WSUS(Windows Server Update Services)の問題を解決する方法|接続エラー・CPU高負荷のトラブルシューティング
Windows Server Update Services(WSUS)は、Microsoftがシステム管理者の業務負担軽減を目的として開発したツールで、同社が各製品向けにリリースする更新プログラムやホットフィックスの管理を支援します。WSUSはWindowsサーバーにとって不可欠なコンポーネントであり、Microsoftが公式サイトで更新プログラムを公開すると、それを自動的にダウンロードし、ネットワーク全体へ配信します。
WSUSのトラブルシューティング
前提条件
1] Windows Server 2008 R2でWSUS 3.0 SP2を使用している場合は、KB4039929 以降の更新プログラムがシステムにインストールされている必要があります。
2] Windows Server 2012以降でWSUSを使用している場合は、以下の更新プログラムまたはそれ以降のバージョンがインストールされていることを確認してください。
- Windows Server 2012 – KB4039873
- Windows Server 2012 R2 – KB4039871
- Windows Server 2016 – KB4039396
WSUSへの接続失敗のトラブルシューティング
WSUSへの接続に失敗する場合は、以下の項目を順番に確認しましょう。
- WSUSサーバー上で WWW Publishing Service と Update Service が実行されていること。
- WSUS Webサイト または既定のWebサイトがWSUSサーバー上で正常に稼働していること。
C:\windows\system32\logfiles\httperrのログファイルにエラーが記録されていないか確認する(C:はシステムドライブ)。
WSUSサーバーのCPU使用率が高い場合の対処法
Ctrl + Alt + Del キーを押してタスクマネージャーを開き、CPU使用率を確認します。WSUSサーバーのCPU使用率が異常に高いと、システム全体の動作が遅延する原因となります。
CPU使用率が高くなる主な原因
考えられる原因は以下の2つです。
1] SUSDBデータベースが「クリーン」な状態ではない:これによりクライアントシステムが混乱し、スキャン処理を無限ループのように繰り返し続けることがあります。
2] 保留中の更新プログラムが多すぎる:WSUSサーバーがクライアントへ配信すべき更新プログラムが大量に蓄積されている状態です。長期間運用している環境で特に発生しやすくなります。
いずれの場合も、解決策としてWSUSサーバーのクリーンアップを行う必要があります。問題が発生していなくても、定期的にメンテナンスを実行することが理想的です。以下に具体的な手順を示します。
手順1:WSUSデータベースのバックアップ
WSUSデータベースをバックアップすることで、サーバーのパフォーマンス向上が期待できます。クリーンアップウィザードを実行する前に必ず行うべきステップです。
手順2:WSUSサーバークリーンアップウィザードの実行
サーバークリーンアップウィザードの詳細な使い方は、Microsoft公式サイトで解説されています。ただし、クライアントシステムがすでにファイルをスキャンしている場合、ウィザード実行中も負荷が増大します。そのような状況では、次のステップに従ってWSUSデータベースのインデックスを再構築し、置き換え済みの更新プログラムを拒否するのが効果的です。
手順3:WSUSデータベースのインデックス再構築
WSUSデータベースのインデックスを再構築すると、特にデータベースが断片化している場合に大きな効果があります。以下のコマンドを実行してください。
まず、FULLSCANオプションを使用して統計情報を更新します。
Use <dbname> Go Exec sp_msforeachtable 'update statistics ? with fullscan' Go
続いて、インデックスを再構築します。
Use <dbname>
Go
Exec sp_msforeachtable 'DBCC DBREINDEX (''?'')'
Go
手順4:置き換え済み更新プログラムの拒否
クライアントシステムによるWSUSデータベースへの継続的なスキャンが原因でCPU使用率が高くなっている場合は、置き換え済み更新プログラム(superseded updates)を拒否することで、即座にシステム負荷を軽減できます。
1] WSUS Webサイトのポート変更:「WSUS Administration Web Site」を選択し、「Edit Bindings(バインドの編集)」からポート番号を変更します。その後、WSUSコンソール側の設定も新しいポートに接続するよう編集し、スクリプトを実行してUSSと同期します。
2] 更新プログラムの拒否:PowerShellスクリプトで -skipdecline パラメーターを使用すると、拒否対象となる更新プログラムの総数を事前に確認できます。確認後、同じ -skipdecline パラメーターを付けて再度実行すると、実際にそれらの更新プログラムが拒否されます。
さらに詳しい情報については、Microsoft公式サポートページをご参照ください。

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