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EU、Googleに過去最大の約27億ドル制裁金――自社サービス優遇の検索結果が問題に

欧州連合(EU)は先週、米テック大手のGoogleに対し、史上最高額となる27億ドル(約3,000億円)の制裁金を科しました。その理由は、Googleが検索結果の表示方法を操作し、自社サービスを不当に優遇する一方で、競合サービスのランキングを意図的に下げているというものです。

7年におよぶ調査の末に下された決定

2010年に開始された長期にわたる調査と、複数の競合企業からの苦情を受け、欧州委員会は火曜日、Googleに対してEU史上最大の罰金を科すことを決定しました。

EUの独占禁止規則によれば、Googleの慣行は違法であり、欧州の消費者からサービスを選ぶ真の選択肢を奪っているとされています。同社には90日以内に慣行を改善することが求められており、従わない場合には追加の制裁を受ける可能性があります。

Google側の反論

GoogleはEUの指摘を否定し、防御的な声明を発表しました。同社は「検索結果は、消費者が求める商品を素早く簡単に見つけられるように表示しているだけだ」と主張しています。なお、EU内でGoogleに最も強い批判を寄せてきたのは、Yelp、News Corp、Oracleといった米国の競合企業です。

今回科された罰金は、EUの独占禁止法事件において単一企業に対する罰金としては過去最高額であり、2009年に米半導体大手インテルに科された10億6,000万ユーロの制裁金を大きく上回るものです。

Googleは何を問題視されたのか

自社の価格比較サービスへの優遇表示

ユーザーがGoogle検索で何かを調べると、Googleの価格比較サービス(ショッピングサービス)に関連する結果が、検索結果の最上部またはその付近に表示されます。これは、競合の比較ショッピングサービスには適用されない特別扱いです。

「比較ショッピング」とは?

比較ショッピングとは、商品やサービスを実際に購入する前に価格を比較し、最もお得な取引を見つけるための手法です。ユーザーはオンライン上で複数の商品や価格を手軽に比較できます。

競合サービスの格下げ

一方、競合の比較ショッピングサービスは、Googleの一般的な検索アルゴリズムに基づいて表示されます。このアルゴリズムの多数の基準により、競合の検索結果はページの下部に表示されがちです。Google自身の比較ショッピングサービスは、こうしたアルゴリズムの適用を受けないため、格下げされることはありません。

この結果、Googleの比較ショッピングサービスは検索結果で非常に目立ちやすくなり、競合サービスはほとんど目につかない状況が生まれ、Googleへのトラフィックが増加する構図ができあがっています。

Googleの市場支配力と経緯

Googleは検索エンジン市場で事実上の独占地位を築いており、収入の約90%を広告に依存しています。Googleは2004年に欧州の比較ショッピング市場に参入しました。当初「Froogle(フーグル)」という名称だったこのサービスは、2008年に「Google Product Search」へ、そして2013年には「Google Shopping」へと改名されています。

EUによれば、2008年以降、Googleは自社の比較ショッピングサービスを体系的に優遇表示してきたといいます。その結果、他の比較ショッピングサービスは格下げされ、トラフィック面で大きな打撃を受けているとのことです。

これは初めての調査ではない

実は、EUがGoogleに対して調査を開始したのはこれが初めてではありません。現在も「支配的地位の濫用」に関する2件の調査が進行中です。
1件目は広告サービス「AdSense」に関するもので、
2件目は、Android端末に他社のアプリや検索エンジンをプリインストールすることを難しくしている点に関するものです。

Googleの公式回答

Googleは公式ブログで対応を発表し、「欧州委員会が発表した結論には同意しない」と述べています。同社によれば、人々がオンラインで買い物をする際は、探している特定の商品を直接見つけたいと考えており、だからこそショッピング広告を表示し、ユーザーを有益な結果につなげているとのことです。

さらに、ユーザーは再検索を強いられるウェブサイトではなく、欲しい商品に直接つながるリンクを好む傾向があり、表示順位はユーザーのフィードバックに基づいているとも説明しています。Googleは欧州委員会の決定を精査し、控訴を検討するとしています。

  1. Google検索で欲しい情報を必ず見つける8つのコツ

    現代では、何か疑問があるとき、まず最初にやるのが「Googleで検索すること」です。Alphabet傘下の検索エンジン企業が作り上げた検索エンジンは驚くほど高性能ですが、だからこそ、思い通りの検索結果が得られないときのフラストレーションはひとしおです。もし「もうお手上げだ」と感じているなら、ここで紹介するちょっと変わったGoogle検索のコツが、他の方法では見つからなかった情報を掘り起こしてくれるかもしれません。1. 検索エンジンの思考を理解する検索エンジンはページをインデックスする際、さまざまな方法でサイトを分類し、参照しています。また、ページ同士の関連性や、ユーザーが検索した内容との関連性

  2. スマホで使える「Google レンズ」代替アプリ5選

    拡張現実(AR)、そして複合現実(MR)。これらの技術は、現実と仮想の境界をどんどん曖昧にしつつあります。GoogleやFacebook(Meta)といったテック大手はこぞってこの分野に参入しており、Googleも以前からARの研究開発を続けてきました。その成果として登場したのが「Google レンズ」です。カメラで捉えた周囲のモノをインターネットで検索するという、これまでにない体験を提供するサービスです。ただし、当時Google レンズは新型Pixel端末でのみ利用可能で、GoogleフォトやGoogleアシスタントと統合されていました。「Pixel 2を買わなくてもGoogle レンズのよ