマンドはここに書くのが定石です。初期状態では空になっているので、これから新しい行を追加していきましょう。

以下の手順では、Cドライブに置きたいものをすべて、ホームフォルダ直下の「dosbox」というディレクトリに保存することを前提とします。まだディレクトリがない場合は作成し、実行したいDOSソフトウェアをコピーしておいてください。そしてDOSBoxの設定ファイルの[autoexec]セクションに、次の2行を追加します。

mount c ~/dosbox
c:
LinuxにDOSBoxをインストールして懐かしのDOSゲームを快適にプレイする方法

ファイルを保存しましょう。これでDOSBoxを起動すると自動的にC:ドライブで開始され、dosboxフォルダ内のすべてのコンテンツにすぐアクセスできるようになります。

覚えておきたい基本のDOSコマンド

ディレクトリを移動する:

cd wolf3d

一つ上の階層へ戻る:

cd ..

ディレクトリ内の一覧をページ単位で表示する:

dir /p

実行ファイルを起動するには、ファイル名を入力します。拡張子は省略可能です。たとえばwolf3d.exeなら、次のように入力するだけでOKです。

wolf3d

DOSを覚えなくてもゲームだけ遊びたい方へ

基本的なDOSコマンドを覚える価値はありますが、必須ではありません。DOS端末の使い方を学びたくない人のために、親しみやすいインターフェースを提供するソフトウェアが当時たくさん存在しました。個人的におすすめしたいのは「Norton Commander」です。2画面ファイラーのスタイルを広めた、まさに伝説的なファイルマネージャーであり、LinuxのMidnight Commanderをはじめ、無数の模倣プロジェクトを生み出しました。

LinuxにDOSBoxをインストールして懐かしのDOSゲームを快適にプレイする方法

矢印キーでファイルを閲覧し、起動したいファイルや移動したいディレクトリの上でEnterキーを押します。左右のペインを切り替えるにはTabキーを使用します。ファンクションキーにはコピー、名前変更、削除などの機能が割り当てられています。残念ながらNorton Commanderは現在アバンドンウェア(開発放棄されたソフト)となっており、公式の配布リンクはありませんが、Google検索すれば入手できる可能性は十分にあります。

Norton Commanderがdosboxフォルダ内の「NC」ディレクトリに置いてあるとすると、次のコマンドで起動できます。

cd nc
nc

より正確に指定するならこちらです。

c:\nc\nc.exe

Norton Commanderを起動時に自動で立ち上げたい場合は、DOSBox設定ファイルの[autoexec]セクションにコマンドを追加して、次のようにします。

mount c ~/dosbox
c:
c:\nc\nc.exe
LinuxにDOSBoxをインストールして懐かしのDOSゲームを快適にプレイする方法

これで、DOSゲームを簡単に起動できるようになり、新しいゲームも好きなときにdosboxフォルダへコピーするだけで遊べます。DOSコマンドについてさらに詳しく知りたい方や、ソフトウェアの入手先を探している方は、Mac向けDOSBoxの解説ガイドもぜひ参考にしてみてください。


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