WindowsパソコンでBIOSをダウングレードする方法|USBなしでもできる手順を徹底解説
システムが頻繁にクラッシュしたり、不安定な動作が続いたりする場合、その原因がBIOSアップデートにある可能性があります。BIOSの更新後に不具合が発生したなら、最も効果的な解決策はBIOSを以前のバージョンへダウングレードすることです。本記事では、WindowsパソコンでBIOSをダウングレードする具体的な手順を詳しく解説します。
BIOSのダウングレードは可能?
結論から言うと、BIOSのダウングレードは可能です。仕組みはBIOSのアップデートとほぼ同じで、メーカーの公式サイトから古いバージョンのBIOSファイルをダウンロードしてインストールするだけです。ただし、BIOSの書き換えは非常にリスクの高い作業のため、本記事の手順をよく読み、慎重に進めてください。
BIOSのバージョンを下げるには?
BIOSのダウングレードは、聞こえほど難しい作業ではありません。基本的にはファイルをダウンロードして実行するだけですが、いくつか注意点があります。まず、自分のシステムに対応した正しいバージョンのBIOSファイルをダウンロードすることが最重要です。誤ったファイルを使用すると、PCが起動しなくなる恐れがあります。そのため、シリアル番号を確認してからファイルを探すことをおすすめします。以下の手順に沿って、細心の注意を払いながら作業を行ってください。
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WindowsパソコンでBIOSをダウングレードする手順
作業を始める前に、一度立ち止まって判断を見直すことをおすすめします。BIOSのダウングレードはあくまで最終手段であり、他のすべての解決策を試しても問題が解決しない場合にのみ実行すべきものです。
BIOSをダウングレードするには、まず対象となるBIOSのexeファイルをダウンロードする必要があります。ここではDell製パソコンを例に説明しますが、基本的な流れはどのメーカーでも同様です。お使いのPCメーカー(OEM)の公式サイトからBIOSファイルをダウンロードしてください。各メーカーのダウンロードページは記事の後半で紹介しています。
- まず、dell.com/support にアクセスします。
- お使いのデバイスを検索します。検索バーに製品名を入力するか、「すべての製品を表示」から該当するシステムを選択してください。
- ドロップダウンメニュー(V)をクリックします。
- 「BIOS」を探します。見つからない場合は、キーワード「BIOS」で検索してください。
- ダウングレードしたいバージョンが見つからない場合は、「旧バージョン」ボタンをクリックします。
- 「ダウンロード」をクリックします。
正しいバージョンをダウンロードできているか不安な場合は、シリアル番号を使ってBIOSファイルを検索すると確実です。
シリアル番号を確認するには、コマンドプロンプトを管理者として開き、以下のコマンドを実行します。
wmic bios get serialnumber
これでBIOSのシリアル番号が表示されるので、その番号をもとに適切なファイルを探しましょう。
次に、いよいよBIOSのダウングレードを行います。方法は2つあり、まずは比較的簡単な1つ目の方法を試し、うまくいかない場合は2つ目の方法を試してください。
- USBメモリを使わない方法
- USBメモリを使う方法
方法1:USBメモリなしでダウングレードする
この方法では、ノートPCにバッテリーが搭載されているかどうか(タスクバーにバッテリーアイコンが表示されているかどうか)で手順が変わります。
バッテリーがある場合は、ダウンロードしたファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。あとは画面の指示に従って操作を進めるだけです。
バッテリーがない場合や、Windowsがバッテリーを認識していない場合は、コマンドプロンプトを使用します。ダウンロードしたファイルをCドライブ直下にコピーし、ファイル名を控えておきましょう。その後、以下のコマンドを順に実行します。
cd\
<ファイル名> /forceit
注意:ファイル名に「.exe」が含まれていない場合は、拡張子を追加してください。例:9P33A05.exe
これだけで完了です。とてもシンプルですね。
関連記事:WindowsパソコンでのBIOS設定の使い方
方法2:USBメモリを使ってダウングレードする
1つ目の方法でうまくいかない場合は、USBメモリを使った方法を試しましょう。USBメモリをPCに接続し、rufus.ie からRufusをダウンロードします。
Rufusを開き、接続したUSBメモリを選択します。「ブートの選択」を「FreeDOS」に、「ファイルシステム」を「FAT32」に変更し、「スタート」をクリックします。USBメモリの準備ができたら、ダウンロードしておいたBIOSファイルをコピーします。
次にパソコンを再起動し、F2またはF12キーを押してBIOS画面を起動します。この際、「USBからのブート」が有効になっていること、またはPC起動時にUSBブートを選択できることを確認してください。USBメモリから起動すると、コマンド入力を求める画面が表示されます。
USBメモリの中身が表示されている場合は2つ目のコマンドを、中身が表示されていない場合は先に1つ目のコマンドを実行してから2つ目を実行してください。
dir
<ファイル名>.exe
コマンドを実行すると、操作の確認を求められるので、指示に従って「Y」を入力します。
Dell製パソコンの場合、何度試してもオペレーティングシステムが起動しないときには、「Dell SupportAssist OS Recovery Tool」というツールが役立ちます。その他のブランドにも同様の復旧ツールが用意されています。
前のバージョンへダウングレードすることで、問題が無事に解決することを願っています。
関連記事:Windowsでファームウェアの更新に失敗したときの対処法
BIOSセットアップファイルをダウンロードできる主なOEM一覧
各パソコンメーカーの公式サイトからデバイスドライバーやBIOSファイルをダウンロードできます。主なメーカーは以下の通りです。
- Alienware(エイリアンウェア)
- ASUS(エイスース)
- Acer(エイサー)
- Dell(デル)
- HP(エイチピー)
- Lenovo(レノボ)
- Samsung(サムスン)
- Toshiba(東芝/Dynabook)
- Surface ドライバー&ファームウェア
BIOSの更新に役立つOEM提供ツール
多くのメーカーは、自社製品向けに専用のBIOS/ドライバー更新ソフトを公開しています。
- Dell Updateユーティリティ:Dell製ドライバーのダウンロードや更新をサポートします。
- Lenovo System Update:Lenovo製ドライバー、ソフトウェア、ファームウェアのダウンロードやBIOS更新に対応しています。
- HP Support Assistant:HP製PCに標準搭載されており、ドライバーやBIOSの管理が行えます。
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