Android 6.0 Marshmallowで使えるおすすめカスタムROM 6選
Android 6.0 Marshmallow(マシュマロ)は2015年10月に登場し、執筆時点ではGoogleモバイルOSの最新正式バージョンでした(当時Nougatはプレビュー段階)。しかし、あなたのスマートフォンやタブレットには、まだこのバージョンが届いていないかもしれません。
その原因の多くは、キャリアや端末メーカーのアップデート配信ポリシーにあります。それでもどうしてもMarshmallowを使いたいなら、「カスタムROMを焼く(flashing)」という方法があります。これは、自分の端末向けにビルドされたMarshmallowをダウンロードしてインストールする作業で、例えるならPCをWindowsからLinuxに乗り換えるようなものです。
では、端末に合ったMarshmallowのカスタムROMはどこで見つかるのでしょうか? 本記事では、質の高いMarshmallow体験を提供する代表的なROMを6つ紹介します。
まず前提知識:「ROM焼き」とは?
カスタムAndroidを導入したことがない方のために簡単に説明します。ROM焼きとは、新しいバージョンのAndroidを端末に書き込むことです。通常はカスタムリカバリと呼ばれるユーティリティを使用し、端末のroot化が前提となります。
また、自分の端末に合ったカスタムROMを探すには「コードネーム」を知っておく必要があります。「端末名 コードネーム」で検索するか、WikipediaやGSMArenaで確認しましょう。たとえばNexus 5は「Hammerhead(ハンマーヘッド)」というコードネームで知られています。
USBメモリからUbuntuやWindowsをインストールしたことがある人、Raspberry Pi用OSをSDカードに書き込んだことがある人なら、ROM焼きも問題なくこなせるはずです。仕組みはよく似ており、リカバリソフトに慣れてしまえば非常にシンプルな作業です。
CyanogenMod 13
カスタムROMの代名詞とも言えるCyanogenMod(CM)は2008年から開発が続けられ、2012年にはアクティブユーザー100万人を突破しました。累計では5,000万台以上の端末で利用された実績があります。なお、CMは2016年末に開発を終了し、その後継としてLineageOSプロジェクトが誕生しています。
AOSPベースのCM13は、Google要素を完全に排除するものではありませんが、独自アイコン、独自ランチャー、ネイティブアプリなどの調整により、純正とはひと味違うAndroid体験を提供します。
入手方法は、公式サイト右側のメニューからメーカー名を辿り、自分の端末に一致するリンクから「Download Latest Release」をクリックするだけです。
Resurrection Remix
Resurrection Remixは、まずその洗練された公式サイトに目を引かれます。中身も見た目に負けていません。「現時点で最高のROMだ」と評するユーザーもいるほどです。
見た目は純正Androidに近いスッキリとした作りですが、真価はカスタマイズ性にあります。通知ドロワー、ロック画面、クイック設定など、細部まで自分好みに調整できるのが大きな魅力です。
ダウンロードページでは、自分の端末のコードネーム(Nexus 5なら「Hammerhead」など)を目印に、該当するリンクを探してください。
Dirty Unicorns
CyanogenModに次ぐ人気を誇るDirty Unicornsは、対応端末も豊富で、Google Pixel Cを含む幅広い機種をサポートしています。Marshmallow版には特に注目すべき3つの機能が搭載されています。
- Fling: ジェスチャーベースのナビゲーションを自由にカスタマイズできる機能
- SmartBar: 標準ナビゲーションバーを拡張・カスタマイズできるオーバーレイ
- Themes Tile: プリセットテーマをもとにアプリの見た目をまとめて変更できるツール
公式サイトの「All Devices」ドロップダウンメニューから端末名を選べば対応ビルドが見つかります。一般名称とメーカーコードネームが併記されているので分かりやすいのが嬉しいポイントです。
OmniROM
2013年、CyanogenModがベンチャーキャピタルの出資を受け入れたことに反発した開発者たちによって立ち上げられたのがOmniROMです。複数端末向けに提供されるROMの中でも、プライバシー面で最も堅実な選択肢と言えるでしょう。
CyanogenModの「精神的後継者」とも呼ばれるOmniROMでは、Google Apps(gApps)パッケージを複数の種類から選べるため、Google色を強く残すことも、最小限に抑えることも可能です。筆者自身、Nexus 5で約半年間使用しましたが、動作が速く安定しており、さまざまなチューニングが最初から組み込まれた完成度の高いROMだと実感しました。
旧バージョンの対応端末リストは非常に長いのですが、Marshmallow版はNexus系を中心とした少数の端末に限定されています。
crDROID
crDROIDはCyanogenModベースでありながら、OmniROMやSlimROMなど他のROMの優れた機能も取り込んだ、幅広い対応が特徴のROMです。
カスタマイズ性は折り紙付きで、特に便利なのがワンタップで外観を丸ごと切り替えられる機能。これさえあれば、別のROMを焼き直す理由がなくなってしまうかもしれません。ただし、2015年以降更新が止まっている点には注意が必要です。
Cataclysm
Cataclysmは、高度なロック画面オプションからシステム統計のクイック表示まで、魅力的な新機能の宝庫です。
Smart Radio機能は、利用可能なネットワーク接続状況に応じて無線の電力モードを自動的に調整します。その他にも、ナビゲーションバー、時計スタイル、バッテリーアイコン、NFCモードの調整をはじめ、電源メニューのカスタマイズやアプリごとの詳細な権限管理など、多彩な設定項目を備えています。
対応機種はNexus系の一部に限られますが、該当端末の所有者なら大満足の体験が得られるはずです。自分の機種に合うリンクをクリックし、「Begin Download」からダウンロードしましょう。
自分の端末向けROMが見つからない場合は?
ここで紹介したROMは複数の機種向けにリリースされていますが、互換性の確保には膨大な手間がかかり、各プロジェクトには多数の開発者がボランティアで関わっています。どのプロジェクトもCyanogenModほどの規模には達しておらず、収益源はWebサイトの広告やXDA-Developersフォーラムでの寄付程度しかありません。
もし公式アップデートを待ちきれない、あるいはMarshmallowをまったく違う形で体験したいなら、XDA-Developers.comが最適な場所です。ほとんどすべてのAndroid端末に専用ページが用意されており、そこで好みのMarshmallow ROMが見つかるはずです。ダウンロード前には必ず機能紹介やスクリーンショットを確認して、快適な新Androidライフをお楽しみください。
これらのMarshmallowカスタムROMを試したことはありますか? ここで紹介しきれていないお気に入りのROMがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。
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