「スマホ連携」アプリを使ってWindows 10 PCで複数のAndroidアプリを操作する方法
サムスンがフラッグシップモデル「Galaxy Note 20」を発表した際、「スマホ連携(Your Phone)」アプリが披露されました。これはサムスンとマイクロソフトが共同開発した製品で、Windows 10パソコンからAndroidアプリを直接操作できるようにするものです。
TwitterやInstagramなど、多くの人が日常的に使うアプリにはWeb版が存在しますが、スマホ連携アプリの画期的な点は、スマートフォンの操作体験そのものをパソコンに移し、1台のデバイスに集約できることにあります。当初はNote 20限定の機能と思われていましたが、昨年11月にマイクロソフトがWindows Insider Programを通じてこの機能の提供を開始し、プログラム参加者が利用できるようになりました。
その後の展開として、マイクロソフトは対応するAndroid端末を使用するすべてのWindows 10ユーザーに向けてスマホ連携アプリを展開しました。このアプリを使えば、通話、メッセージの送受信、さらには動画のストリーミングまで、Android端末のあらゆる操作をPCから行えます。ただし、利用にはスマートフォン側とPC側それぞれに一定の要件があるため、事前に確認しておく必要があります。

当然ながら、このアプリが対応しているのはサムスン製端末のみで、しかもすべての機種が対象というわけではありません。スマホ連携アプリに対応している主な端末には、Galaxy Fold、Galaxy S20、S20 Lite、Z Flipなどが含まれます。本記事では、筆者のSamsung Galaxy S9を使って実際の手順を解説します。
スマホ連携アプリでPC上の複数のAndroidアプリを動かす
まず、お使いのサムスン端末が対応機種であることを確認したら、PCでスマホ連携アプリを開き、以下の手順に従ってください。
- PCでスマホ連携アプリを起動し、スマートフォンのOSを選択します。

- OSを選択すると、指定のリンク(aka.ms/yourpc)からスマホ側のスマホ連携アプリをダウンロードするよう求められます。

- インストールが完了したことを確認し、その直後に生成されるQRコードを表示しておきます。

- 次に、スマートフォンの「設定」を開き、「詳細設定」から「Link to Windows」を有効にします。タップして「コンピューターの追加」を選択してください。

- スマートフォンのカメラで、PCのスマホ連携画面に表示されているQRコードを読み取ります。
- その後、Microsoftアカウントへのログインを求められるので、必要な権限の承認が完了すれば、スマホとPCの接続が確立されます。
- 接続後、機能一覧(詳細は後述)から「アプリ」セクションに移動し、複数のアプリをPCから自由に操作できるようになります。
スマホ連携アプリの主な機能
スマホ連携アプリでは、Androidスマートフォンの機能が大きく5つのカテゴリーに分類されています。具体的には「通知」「メッセージ」「アプリ」「通話」「写真」です。それぞれ順番に詳しく見ていきましょう。なお、画面左上の3本線アイコンをクリックすると機能トレイが切り替わり、各セクションを全画面表示にすることも可能です。

通知
最初にあるのが「通知」設定です。アプリはスマホのデータベースへのアクセスを求めてくるため、スマホに届く通知から許可を与えましょう。権限を有効にすると、スマホの通知画面は次のようにPC上に表示されます。

表示されるのは、スマホの通知トレイに溜まっている通知です。各通知の横には「×」アイコンがあり、クリックするとパネルから削除できます。画面右上の「カスタマイズ」をクリックすると「通知」設定画面に移動し、通知を表示するアプリの選択や、通知バナー・タスクバーバッジの表示/非表示を細かく設定できます。
メッセージ

通知の次はメッセージ機能です。SMSでやり取りした最近の連絡先の一覧が表示され、最新のメッセージが反映されていない場合は更新ボタンで再読み込みできます。隣には新規メッセージ作成ボタンがあり、クリックすると連絡先リストの横に入力画面が開き、メッセージを作成して目的の相手にそのまま送信できます。
写真

次は写真機能です。ここで筆者が少し不満に感じた点があります。このセクションでは、スマホのギャラリー内のすべての画像が一括表示されますが、特定のフォルダや保存場所を選んで閲覧することができません。そのため、特定の写真を探したい場合、スマホに保存されているすべての画像を順に辿る必要があります。
アプリ

写真の次はアプリ機能です。アプリはかなり柔軟に扱えます。アプリを右クリックすると、お気に入りへの追加、スタート画面へのピン留め、さらにデスクトップのタスクバーへのピン留めも可能です。特定のアプリを使うには、クリックしてPCがスマホの画面との接続を確立するのを待つだけです。PC上でアプリを開くとスマホの画面がミラーリングされるため、他のAndroidアプリもPCで表示・操作できます。また、「電話画面を開く」設定を使えばスクリーンキャストも実現でき、クリックするとスマホ側に次のような通知がポップアップ表示されます。

通話

最後は通話インターフェースです。スマホの通話履歴を連携すると、最近通話した相手の一覧が表示され、その横にはキーパッド画面が用意されており、PCから直接発信できます。
全体として、このアプリは非常に有用で満足度の高いものでした。スマホとPCを行き来する時間や手間を大幅に削減でき、作業効率が明らかに向上します。同様のソリューションを探している方にとって、本記事が参考になれば幸いです。
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