Windows 10/11向けWhatsAppベータ版アプリのインストールと使い方徹底ガイド
家族や友人との連絡にWhatsAppのWebクライアントやデスクトップアプリを使っている方なら、その便利さを実感していることでしょう。しかし、これまでのバージョンには不便な制約がありました。たとえば、スマートフォンがインターネットに接続されていないと使えず、スタンドアロンのアプリとして動作しないという点です。
しかし今では、スマホに縛られることなくPCでWhatsAppを楽しめます。さらに、新しく登場したWhatsAppベータ版アプリは、その体験をさらに快適にするために設計されています。
新しいWhatsAppベータ版アプリのインストールと試用方法
WhatsAppはWindows向けのスタンドアロンデスクトップアプリを開発しており、人気メッセージングアプリのベータ版を一般公開しました。このWhatsAppベータ版はUWP(Universal Windows Platform)をベースとしており、ネイティブなデスクトップ体験の向上を目指しています。
WhatsAppベータ版アプリは現在、Windows 10(バージョン18632.0以降)およびWindows 11ユーザー向けにダウンロード可能です。入手手順は以下の通りです。
- Microsoft Storeの掲載ページからダウンロードし、「入手」をタップします。PCでMicrosoft Storeが開きます。
- 再度「入手」をクリックしてWhatsAppベータ版アプリをダウンロードし、「開く」をクリックします。

- 次の画面で「はじめに(Get started)」をクリックします。
すると、QRコードが表示されたWhatsAppベータ版のセットアップ画面が開きます。このQRコードをスマートフォンでスキャンする必要があるため、続行する前にスマホ側でマルチデバイスベータに参加しておきましょう。

マルチデバイスベータに参加するには、AndroidまたはiPhoneでWhatsAppを開きます。Androidの場合は「三点リーダー(⋮)」アイコンをタップし、iOSの場合はWhatsAppの「設定」に移動します。
その後の手順はどちらのOSも同じです。「リンクされたデバイス」→「マルチデバイスベータ」→「ベータに参加(JOIN BETA)」の順にタップします。次に「リンクされたデバイス」画面で「デバイスをリンク(LINK A DEVICE)」をタップするとカメラが起動するので、PCに表示されたWhatsAppベータ版のQRコードをスキャンします(WhatsApp Webにサインインするときと同じ要領です)。



完了すると、Windows PCでWhatsAppベータ版が起動し、すぐに使い始められます。

このマルチデバイスベータの仕組みでは、スマホが最新のメッセージ履歴のコピーをエンドツーエンド暗号化で新しくリンクしたデバイスへ送信し、そこにローカル保存されます。
スマホに接続せずにWhatsAppベータ版を使う方法
WhatsAppのマルチデバイスベータは、オプトイン方式のプログラムで、Web版・デスクトップ版・Portal向けの新版WhatsAppをいち早く試せるのが特長です。そして、「スマホを常にインターネットに接続しておかなければならない」というユーザーの最大の不満を解消してくれます。
マルチデバイスベータは、AndroidおよびiPhoneの最新版WhatsAppまたはWhatsApp Businessアプリを使用していれば利用できます。これにより、スマホを接続状態に保たなくてもコンパニオンデバイスをリンクできるようになります。さらに、メッセージ・メディア・通話はすべてエンドツーエンドで暗号化されるため安心です。
幸い、新しいデバイスをリンクするときだけスマホとWhatsAppアカウントが必要で、日常的な利用中は不要です。筆者はまずスマホのWi-Fiをオフにし、さらにスマホ自体の電源も切って試してみましたが、WhatsAppベータ版は問題なく動作しました。
コンパニオンデバイスは最大4台まで同時に使用できますが、WhatsAppアカウントに接続できるスマホは1台のみです。また、14日以上スマホを使用しないと、リンクされたデバイスは切断されるので注意しましょう。


