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【保存版】Windows 10のパスワードを忘れたときのリセット方法を徹底解説

※本記事は数年前に執筆されたもので、一部内容が古い可能性があります。最新の手順については「忘れたWindows管理者パスワードをリセットする3つの方法」もあわせてご参照ください。

パスワードは、私たちにとって大きな悩みの種になることがあります。脆弱なパスワードはアカウントをハッキングの危険にさらし、一方で覚えやすいパスワードを設定していても、誰でもうっかり忘れることはあります。

失くすと最も困るパスワードといえば、PCへのログイン用パスワードではないでしょうか。パスワードを忘れた、突然Windowsに受け付けられなくなった、アップデートの際に不具合が起きた――そんなときでも、この記事の手順に従えばWindows 10のアカウントに再びアクセスできるようになります。

Windows 10のパスワードリセット:Microsoftアカウントの場合

Windows 10でMicrosoftアカウントを使うことにはメリットとデメリットがありますが、最大の利点の一つは、Microsoftの公式ツールを使えば比較的簡単にパスワードをリセットできるという点です。

まず、本当にアカウントにアクセスできないかを確認しましょう。キーボードのキーが固まっているなど、単純な原因の可能性もあります。スマホや別のPCからLive.comにアクセスし、いつも使っているMicrosoftアカウントでサインインを試みてください。メールアドレスの入力ミスがないかも確認しましょう。それでもサインインできない場合は、いよいよパスワードのリセット作業に進みます。Microsoftのパスワードリセットページにアクセスして開始してください。Fall Creators Update以降では、サインイン画面から直接パスワードをリセットすることも可能です。

リセットページでは、次の3つの選択肢が表示されます。

  • パスワードを忘れた
  • パスワードは覚えているが、動作しない
  • アカウントがハッキングされたと思われる

2番目のケースはすでに排除済みなので、「パスワードを忘れた」を選択しましょう。続いてアカウントのメールアドレスを入力し、簡単なCAPTCHA(画像認証)を完了します。その後、サイトの案内に従って、事前に登録済みのセキュリティ情報をもとにアカウントの復旧を進めます。

【保存版】Windows 10のパスワードを忘れたときのリセット方法を徹底解説

ここで一つ重要なポイントをお伝えします。Microsoftアカウントをお持ちの方は、アカウントページでセキュリティ情報をこまめに更新しておきましょう。電話番号と予備のメールアドレスを登録しておけば、万が一パスワードで問題が発生したときにも、複数の復旧手段を選べるようになります。

Windows 10のパスワードリセット:ローカルアカウントの場合

前述の方法は理想的なケースですが、実際にはMicrosoftアカウントを使わずにWindows 10を使用している方も多くいます。ローカルアカウントへの復帰は少し手間がかかりますが、不可能ではありません。

ローカルアカウントのパスワードをリセットするには、通常は非表示になっているAdministrator(管理者)アカウントを有効化する必要があります。このアカウントはすべてのプログラムを管理者権限で実行でき、パスワード保護もないためセキュリティ上非常に危険です。そのため、Windowsでは初期状態で無効化されています。以前、この管理者アカウントを有効化する方法をご紹介しましたが、PCから締め出されている状況ではその方法は使えません。

注意: ロックされたアカウント以外に、別の管理者アカウントがPC上にある場合は、以下の面倒な手順は不要です。「パスワードをリセットする」のセクションまでスキップして、そのアカウントを使ってパスワードをリセットしてください。

回避策の準備

まず、USBメモリに起動可能なWindows 10インストールメディアを作成します。作成できたら、そのドライブをPCに挿入し、そこから起動できるようにします。多くの機種では、電源投入直後にF12キーなどの特定のキーを押すことで起動デバイスを選択できます。USBメモリを選んでWindowsを読み込み、Windows 10の初期セットアップ画面が表示されたら、Shift + F10を押してコマンドプロンプトを開きます。

