WindowsでLinuxアプリを動かす方法――andLinux導入ガイド
なぜLinuxアプリが注目されているのか
近年Linuxの人気が高まっている理由のひとつに、膨大なアプリケーションライブラリの存在が挙げられます。多くのLinuxアプリは無料で利用できるというコスト面のメリットに加え、Windowsのアプリと同等、あるいはそれ以上の機能を備えたものも少なくありません。
WindowsユーザーがLinuxアプリを試す場合、従来はLinuxとWindowsのデュアルブート環境を構築するか、VMware経由でLinuxをインストールする必要がありました。しかしandLinuxを使えば、Windowsと並行してLinuxアプリをインストールし、まるでWindowsアプリのように実行できます。
andLinuxとは何か
andLinuxは、Linuxシステム一式(この場合はデスクトップ環境を除いたUbuntu)をWindows NTシステムに統合するツールです。SambaやcoLinuxの支援によりWindowsホストとシームレスにファイルを共有できるだけでなく、apt-getコマンド(またはSynaptic)を使って、任意のLinuxアプリをWindowsシステムに追加することも可能です。
必要な動作環境
andLinuxを導入するには、Windows側に以下の環境が必要です。
- Windows 2000、XP、2003、またはVista(32ビット版のみ対応)
- メモリ128MB以上(ただし搭載メモリが128MBのみの場合は、インストールを推奨しません)
- ハードディスク空き容量:2.5GB(XFCE版)/ 4.5GB(KDE版)
- Linuxの基本的な知識(操作しながら自然に習得できます)
インストール手順
1. andLinuxのダウンロード
https://www.andlinux.org/downloads.php からandLinuxをダウンロードします。KDE版とXFCE版の2種類が用意されており、Linuxアプリを頻繁に活用する予定があるならKDE版がおすすめです。ファイルサイズは665MBで、HTTPまたはTorrent経由でダウンロードできます。
2. インストーラーの起動
インストールは非常にシンプルです。andLinux.exeをダブルクリックしてインストーラーを起動すると、以降はウィザードの案内に沿って進めるだけです。
3. メモリ割り当て

128MBを選択するのは、搭載メモリが256MBの場合だけにしましょう。andLinuxには最低192MB、できれば256MBを割り当てるのがおすすめです。メモリに十分な余裕があるなら、それ以上を割り当てても問題ありません。
4. サウンドの有効化

Linuxアプリでサウンドを有効にするかどうかを選択できます。
5. 起動タイプの選択

Windowsの起動時にandLinuxを自動的に開始するか、手動で起動するかを選びます。手軽さを重視するなら「run andLinux automatically(自動起動)」を選択するのがよいでしょう。
6. Windowsファイルへのアクセス方式

COFSを選ぶと設定が簡単になりますが、Linuxアプリで特殊文字を含むファイル名を正しく認識させたい場合はSambaを選ぶ必要があります(設定はやや複雑です)。
7. Sambaの設定

この手順は、前の画面でSambaを選択した場合のみ必要です。まずWindows上の任意の場所にフォルダを作成し、右クリックから「共有とセキュリティ(Sharing and Security)」を選択してフォルダ共有を有効にします。その後、インストーラーの画面に戻り、作成した共有フォルダ名、ユーザー名、パスワードを入力してください。
8. COFSの設定

COFSを選択した場合は、ここで共有パスを設定します。共有したいパスを入力フィールドに指定しましょう。
9. 残りの設定と再起動
以降のオプションは「Next(次へ)」をクリックしてそのまま進めてかまいません。インストールが完了したら、パソコンを再起動します。

andLinuxを自動起動に設定した場合は、システムトレイにandLinuxのアイコンが表示されます。手動起動にした場合は、「スタート→プログラム→andLinux→Start andLinux」から起動できます。

アプリを起動するには、アイコンをクリックして使いたいアプリを選択するだけです。新しいLinuxアプリをインストールする際は、andLinuxメニューからSynapticを選びましょう。
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