FTPのアップロードが遅いときの対処法|Windowsでソケットバッファサイズを増やして高速化する方法
エクスプローラーやInternet Explorerを使ってFTPでファイルをアップロードするとき、コマンドプロンプトで同じ操作をするのに比べて転送速度が極端に遅いと感じたことはありませんか?もしそうなら、この記事はきっと役に立ちます。原因はWindowsのソケットバッファサイズの初期設定にある可能性があります。
FTPのアップロードが遅くなる原因
FTP(File Transfer Protocol:ファイル転送プロトコル)は、TCP/IPベースのネットワーク(インターネットなど)を介して、あるホストから別のホストへファイルをコピーするための標準的なネットワークプロトコルです。Webサイトの更新やサーバーへのファイル移行など、今でも幅広く利用されています。
マイクロソフトのサポート技術情報「KB2388131」によると、この現象が発生する理由は次のように説明されています。
エクスプローラーおよびInternet Explorerには、既定の送信バッファサイズとしてわずか4096バイトしか設定されていません。この既定値が原因で、エクスプローラーやInternet Explorerから開始されたFTPアップロードは、コマンドプロンプトから実行した場合と比較して遅くなります。
つまり、GUIツール側の初期設定が小さすぎることがボトルネックになっているのです。一方、コマンドプロンプトで使えるftp.exeでは、送信バッファサイズを自由に変更できます。
コマンドプロンプトでバッファサイズを指定する方法
カスタムのバッファサイズを指定してFTPを実行するには、コマンドプロンプトで以下のように入力します。
ftp.exe -x:バッファサイズ(バイト単位)
たとえば、バッファサイズを8192バイトに設定したい場合は、「バッファサイズ」の部分を8192に置き換えて実行します。
コマンドを実行すると、次のようなメッセージが表示されます。
SendSocketBuffer: 8192 Bytes
これで送信バッファサイズが8192バイトに設定されました。この設定は現在のセッション中のみ有効なので、そのまま通常どおりFTP接続を行い、ファイルをアップロードしてください。転送速度の改善が確認できるはずです。
まとめ
エクスプローラーやIEからのFTPアップロードが遅いのは、既定の送信バッファサイズが4096バイトと小さく設定されているためです。頻繁に大きなファイルをアップロードする場合は、コマンドプロンプトからftp.exe -x:オプションでバッファサイズを大きくすると、体感的な速度向上が期待できます。
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