次に、Windowsがどのパーティションにインストールされているかを探す必要があります。多くの場合はC:ドライブかD:ドライブです。確認するには、コマンドプロンプトの作業ディレクトリをC:ドライブ(または任意のドライブ文字)のルートに移動させる次のコマンドを入力します。「指定したドライブが見つかりません」というエラーが返ってきたら、そのドライブ文字は正しくありません。

cd C:\

正しいドライブが見つかったら、再度ディレクトリを移動します(cdコマンド)。System32フォルダへアクセスするには、次のコマンドを入力します。

cd Windows\System32
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ここからがちょっとしたトリックです。Windowsには、視覚的な支援などを必要とするユーザーのために、サインインページから「簡単操作」メニューを呼び出せるショートカットが用意されています。このショートカットをコマンドプロンプトに置き換えることで、システムへのアクセスが可能になります。以下の2つのコマンドを1行ずつ入力してください。最初のコマンドは元に戻せるよう簡単操作のショートカットをバックアップするもので、2番目のコマンドはそれをコマンドプロンプトのショートカットに置き換えます。

ren utilman.exe utilman.exe.bak
ren cmd.exe utilman.exe

これで準備完了です。次のコマンドでPCを再起動し、通常のサインイン画面に戻りましょう。

wpeutil reboot

パスワードをリセットする

サインイン画面に戻ったら、画面右下にある「簡単操作」のショートカットをクリックします。アイコンは時計の針を点線で囲んだようなデザインで、電源アイコンとネットワーク接続アイコンの間にあります。クリックするとコマンドプロンプトが起動します。

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コマンドプロンプトに入れたら、次のコマンドでデフォルトのAdministratorアカウントを有効化します。

net user Administrator /active:yes

続いて、もう一度再起動が必要です。次のコマンドで素早く再起動できます。

shutdown -t 0 -r

再びサインイン画面が表示されたら、今度は左下のAdministratorアカウントをクリックしてください。このアカウントにはパスワードが設定されていないため、そのままサインインできます。ここから、自分のアカウントのパスワードをリセットしていきます。

Windows 10 Proをお使いの場合は、スタートボタンを右クリックしてコンピューターの管理を選択し、左側のサイドバーでローカルユーザーとグループをクリックしてユーザーマネージャーを開きます。対象のアカウントを右クリックしてパスワードの設定を選び、新しいパスワードを設定してください。その後、管理者アカウントからサインアウトし、自分のアカウントにログインできることを必ず確認しましょう。

Windows 10 Homeをお使いの場合は、同じ操作をコマンドプロンプトから行う必要があります。スタートボタンを右クリックしてコマンドプロンプト(管理者)を選択し、新しいコマンドプロンプトウィンドウを開きます。次のコマンドを入力すると、すべてのユーザーアカウントが表示されます。

net user

自分のアカウント名を見つけたら、アカウント名を差し込んだ次のコマンドを入力してください。新しいパスワードの設定を求められます。

net user ユーザー名 *

新しいパスワードを入力したら、一度ログオフすれば、自分のアカウントにログインできるようになります!

新しいアカウントが必要な場合

アカウントの状態が深刻で、パスワードのリセットがどうしてもできない場合は、新しいアカウントを作成して管理者権限を付与するのが最善の選択肢です。管理者としてコマンドプロンプトを開き、次のコマンドを入力してください。

net user ユーザー名 パスワード /add
net localgroup Administrators ユーザー名 /add

完了したら再起動し、新しいパスワードで新規アカウントにサインインします。ファイルを復旧するには、エクスプローラーで古いユーザーフォルダにアクセスし、必要なデータを新しいアカウントのフォルダへコピーしましょう。

C:\Users\旧ユーザー名

元の状態に戻す

自分のアカウントにログインできたら、もうすぐ完了です! 最後に、変更したショートカットを元に戻せば作業終了です。先ほど作成したWindows 10インストールディスクで再度PCを起動し、最初のウェルカム画面が表示されたらShift + F10を押して、先ほどと同じようにC:\Windows\System32へ移動します。

次の2つのコマンドで、「簡単操作」のショートカットを元の状態に戻します。

ren utilman.exe cmd.exe
ren utilman.exe.bak utilman.exe

Administratorアカウントはセキュリティリスクとなるため、必要になるまで無効化しておきましょう。次のコマンドで無効化できます。

net user Administrator /active:no

最後にもう一度再起動すれば、普段どおりのPCライフに戻れます!

