Windows 11/10でエクスプローラーを管理者権限(昇格モード)で実行する3つの方法
本記事では、Windows 11/10においてファイルエクスプローラー(explorer.exe)を管理者権限(昇格モード)で開く・実行する方法を詳しく解説します。
通常、Windowsのファイルエクスプローラー(explorer.exe)は標準ユーザーの権限で動作するようになっています。explorer.exeを右クリックして「管理者として実行」を選択しても、実際には標準ユーザーの権限のまま起動してしまいます。
この現象が起こる原因は、ユーザーアカウント制御(UAC)がアプリケーションをより高い権限のトークンへ昇格できるのは新しいプロセスを起動するタイミングのみであり、すでに実行中の既存プロセスを昇格することはできないためです。
事前準備:既存のexplorer.exeプロセスを終了する
まず、現在動作しているexplorer.exeプロセスを終了させる必要があります。手順は以下の通りです。
- タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc)
- プロセス一覧から「explorer.exe」(エクスプローラー / Windows エクスプローラー)を探す
- 右クリックして「タスクの終了」を選択する
ここまで完了したら、次の3つの方法のいずれかを使って、管理者権限でexplorer.exeを実行できます。
1. タスクマネージャーの「新しいタスクの実行」を使う方法
最も確実な方法です。以下の手順で操作してください。
- タスクマネージャー上部の「ファイル」メニューを選択する
- 「新しいタスクの実行」をクリックする(「ファイル名を指定して実行」ボックスが開きます)
- 以下のコマンドを入力する
- 「このタスクに管理者特権で作成する」にチェックを入れる
- Enterキーを押して実行する
explorer.exe /nouaccheck
これで、Windowsファイルエクスプローラーが管理者として再起動されます。
なお、多くのサイトでは単にexplorer.exeと入力すればよいと案内されていますが、それだけでは管理者権限で起動できない点に注意してください。/nouaccheckオプションの指定が重要です。
2. 管理者権限のコマンドプロンプト(CMD)から実行する方法
スタートメニューで「cmd」と検索し、「管理者として実行」を選んでコマンドプロンプトを開いた状態で、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
c:\Windows\explorer.exe /NOUACCHECK
これにより、explorer.exeが昇格モードで起動します。
管理者権限で実行できているか確認する方法
正しく昇格モードで動作しているかは、タスクマネージャーの「詳細」タブで確認できます。
- タスクマネージャーを開き、「詳細」タブに切り替える
- 列見出し上で右クリックし、「列の選択」をクリックする
- 「昇格(Elevated)」列にチェックを入れて「OK」をクリックする
explorer.exeの「昇格」列に「はい」と表示されていれば、管理者権限(昇格モード)で正常に実行されていることが確認できます。
3. tskillコマンドを使う方法
管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを1行で入力してEnterキーを押します。
tskill explorer & explorer
このコマンドを実行すると、エクスプローラーが一度閉じられ、CMDの管理者権限を引き継いだ状態で新しいエクスプローラープロセスが再起動されます。
ただし、この方法は環境によっては動作せず、特に最新のWindows 10やWindows 11のバージョンでは機能しない可能性があります。その場合は、方法1または方法2を試してください。
まとめ
ファイルエクスプローラーを昇格モード(管理者権限)で開くには、単に「管理者として実行」を選ぶだけでは不十分で、既存のプロセスを終了した上で/NOUACCHECKオプション付きのコマンドで新しく起動する必要があります。実行後は、タスクマネージャーの「詳細」タブにある「昇格」列で「はい」と表示されることを必ず確認しましょう。
-
Windows 11/10でスクリーンセーバーを壁紙として実行する方法
この記事では、Windows 11/10/8/7/Vistaにおいて、スクリーンセーバーを壁紙として実行する方法を解説します。スクリーンセーバーをバックグラウンドで動作させながら、通常どおり作業を続けることが可能です。実はこのテクニックは2008年にWinVistaClubで公開された古い記事が元になっており、今回The Windows Club向けに内容を更新して移転したものです。実用性はそこまで高くないかもしれませんが、確かに実行できるテクニックであり、筆者のWindows 11環境でも正常に動作することを確認済みです。 なお、Windows Vista Ultimateには「DreamS
-
Windows 11でエクスプローラーを管理者として実行する3つの方法
Windowsフォルダ内を深く掘り下げて操作していると、別のフォルダにアクセスするたびにユーザーアカウント制御(UAC)の確認ダイアログが次々と表示され、作業がなかなか進まないことがあります。この繰り返しは非常にストレスフルで、「何とかして回避したい」と感じる方も多いのではないでしょうか。そんな悩みに対する最もシンプルな解決策が、ファイルエクスプローラーを管理者権限で実行することです。本記事では、Windows 11でエクスプローラーを管理者として実行する具体的な手順をわかりやすく解説します。Windows 11でエクスプローラーを管理者として実行する3つの方法Windows 11でファイルエ