GNOMEでワークスペースを操作する方法|仮想デスクトップの基本と活用術
ワークスペース(仮想デスクトップ)は、Linuxデスクトップ環境における主要な機能の一つです。長い歴史を持ち、ほぼすべてのLinuxウィンドウマネージャーで利用できます。しかし、GNOMEがバージョン3に移行した際、開発チームはミニマリズムを重視し、ワークスペース機能を目立たない形に隠してしまいました。そのため、この機能を使うには、あらかじめ存在を知っているか、偶然見つけるか、あるいは本記事のようなチュートリアルを読む必要があります。ここでは、GNOMEで複数のワークスペースを活用する方法を詳しく解説します。
ワークスペースとは?どこにあるの?
ワークスペースとは、デスクトップのクローンを別々の領域(画面)に作成したものです。これにより、アプリケーションをグループごとに異なる画面へ振り分けて、デスクトップを整理できます。たとえば、Firefox・Skype・Slackなどのインターネット関連アプリを1つ目のワークスペースに、Sublime Text・FTPクライアント・ターミナルを2つ目に、タスク管理や時間管理アプリを3つ目に配置するといった使い方が可能です。ウィンドウの最小化と最大化を繰り返す代わりに、ワークスペースを切り替えるだけで、必要なアプリのウィンドウにすぐアクセスできるようになります。
GNOME 3でワークスペースパネルを表示するには、キーボードのWinキー(「Super」キーとも呼ばれます)を押します。するとワークスペースパネルが画面右側に表示されます。何もアプリを起動していない状態では、メインのワークスペースだけが表示されます。
メインのワークスペース上で少なくとも1つのウィンドウが開かれていると、GNOMEは自動的に2つ目の空のワークスペースを作成します。
さらに、アプリケーションを2つ目のワークスペースへドラッグすると、GNOMEは3つ目の空のワークスペースを作成します。仕組みのロジックがだんだん見えてきましたね。
以前のGNOMEでは、ワークスペースの数は固定されており、ユーザーが好みに合わせて設定変更できました。しかし現在のGNOME 3では、使用中のワークスペースより常に1つ多い数を自動的に確保したり、ウィンドウがなくなったワークスペースを自動的に閉じたりすることで、ワークスペースの数をシステム側が管理してくれます。
ワークスペース間でアプリケーションを移動する
ここでは例として、ファイルマネージャーとLibreOffice Writerという2つのアプリケーションが開いている状況を想定します。
ウィンドウを別のワークスペースに移動するには、まずWinキーを押して「アクティビティ」画面を表示します。次に、画面中央に表示されている大きなウィンドウプレビューを左クリックで押さえたまま、移動先のワークスペースがある右側へドラッグします。
既存のワークスペース同士の間に新しいワークスペースを作成したい場合は、パネルを直接使います。アプリケーションのウィンドウを2つの既存ワークスペースの間にドラッグ&ドロップしてください。マウスボタンを離すと新しいワークスペースがそこに作成され、ウィンドウが収まることを示す光る仕切り線が表示されます。
ウィンドウを別のワークスペースへ送るもう一つの方法は、タイトルバーを右クリックすることです。「上のワークスペースへ移動」または「下のワークスペースへ移動」を選択すれば、現在のワークスペースの前または後ろのワークスペースへウィンドウを移動できます。
覚えておきたいショートカットキー
キーボードショートカットを使えば、ワークスペースの管理やウィンドウの移動をより素早く行えます。
- Win + Page Up / Page Down:前後のワークスペースへ切り替え。Ctrl + Alt を押しながら上下のカーソルキーでも同じ操作が可能です。
- Win + Shift + Page Up / Page Down、または Ctrl + Alt + Shift + Page Up / Page Down:アクティブなウィンドウを前後のワークスペースへ移動します。
- Win + Home / End:最初のワークスペース、最後のワークスペースへそれぞれジャンプします。
- Win + Shift + Home / End:アクティブなウィンドウを最初または最後のワークスペースへ移動します。
ワークスペースの操作方法以外にも、GNOMEには意外と知られていない便利なカスタマイズ機能があります。たとえばフォルダアイコンの変更も可能です。また、マルチモニター環境をお使いなら、モニターごとに異なる壁紙を設定することもできますので、ぜひ試してみてください。
-
GNOMEで自動ワークスペースを無効にする方法【Tweaksツールで固定ワークスペースに変更】
最新版のGNOME 3を採用したディストリビューションが続々と登場する中、再びGNOMEに戻ってくるユーザーが増えています。プロジェクト発足当初と比べると、パフォーマンスは大幅に向上し、カスタマイズや統合に関する機能も充実し、粗削りな部分も格段に減りました。とはいえ、ユーザーが戸惑いやすい「GNOME流」の仕様はまだ残っています。その代表例がワークスペースの管理方法です。GNOMEはワークスペースを動的に作成・削除しますが、多くのユーザーはウィンドウを追加しても数が変わらない固定数の仮想ワークスペースを好みます。この記事では、GNOMEで自動ワークスペースを無効にする方法を解説します。
-
狭いワークスペースでも快適に働く方法:限られた空間を最大限に活用する工夫
以前も触れましたが、私の家は約55平方メートル(600平方フィート)ほどしかありません。デスクはベッドの足元とクローゼットの間にある小さな一角に置いています。決して広いとは言えませんが、十分に機能しています。ここでは、私がスペースの制約とどう向き合っているか、そして皆さんの環境にも応用できる工夫をご紹介します。 デスク選びのポイント 約4年前に新しいデスクを購入しようとしたとき、私はいくつかの条件を設定していました。iMac、キーボード、マウス、そしてその他の作業道具を置ける十分な作業スペースがあること。ベッドとクローゼットの間という既存の作業エリアに収まること。クローゼットの扉の開閉を妨