wpeutil reboot

今後のパスワードリセットを防ぐために

そもそもなぜログインできなくなったのかによって異なりますが、二度と同じトラブルに遭わないために、いくつかの予防策を講じておきましょう。

単にパスワードを忘れてしまったことが原因なら、パスワード管理ツールの活用を検討してください。パスワードマネージャーの魅力はWebサイト向けの自動入力機能ですが、Windowsのログイン情報も手動で登録しておけば、安全に保管しつつ緊急時にすぐ参照できます。スマホや別のPCのブラウザからパスワード保管庫にアクセスできるため、常に手元にあるのも安心ポイントです。

まだMicrosoftアカウントでサインインしていない方は、切り替えを検討してみてください。パスワードのリセットが格段に楽になるだけでなく、パスワードの代わりにPINを使用してWindowsにサインインすることもできます。PINは端末ごとのローカルデータなので、盗まれても他の場所では使えず、長いパスワードよりはるかに打ち込みやすいというメリットもあります。

さらに、パスワードリセットディスクを作成しておくのもおすすめです。万一の際にパスワードを簡単にリセットできるようになり、余っているUSBメモリの良い活用法にもなります。少しだけ先を見据えた準備が必要なのがポイントです。

Windows 10のパスワードを変更する方法

現在のパスワードが分かっているのであれば、リセットする必要はありません。Windows 10の設定アプリから簡単に変更できます。この方法は、Microsoftアカウントでもローカルアカウントでも利用可能です。

設定アプリを開き(Win + Iのショートカットが便利です)、アカウントを選択して、左サイドバーのサインイン オプションタブをクリックします。「パスワード」の項目が表示されるので、その下の変更をクリックします。あとは画面の案内に従って、現在のパスワードを確認し、新しいパスワードを設定するだけです。

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ローカルアカウントを使用している場合は、パスワードを思い出すためのヒントを入力する必要があります。また、Microsoftアカウントでサインインしている場合、この変更はOutlookメール、Xbox Liveアカウントなど、その他のMicrosoftサービスのパスワードにも適用される点に注意してください。

なお、サインイン オプションページからは、PINやピクチャパスワードを使用している場合、それらを変更することもできます。

Windows 10のパスワードを削除する方法

アカウントのパスワードを完全に削除したいという方もいるかもしれません。削除には2つの方法があります。

パスワードを完全に削除する場合は、上述のパスワード変更手順に従います。ただし、Windowsが新しいパスワードの入力を求めてきたときに、すべてのフィールドを空欄のままにしてください。次へをクリックすれば、パスワードなしのアカウントになります。この方法はローカルアカウントでのみ利用可能です。Microsoftアカウントには必ずパスワードを設定しておく必要があるためです。

もう一つの方法として、PCへの自動サインインを設定するやり方もあります。こちらはローカルアカウントとMicrosoftアカウントの両方で使えます。

Win + Rを押してファイル名を指定して実行を開き、「netplwiz」と入力してEnterを押します。ユーザーアカウントのダイアログボックスが表示されます。ここで自分のアカウントを選択し、「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックを外してOKをクリックします。

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続いて、自動サインインするユーザーを指定する必要がある旨のダイアログが表示されます。ここでアカウントのパスワードを入力すると、今後はパスワードを求められずに自動的にPCへログインできるようになります。ただしこれは、パスワード自体を削除するわけではありません。一度サインアウトして再度サインインする場合や、リモートでPCに接続する場合には、依然としてパスワードが必要です。

パスワードの削除はPCのセキュリティを大幅に低下させるため、あまりおすすめはしませんが、最終的にはあなた自身の判断です。

まとめ:パスワード問題を解決しよう

Windowsのパスワードリセットは、Webサイトのパスワードを再設定するよりもひと手間かかりますが、決して不可能ではありません。アカウントから締め出された理由が何であれ、この記事の手順で再びアクセスできるようになったはずです。少し事前に準備をしておけば、同じトラブルの再発も防げます。そして、パスワードの変更や削除だけで済んだ方なら、なおさら安心ですね。

PCの管理権限を取り戻したら、最良のセキュリティソフトウェアを導入して、システムを安全に保ちましょう。

パスワードのリセットで冷や汗をかいた経験はありますか? これらの方法でロックされたWindowsアカウントに戻れた方は、ぜひ体験談をお聞かせください!

原文:Joe Keeley(2016年6月23日公開)

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