Windows 11/10にOpenSSHクライアントとサーバーをインストール・設定する方法
SSH(Secure Shell)プロトコルは、リモートユーザーの認証を行い、クライアントからホストへ入力データを転送し、その出力をクライアントに返送する仕組みで動作します。通信はすべて暗号化されて送受信されるため、Telnetよりもはるかに高いセキュリティが確保できます。この記事では、Windows 11/10にOpenSSHクライアントとサーバーの両方をインストールし、構成する手順を詳しく解説します。
OpenSSHクライアントとサーバーのインストールと設定

まず最初に、OpenSSHクライアントがインストールされているかどうかを確認しましょう。
- Windowsキー + Iを押して「設定」アプリを起動します。
- 設定アプリで「アプリ」カテゴリを選択します。
- 「アプリと機能」画面の右側にある「オプション機能」のリンクをクリックします。
- 開いた画面を下にスクロールして「OpenSSH クライアント」を探します。すでにインストール済みであれば操作は不要です。未インストールの場合は、インストールボタンをクリックしてください。

次に、Windows 10にOpenSSHサーバーを追加・インストールします。
同じく「オプション機能」画面の上部にある「機能の追加」をクリックします。
一覧をスクロールして「OpenSSH サーバー」を選択し、「インストール」ボタンをクリックします。機能のインストールが完了するまで数秒待ちましょう。

インストールが完了したら、変更を確定させるためにPCを再起動します。
これでクライアントとSSHサーバーの両方がインストールされました。
SSHサービスの自動起動を設定する
続いて、Windowsの起動時に毎回SSHサーバーが自動的に開始されるよう設定します。手順は以下の通りです。
Windowsキー + Rを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログに services.msc と入力してEnterキーを押します。
サービス一覧を下にスクロールし、「OpenSSH SSH Server」と「OpenSSH Authentication Agent」をそれぞれダブルクリックして、「スタートアップの種類」を「自動」に変更します。
「適用」→「OK」をクリックして設定を保存します。

補足: 一覧に「OpenSSH SSH Server」が表示されない場合は、前述の機能追加が失敗している可能性があります。その際は、コマンドラインからインストールできます。以下の手順を実行してください。
管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドをコピー&ペーストしてEnterキーを押します。これにより、正確な機能名と、システムに存在するかどうか(非表示になっている場合があるため)を確認できます。
dism /online /get-capabilities | findstr /i "OpenSSH.Server"
コマンドが正常に実行されたら、次のコマンドをコピー&ペーストしてEnterキーを押し、機能をインストールします。
dism /online /Add-Capability /CapabilityName:OpenSSH.Server~~~~0.0.1.0

この場合、PCの再起動は不要です。サービスウィンドウの「操作」メニューから「更新」をクリックすれば、「OpenSSH SSH Server」が一覧に表示されます。
SSHサービスの稼働状況を確認する
次に、SSHサービスが正常に動作しているかどうかを確認します。手順は以下の通りです。
スタートボタンを右クリックし、「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
PowerShellウィンドウで、以下のコマンドをコピー&ペーストしてEnterキーを押します。
Get-Service -Name *ssh*
以下のような出力が表示されます。

Windowsファイアウォールの設定
次に、SSH経由でコンピューターにアクセスできるよう、Windowsファイアウォールを構成します。同じくPowerShellウィンドウで、以下のコマンドをコピー&ペーストしてEnterキーを押してください。
.\netsh advfirewall firewall add rule name="SSHD Port" dir=in action=allow protocol=TCP localport=22

ポート22での待ち受けをテストする
これで、SSHサーバーがポート22で待ち受けているかどうかをテストできます。引き続きPowerShellウィンドウで、以下のコマンドをコピー&ペーストしてEnterキーを押します。
.\netstat -bano | .\more.com
以下のような出力が表示されます。
ヒント: ポート22が表示されない場合は、PCを再起動してから再度同じコマンドを実行してみてください。

SSHサーバーへの接続方法
以上の設定が完了すれば、リモートからSSHサーバーに接続できるようになります。接続を正常に確立するには、以下の情報が必要です。
- ユーザー名
- ユーザーパスワード
- サーバーのIPアドレス
- SSHサーバーが待ち受けているポート番号(今回はポート22)
OpenSSHサーバーへの接続を確立するには、PowerShellを起動し、ご自身の環境に合わせた情報を使って以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
ssh -p 22 [email protected]

ここでは、ご自身のユーザー名とサーバーのIPアドレスに置き換えてください。
その後、パスワードを入力してEnterキーを押せば、リモートコンピューターにアクセスでき、PowerShell経由でSSHサーバーを操作できるようになります。この方法により、データを脅威アクターから安全に保護できます。
以上が、Windows 10でOpenSSHを使用した安全な接続を構成する手順です。
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