【徹底解説】Microsoftプロダクトキーの種類と意味|CUS・MAK・KMS・OEMなどの違い
多くのソフトウェアは、インストール時に「プロダクトキー」の入力を求めます。プロダクトキーとは、英数字が組み合わされた文字列で構成される認証コードのことです。このキーによってソフトウェアの正規性が確認され、開発元はそのコピーが正規に購入されたものであり、海賊版ではないことを保証できます。
しかし、Microsoftのプロダクトキーには実は複数の種類が存在し、それぞれの意味を理解していないと、購入やライセンス管理の際に戸惑ってしまうこともあります。本記事では、各種プロダクトキーの違いについて詳しく解説します。
Microsoftプロダクトキーの種類一覧
Microsoftのプロダクトキーには、以下のような種類があります。
- CUS(カスタムキー)
- MAK(マルチプルアクティベーションキー)
- KMS(キーマネージメントサービス)
- VL 1
- RTL(リテールキー)
- STA(静的アクティベーションキー)
- OEM
- AAA
- AAL
- AAM
- AV1
- AV2
それでは、それぞれのプロダクトキーの特徴をひとつずつ見ていきましょう。
1. CUS(カスタムキー)
CUSは「カスタムキー」とも呼ばれ、アクティベートやインストールの際に特別な操作が必要となるキーです。通常の手順では有効化できず、専用のアクションや情報をもとに製品をアクティベートまたはインストールします。
2. MAK(マルチプルアクティベーションキー)
MAK(Multiple Activation Key)は、ボリュームライセンス向けのキーで、再販売を目的としないものです。企業や組織によって発行され、その組織に関連するクライアントPCで使用されます。アクティベーションできるデバイス数はあらかじめ決められており、その上限はMicrosoftとエンタープライズとの間で交わされた契約に基づいて設定されます。
3. KMS(キーマネージメントサービス)
KMS(Key Management Service)は、エンタープライズ向けに提供されるボリュームライセンスキーです。このキーを受け取った組織は、Microsoftのソフトウェアライセンスサービスを利用して社内サーバーを構築・設定し、配下のクライアントPCの認証を行います。
関連記事:KMSとMAKボリュームライセンスキーとは?
4. VL 1
これは「VA 1.0」と呼ばれるキーです。MAKと同様に、複数回のアクティベーションが可能なマルチアクティベーションキーに分類されます。
5. RTL(リテールキー)
RTLは一般消費者向けの「リテールプロダクトキー」です。パッケージ製品(FPP:Full Packaged Product)、いわゆる箱入り版のWindowsを家電量販店やオンラインのMicrosoft Storeで購入した際に手に入るキーです。
関連記事:Windows 10のライセンスがOEM・リテール・ボリュームのどれかを見分ける方法
6. STA(静的アクティベーションキー)
STAは、アクティベーションを必要としない製品に提供される「静的アクティベーションキー」です。インストール台数に制限がなく何度でも使用でき、主にアクティベーションの手順をスキップする目的で使われます。
7. OEMキー
OEMキーは、特定のコンピューターに対して単一または複数のアクティベーションを可能にするキーです。DPK(Digital Product Key)とも呼ばれ、製造段階でマザーボードのBIOSに組み込まれています。そのため、パソコンを初めてインターネットに接続した時点で、Windowsが自動的にアクティベートされます。
8. AAA
AAAはリテールキーの一種で、アクティベーションは1回限りしか許可されていません。
9. AAL
AALはAAプログラム向けのラボ(研究・検証)用キーで、複数回のアクティベーションが認められています。
10. AAM
AAMは、AAプログラムの顧客向けに発行される、複数回のアクティベーションに対応したキーです。
11. AV1
AV1は、AAプログラムにおいて複数回のインストールを可能にするキーです。
12. AV2
AV2は、アカデミックアライアンス(Academic Alliance)プログラム向けに提供されるキーです。
関連記事:Windowsのプロダクトキーが本物か正規品かを確認する方法
Microsoftのプロダクトキーは、ユーザーがすでに所有しているハードウェア、ソフトウェア、周辺機器との互換性を考慮して設計されています。さらに、サポート期間中は常にアップデートが提供されるため、新機能やセキュリティ対策を継続的に受けられます。自分がどのタイプのキーを持っているのかを把握しておくことで、ライセンス管理やトラブル発生時の対応がぐっと楽になりますよ。
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