Windows
 Computer >> コンピューター >  >> システム >> Windows

Windowsのセキュリティ識別子(SID)とは?仕組みとSIDの解決方法を解説

セキュリティ識別子(Security Identifier:SID)とは、Windowsオペレーティングシステムにおいて、ユーザーやグループなどのセキュリティプリンシパル(セキュリティ主体)を一意に識別するために使用される、可変長の一意な値です。中でも「Well-known SID(既知のSID)」は、汎用的なユーザーやグループを識別するSIDのグループであり、その値はすべてのOSで共通となっています。

Windowsセキュリティ識別子(SID)の役割

Windowsでは、アクセス制御リスト(ACL)に基づいてリソースへのアクセスや権限の許可・拒否が行われます。このACLでは、SIDを使用してユーザーおよびその所属グループを一意に識別しています。

ユーザーがコンピューターにログオンすると、ユーザーとグループのSID、およびユーザーの権限レベルを含む「アクセストークン」が生成されます。ユーザーがリソースへのアクセスを要求すると、このアクセストークンがACLと照合され、特定のオブジェクトに対する特定の操作を許可するか拒否するかが判断される仕組みです。

SIDは、セキュリティ監査、Windowsサーバー、ドメイン移行などに関するトラブルシューティングを行う際にも非常に役立ちます。

SIDの構成フォーマット

SIDは以下のような形式で表されます。

S-1-5-21-7623811015-3361044348-030300820-1013

  • S – この文字列がSIDであることを示します。
  • 1 – リビジョンレベル(SID仕様のバージョン)。
  • 5 – 識別子機関(Identifier Authority)の値。
  • 21-7623811015-3361044348-030300820 – ドメインまたはローカルコンピューターの識別子。
  • 1013 – 相対ID(RID)。デフォルトで作成されていないグループやユーザーには、1000以上のRIDが割り当てられます。

識別子機関(Identifier Authority)の値一覧

  • 0 – Null Authority(NULL機関)
  • 1 – World Authority(ワールド機関)
  • 2 – Local Authority(ローカル機関)
  • 3 – Creator Authority(クリエイター機関)
  • 4 – Non-unique Authority(非一意機関)
  • 5 – NT Authority(NT機関)
  • 9 – Resource Manager Authority(リソースマネージャー機関)

SIDを解決する方法

wingeek.comが提供する「Windows SID Resolver」は、WindowsのSIDを解決できる無料ユーティリティです。このツールを使えば、SIDからどのアカウントに対応しているかを簡単に特定できます。

使い方はとてもシンプルです。解決したいSIDを入力するだけで、ツールがそのSIDがどのアカウントのものであるかを自動的に判別してくれます。

SIDに関するさらに詳しい技術情報については、マイクロソフトのサポート技術情報「KB243330」を参照してください。

  1. Windows Update エラー 0x800700a1 の解決方法を徹底解説

    Windows OS の更新は重要な作業であり、後回しにすべきものではありません。しかし一部のユーザーからは、OS を更新しようとした際に「0x800700a1」という Windows Update エラーが発生するという報告があります。このエラーには特定の原因が明記されていませんが、複数の更新プログラムが保留されている、Windows Update サービスが無効になっている、システムファイルが破損しているといった要因が考えられます。本記事では、0x800700a1 エラーを解消するための効果的な対処法を詳しくご紹介します。 0x800700a1 Windows Update エラーの解決方

  2. Windows 11でWindowsセキュリティをリセットする3つの簡単な方法

    Windows セキュリティは、Windows 11 デバイスと個人情報を守るための総合的なセキュリティセンターです。しかし、アプリが不具合を起こしたり、稀には起動しなくなったりすることもあります。そのような場合は、Windows セキュリティをリセットしましょう。リセットを実行すると、すべての設定が工場出荷時の既定値に戻ります。リセット後のアプリは、最初にパソコンで起動したときとまったく同じ状態で動作・表示されます。アプリの再インストールに似ていますが、リセットの方が短時間で完了し、ダウンロードし直す必要もありません。ここでは、Windows 11 の Windows セキュリティをリセット