WhatsAppベータ版の魅力がわかったところで、実際に楽しめる便利な機能を見ていきましょう。
WhatsAppベータ版でつながって楽しむ
WhatsAppベータ版はまだ開発途上ですが、既存のデスクトップアプリでできることの多くはすでに実現されています。チャットでの絵文字やGIFの使用、動画・音声ファイル、ドキュメント、画像の添付が可能です。
さらに、音声通話やビデオ通話にも対応しており、実際に試してみたところ問題なく動作しました。ビデオ通話ウィンドウはサイズ変更や画面上の任意の場所への移動も自由自在です。

新しくなった点は、アプリを閉じていてもWhatsAppのメッセージ通知を受け取れることです。通知がPCにポップアップ表示され、アプリを開かずに内容を確認できます。通知には未読メッセージ数も表示されるので、常に最新情報を把握可能です。通知をクリックするだけで、WhatsAppベータ版アプリが瞬時に開きます。

また、PCをシャットダウンしたり再起動したりしても、スマホと再リンクする必要はありません。再リンクが必要になるのはログアウトした場合だけです。さらに、Windows PCにログインしたときにアプリをバックグラウンドで自動起動させるオプションもあります。設定の歯車アイコンをクリックし、全般設定から「ログイン時にWhatsAppを開始(Start WhatsApp at login)」トグルを有効にするだけです。

もちろん、まだ実装されていない機能もあります。ボイスメッセージの送信、ステッカーの追加、友達のステータス確認などは現時点ではできません。また、タブレットにも未対応です。ただ、最終版がリリースされる頃には、これらの機能やWhatsAppデスクトップアプリの他の機能も搭載されることが期待されます。
WhatsAppベータ版でお絵かきして気持ちをシェア
今後の展開を予感させるエキサイティングな新機能が「お絵かきツール」です。気持ちを表現するオリジナルのイラストを描いて送ったり、メッセージに添えたり、手書きのメモで個性をプラスしたりできます。
お絵かきツールにアクセスするには、添付アイコンをクリックして「Drawing(お絵かき)」を選択します。描画ペインが開き、ボールペン、鉛筆、蛍光ペンの3種類のペンで描けます。絵に絵文字付きのメッセージを添えることもでき、完成したら「送信」アイコンを押しましょう。相手には画像ファイルとして届きます。
筆者は週末の映画一気見の計画を共有するとき、笑顔のテレビと溢れ出すポップコーンの楽しいイラストを描いてみました(下の画像をご覧ください)。

スマホ接続なしでWhatsApp Webとデスクトップアプリを使う
まだWhatsAppベータ版を試したくない場合でも、スマホを接続したままにせずにWhatsApp WebやWhatsAppデスクトップアプリを使えます。これら2つのバージョンもマルチデバイスベータの対象になったからです。
ブラウザでWhatsApp Webを使い、スマホ経由でリンクすると、表示される画面に「スマホを接続しなくてもメッセージの送受信が可能。最大4台のデバイスで同時にWhatsAppを使用できます」と記載されるようになっています。
さらに、閲覧履歴を削除しない限り、WhatsApp Webをスマホと再リンクする必要はありません。「web.whatsapp.com」と入力すれば、チャット履歴とともにWhatsApp Webがブラウザで開きます。ただし、これは通常のChromeやEdgeブラウザでのみ機能し、シークレットモード(InPrivateモード)では使えないので注意してください。

WhatsApp Webでは通話はできませんが、通話したい場合はWhatsAppデスクトップアプリを利用しましょう。WhatsApp Webのホーム画面にある「Get it here(ここから入手)」リンクをクリックするだけで簡単に入手できます。
そして、WhatsAppベータ版と同様に、WhatsAppデスクトップアプリも、スマホまたはデスクトップからログアウトしない限り、メッセージやチャットとの接続を維持してくれます。
Windows PCで今までにないWhatsApp体験を
マルチデバイスベータは、WhatsAppの使い方に革命をもたらしています。WhatsAppベータ版とその正式版は、お気に入りのデスクトップメッセージングアプリに求めていたものを、ついに叶えてくれる存在になるかもしれません。
さあ、スマホに接続し続けることなく、WhatsAppベータ版、WhatsApp Web、WhatsAppデスクトップアプリを思いきり楽しんでください。
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