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4GBを超えるinstall.wimファイルを分割する2つの方法【GImageX・DISM】

4GBを超えるinstall.wimファイルを分割する2つの方法【GImageX・DISM】

近年のPCの多くは、UEFIが標準ファームウェアとして採用されています。これは喜ばしいことですが、ひとつ注意点があります。UEFI環境にWindows 10をインストールするには、FAT32形式でフォーマットした起動可能なUSBメモリを作成する必要があります。しかし、FAT32には「1ファイルあたり4GB未満しか保存できない」という制限があるのです。

通常のユーザーであれば、この制限はさほど問題になりません。執筆時点でのWindows 10標準の「install.wim」ファイルは、かろうじて4GBを下回っているためです。ところが、独自のソフトウェアや設定を組み込んだカスタムイメージを作成すると、install.wimファイルは簡単に4GBを超えてしまいます。そんなときは、install.wimファイルを複数のSWMファイルに分割すれば、FAT32形式のUEFI起動ドライブでも問題なく扱えるようになります。

ここでは、install.wimファイルを分割する2つの方法を紹介します。1つ目はフリーツール「GImageX」を使う方法、2つ目はWindowsに標準搭載されたDISMコマンドを使う方法です。どちらか都合のよい方を選んで進めてください。

作業を始める前に、分割したいカスタム「install.wim」ファイルが手元にあることを確認しておきましょう。なお、起動可能なUSBメモリの作成方法はすでに知っているものとして説明を進めます。

方法1:GImageXを使ってinstall.wimを分割する

まずは、無料で利用できるポータブルツール「GImageX」を使う方法から見ていきましょう。公式サイトからツールをダウンロードし、ダウンロードしたファイルをデスクトップなどに展開してください。

展開したフォルダを開き、お使いのシステムに合わせて「x64」または「x86」フォルダ内のEXEファイルをダブルクリックして起動します。ポータブルアプリなので、インストール作業は一切不要です。

4GBを超えるinstall.wimファイルを分割する2つの方法【GImageX・DISM】

ツールが起動したら「Split」タブに移動します。「Source WIM」セクションの「Browse」ボタンをクリックし、元となる「install.wim」ファイルがある場所まで移動して選択しましょう。

4GBを超えるinstall.wimファイルを分割する2つの方法【GImageX・DISM】

次に、保存先を指定します。「Destination SWM」セクションの「Browse」ボタンをクリックし、SWMファイルの保存先フォルダへ移動して、ファイル名を「install.swm」と入力して保存します。パスは自動的にツール側に入力されます。

続いて、「Destination SWM」セクションで分割サイズを選択します。ツールでは「4GB」または「600MB」のいずれかを選べます。ここでは説明のため600MBを選択しています。

最後に「Split」ボタンをクリックします。必要に応じて「Options」セクションの「Check」チェックボックスにチェックを入れると、分割後のファイルの整合性を検証できます。

4GBを超えるinstall.wimファイルを分割する2つの方法【GImageX・DISM】

ボタンをクリックすると、すぐにinstall.wimファイルの分割処理が始まります。ファイルサイズによっては、完了までにある程度時間がかかる場合があります。

4GBを超えるinstall.wimファイルを分割する2つの方法【GImageX・DISM】

処理が完了すると、「Image Split Successfully(イメージの分割に成功しました)」というメッセージが表示されます。

4GBを超えるinstall.wimファイルを分割する2つの方法【GImageX・DISM】

保存先フォルダを開くと、連番付きの「install.swm」ファイルが作成されていることが確認できます。

4GBを超えるinstall.wimファイルを分割する2つの方法【GImageX・DISM】

方法2:DISMコマンドでinstall.wimを分割する

サードパーティ製ツールを使いたくない場合は、Windowsに標準搭載されているDISMツールを使えば、コマンド1行だけでinstall.wimを分割できます。

まず、スタートメニューで「コマンドプロンプト」を検索し、右クリックして「管理者として実行」を選択します。

コマンドプロンプトのウィンドウで、以下のコマンドを実行します。ソースと保存先のパスは、実際の環境に合わせて書き換えてください。この例では、ソースがJドライブにあり、SWMファイルをHドライブに保存しています。

デフォルトでは、このコマンドはinstall.wimを1GBごとのファイルに分割します。/filesizeパラメータの数値(MB単位)を変更すれば、出力ファイルのサイズを自由に調整できます。

Dism /Split-Image /ImageFile:J:\sources\install.wim /SWMFile:H:\CustomInstall\install.swm /FileSize:1000

コマンドが正常に完了すると、「The operation completed successfully.(操作は正常に完了しました)」というメッセージが表示されます。

4GBを超えるinstall.wimファイルを分割する2つの方法【GImageX・DISM】

もちろん、保存先フォルダを開けば、分割されたinstall.wimファイルを直接確認することもできます。

4GBを超えるinstall.wimファイルを分割する2つの方法【GImageX・DISM】

分割後のSWMファイルで起動可能なUSBメモリを作成する

install.wimファイルの分割が完了したら、作成したSWMファイルを起動可能なUSBメモリにコピーするか、WinPE展開ツールを使って起動可能なドライブを作成します。分割済みのinstall.wimファイルを使った起動ドライブの作成方法について詳しくは、Microsoftの公式ドキュメントを参照することをおすすめします。

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