パソコンの元のOS(出荷時オペレーティングシステム)を確認する方法
はじめに
中古でパソコンを購入した場合や、家族・知人から譲り受けたPCを使うとき、「このパソコンには最初、どのOSがインストールされていたのだろう?」と疑問に思うことがあります。本記事では、現在インストールされているOSの確認方法と、出荷時(工場出荷状態)の純正OSを調べる方法を、Windows・Mac・Linuxそれぞれのケースに分けてわかりやすく解説します。
現在インストールされているOSを確認する方法
Windowsの場合
Windowsでは、以下のいずれかの方法でOSのエディションやバージョンを簡単に確認できます。
- 設定アプリから確認:「スタート」→「設定」→「システム」→「バージョン情報」を開くと、Windowsのエディション(Home/Proなど)やバージョン番号が表示されます。
- winverコマンド:「Windowsキー+R」で「ファイル名を指定して実行」を開き、「winver」と入力してEnterキーを押すと、OSの詳細情報がダイアログで表示されます。
- msinfo32コマンド:同様に「msinfo32」と入力すると「システム情報」ウィンドウが開き、OS名、バージョン、ビルド番号、システムの種類(64ビットかどうか)などを詳しく確認できます。
Macの場合
画面左上のAppleメニュー(アップルマーク)から「このMacについて」を選択すると、macOSの名称(例:Sonoma、Venturaなど)、バージョン番号、搭載チップやメモリなどのハードウェア情報が一覧で表示されます。
Linuxの場合
ターミナルを開き、以下のコマンドを実行することで、利用中のディストリビューション名とバージョンを確認できます。
cat /etc/os-release:ディストリビューション名とバージョンを表示uname -a:カーネルのバージョンやアーキテクチャを表示lsb_release -a:LSB準拠のディストリビューション情報を表示
出荷時(工場出荷状態)のOSを調べる方法
1. 本体ラベルや認証ステッカーを確認する
Windows PCの場合、本体の底面・側面・バッテリー収納部などに「COA(Certificate of Authenticity)」ステッカーやライセンス認証ラベルが貼られていることがあります。ここに記載されたエディション名が、そのマシンに出荷時にインストールされていたOSを示しています。なお、近年のモデルではデジタルライセンス化が進んでおり、ステッカーが存在しないケースもあります。
2. メーカー公式サイトで型番・シリアル番号を検索する
NEC、富士通、dynabook(旧東芝)、Dell、HP、Lenovoといった大手メーカーは、公式サポートサイトで型番やシリアル番号(サービスコード)を入力すると、その機種の出荷時仕様(プリインストールOS)を確認できるページを提供しています。本体に貼られたラベルで型番を確認し、メーカーサイトの製品仕様検索を利用しましょう。
3. リカバリー領域を確認する
多くのメーカー製PCには、出荷時のOSイメージを保存した「リカバリーパーティション」が内蔵ディスク上に用意されています。「ディスクの管理」ツールでパーティション構成を確認したり、メーカー提供のリカバリーユーティリティを起動することで、復元可能なOSの種類やエディションを知ることができます。
4. 取扱説明書や購入時の箱をチェックする
まだ取扱説明書や外箱、購入時の明細書が手元にある場合は、そこにも初期搭載OSの情報が記載されていることが多いです。特に日本国内向けのメーカー製PCでは、仕様表に「プリインストールOS」として明記されています。
まとめ
現在使っているOSのバージョンは、Windowsなら「winver」や設定アプリ、Macなら「このMacについて」、Linuxならターミナルコマンドで簡単に確認できます。一方、出荷時の純正OSを特定したい場合は、本体ラベルの確認 → メーカーサイトでの型番検索 → リカバリー領域のチェックという流れで調べるのが確実です。これらの方法を組み合わせれば、中古PCや譲り受けたPCでも、元々どのOSで動作していたのかを正確に把握できます。
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