WindowsでVPN接続を自動的に再接続(リダイヤル)する3つの方法
Windows 8以降でVPNの自動再接続設定が消えた?
Windows 8やWindows Server 2008以降では、MicrosoftがVPN接続の設定画面を少し「洗練」させました。正確に言うと、「オプション」タブから多数の設定項目が削除されています。
参考までに、Windows 7では次のように表示されていました。

一方、現在(Windows 8、Windows 10)では、ほぼすべての項目が削除されています。

そこで自然な疑問が生まれます。接続が切断された場合、自動的に再接続する方法や、再接続の試行回数はどうやって設定すればよいのでしょうか。
実はいくつかの方法があります。ここでは、比較的簡単なものから順に紹介していきます。
方法1:メモ帳で設定ファイルを直接編集する
まず、パラメータを手動で設定する方法です。エクスプローラーで以下のフォルダに移動してください。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Network\Connections\Pbk\
このフォルダ内にあるrasphone.pbkというファイル(通常は1つだけ存在します)を探します。これは普通のテキストファイルで、VPN接続の各種設定が保存されています。
メモ帳(notepad.exe)で開き、自分のVPN接続に対応するセクション(例:[PPTP-VPN]など)を見つけます。特に変更していなければ、次のような行があるはずです。
RedialAttempts=3
RedialSeconds=60
IdleDisconnectSeconds=0
RedialOnLinkFailure=1
つまり、Microsoftが勝手にデフォルト値を決めてしまっていたというわけです。しかし、これで必要なパラメータの場所と変更方法がわかりました。各項目の意味は以下のとおりです。
- RedialAttempts=3 —— 再ダイヤル(再接続)の試行回数(最大99)
- RedialSeconds=60 —— 再ダイヤル試行の間隔(秒)
- IdleDisconnectSeconds=0 —— 切断と判断するまでの待機時間(0=待機しない)
- RedialOnLinkFailure=1 —— 接続失敗時に再ダイヤルするか?(1=はい、0=いいえ)
設定を反映させるには、従来どおりVPN接続を一度切断して、再度接続し直してください。
注意: Windows Server 2012では、システムが独自の判断で C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Network\Connections\Pbk\_hiddenPbk フォルダを使用し、そちらにrasphone.pbkを配置することがあります。編集しても反映されない場合は、この隠しフォルダも確認してみてください。
方法2:タスクスケジューラでシンプルなタスクを作成する
タスクスケジューラで、VPN接続コマンドを含むBATファイルを定期的に実行するタスクを作成し、たとえば5分ごとに実行されるように設定します。
なお、VPN接続を確立するためのコマンドラインは以下の形式です。
C:\windows\system32\rasdial.EXE entryname [username [password|*]] [/DOMAIN:domain]
他にも利用可能なパラメータがありますが、必要に応じて公式ドキュメントなどを参照してください。
タスクの設定では、「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」にチェックを入れることを忘れないでください。

次に、実行ファイルを指定します。BATファイルを指定する例:

または、rasdial.exeを直接起動させても構いません。引数にはVPN接続名・ユーザー名・パスワードの順に入力します。

最後に、トリガーを「毎日」「5分ごとに繰り返す」に設定します。

方法3:イベントログを監視する高度なタスクを設定する
- タスクスケジューラで新しいタスクを作成します。
- タスクに2つのトリガーを設定します。1つ目はXMLクエリを使用するカスタムトリガーです(詳細は「前回のタスク完了後にスケジューラタスクを開始する方法」の記事を参照してください)。
<QueryList>
<Query Id="0" Path="Application">
<Select Path="Application">*[System[Provider[@Name='RasClient'] and (EventID=20226)]] and *[EventData[Data[4]='829' or '629']]</Select>
</Query>
</QueryList>
注意: イベントIDの意味は次のとおりです。829=リモート側からの切断、629=クライアント側からの切断。
2つ目のトリガーは、イベントログの監視に基づいて設定します。
- ログ名:Microsoft-Windows-NetworkProfile/Operational
- ソース:NetworkProfile
- イベントID:10000
- 起動するプログラムとして、引数付きのrasdial.exe(vpn-name username password の形式)を指定します。
- また、「条件」タブで以下のオプションにチェックを入れておくとより確実です。

注意: タスクが正常に動作するか確認したい場合は、イベントID=10001で別のテスト用トリガーを作成してみてください。このイベントはVPNを手動で切断した際に発生します。実際にVPNを手動で切断してみると、接続が即座に復元されるはずです。
以上で設定は完了です。
補足: 上記で紹介した方法は、いずれもWindows 7にもそのまま適用できます。
-
Windows 10/8/7対応!おすすめSDカードフォーマットソフト5選(2022年版)
メモリーカードをフォーマットしたい理由はさまざまです。大切なファイルを保存するための空き容量を確保したい場合もあれば、不具合のあるSDカードを新品同様に復活させたい場合もあるでしょう。また多くのユーザーは、書き込み速度を向上させるためにファイルシステムを別の形式へ変換する目的でフォーマットを行います。今回は十数種類のプログラムを実際にテストしたうえで、手間をかけずに確実にフォーマット作業を行えるWindows 10向けSDカードフォーマットツール ベスト5を厳選しました。 あわせて読みたい:Windows 10 PCで破損したSDカードを修復する方法(症状・原因・対処法) フォーマット前に必ず
-
【2022年版】Windows 10/8/7に最適なファイルマネージャーソフトおすすめ5選
Windowsに標準搭載されている「エクスプローラー」は、長年にわたりファイル管理を支えてきた定番ツールです。基本的なファイル操作であれば、追加ソフトをインストールしなくても十分に対応できます。しかし、複数タブ表示や一括リネームといった機能がなく、言語翻訳やポータブル性などの高度な機能にも対応していないなど、いくつか不便な点があるのも事実です。 こうした不満を感じたことがある方は、ぜひ以下で紹介するWindows 10/8/7向けファイルマネージャーソフトをチェックしてみてください。単なる代替ツールにとどまらず、効率的なアップデート、柔軟なカスタマイズ、プラグイン拡張など、多彩な機能を備えてい