Windows 11/10のライセンス種別を確認する方法|OEM・リテール・ボリューム(MAK/KMS)の見分け方
Windowsのプロダクトキーは、パソコン上でWindowsを正規にアクティベートし、制限なく使用するために欠かせないものです。Windowsキーはさまざまな経路で入手できます。Microsoftストアや小売店で単体購入するケースもあれば、PCメーカー(OEM)がWindowsプリインストール済みのパソコンとして販売するケースもあります。さらに企業環境では、IT管理者がボリュームライセンスを通じて社内のPCへ展開することも一般的です。
Windows 11/10のライセンス(キー)の3つの種類
Windowsのライセンスキーには主に3つの種類があり、自分がどのタイプのキーを持っているかを把握しておくことが重要です。その理由については記事の最後で詳しく説明します。
リテールキー(Retail Keys)
Microsoftストアや家電量販店などでWindows 11/10のライセンスを単体で購入した際に手に入るキーです。通常は25桁の英数字で構成されており、アクティベーション設定画面から入力します。認証に成功すると、そのWindowsコピーが有効化されます。
OEMキー
OEMとはPCメーカーのことです。メーカーはMicrosoftと契約を結び、Windowsがプリインストールされ、すでにアクティベート済みのパソコンを販売しています。OEMキーはマザーボードのUEFIファームウェアチップに埋め込まれているため、Windowsを再インストールしても自動的にライセンス認証されるのが特徴です。ただし、このキーは他のPCへ移行できません。OEM版Windowsの価格が割安なのは、この仕組みがあるためです。
ボリュームライセンス(MAK/KMS)
企業などは「ボリュームライセンスプログラム」を通じてWindowsライセンスをまとめて大量購入します。この方式にはMAKとKMSの2種類のキーが存在し、MAKキーは使用回数が1回限りであるのに対し、KMSキーは繰り返し使用できるという違いがあります。
ライセンスがOEM・リテール・ボリュームのどれかを確認する手順
「Software Licensing Management Tool(slmgr)」は、コマンドラインからライセンス情報を管理できる標準ツールで、ライセンスの種類確認にも利用できます。
コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行してください。
slmgr /dli
dliパラメータを指定すると、現在のライセンス情報が、アクティベーションの状態やプロダクトキーの一部とあわせて表示されます。
実行すると小さなウィンドウが開き、次のような項目でキー情報が確認できます。
- 名前(Name)
- 説明(Description)
- プロダクトキーの一部(Partial Product Key)
- ライセンスの状態(License Status)
このうち「説明」欄にライセンスの種類が示されます。表示されるチャネルは以下の4種類です。
- Retail channel(リテール版)
- OEM_DM channel(OEM版)
- Volume_MAK(ボリュームMAK版)
- Volume_KMS(ボリュームKMS版)
キーの種類を知っておくべき理由
もし小売店で「リテールキー」として購入したのに、実際にはMAKキーだった場合は要注意です。誰かがMAKキーやKMSキーを不正に入手し、リテールキーとして転売している可能性があります。この場合、再インストール後にキーが使えなくなる恐れがあるため、新しいキーを入手することをおすすめします。一方、OEM_DMキーとリテールチャネルのキーであれば、再インストール後も問題なく再利用できます。
-
Windows 11/10でレジストリキーを作成する方法【初心者向け完全ガイド】
Windowsレジストリは、Windowsやアプリケーションが利用する設定情報の集合体です。Microsoft Windowsオペレーティングシステムの設定やオプションを保存するディレクトリであり、ハードウェア、OS本体、ほとんどのサードパーティ製ソフトウェア、ユーザー、PCの環境設定などに関する情報と設定が含まれています。レジストリは以下の5つのルートキーで構成されています。ルートキーの下にはサブキーが含まれ、サブキーはさらに独自のサブキーを持つことができ、少なくとも1つの値(デフォルト値)を含みます。キーとそのすべてのサブキーや値をまとめて「ハイブ(Hive)」と呼びます。各キーには次のい
-
有効な正規ライセンスキーでWindows 11/10を安全に購入する方法
Windows 11/10の購入を検討していますか?実は、正規の入手方法はいくつかあります。これらの方法を知っておけば、違法なWindowsプロダクトキーをつかまされる心配はありません。その前に、ひとつだけ必ず覚えておいてほしいことがあります。それは、必ず信頼できる正規の販売元から購入するということです。「5ドルや10ドルという激安価格でWindowsが手に入る」という広告には絶対に引っかからないでください。そうした格安キーの多くは、MAKキーやKMSキーと呼ばれる不正なものです。参考までに、Windows 10 Proの標準価格は199ドル(約3万円)、Windows 10 Homeは139