Windows 7 の XP モード仮想マシンで統合機能を有効にする方法
Windows 7 Professional で利用できる XP モードは、物理コンピューターのリソースと仮想マシンを統合できる便利な機能です。共有できる要素には、ドライブ、オーディオ、プリンター、クリップボード、スマートカードなどが含まれます。
この記事では、XP モード仮想マシンの統合機能を有効にして活用する方法を詳しく解説します。
XP モードの統合機能を有効にするメリット
XP モード仮想マシンは、物理コンピューターのリソースを使用して、Windows 7 Professional 上で正規ライセンス版の Windows XP を動作させる仕組みです。
仮想マシンは、PC の RAM や CPU の処理能力などの一部を使って Windows XP を実行します。さらに、XP モードの統合機能を利用すれば、ドライブやオーディオ、プリンターといったリソースも共有でき、仮想マシン上で動作する XP の利便性を大幅に高めることができます。
XP モード統合機能の有効化と使い方
まず、スタート > すべてのプログラム > Windows Virtual PC > Windows Virtual PC の順にクリックして、仮想マシンフォルダーを開きます。
Windows XP Mode 仮想マシンを右クリックし、メニューから設定を選択します。
Windows XP Mode – Windows Virtual PC 設定ウィンドウが開いたら、統合機能という項目をクリックします。
ウィンドウ右側に、XP モード仮想マシンで利用可能な統合設定が表示されます。

ウィンドウの右側には複数のオプションが並んでいます。以下にそれぞれの機能と、XP モードを物理コンピューターとより密接に連携させるための活用ヒントを紹介します。

スタートアップ時に有効化(Enable at Startup)
このオプションでは、XP モードを起動するたびに統合機能を自動的に利用可能にするかどうかを指定できます。XP モードを使用するたびに手動で各機能を統合するのが面倒な場合は、チェックを入れたままにしておきましょう。
オーディオ(Audio)
このオプションを有効にすると、PC のサウンド機能を仮想マシン上の XP でも使用できます。ただし、オーディオを統合すると、不具合が発生しうる要素が一つ増えることになります。XP モードの使用中に特に音声が必要ない場合は、チェックを外しておくのも一案です。
クリップボード(Clipboard)
クリップボードを統合すると、テキストや画像などのデータを、物理 PC と XP モード仮想マシンの間で自由に切り取り・コピー・貼り付けできるようになります。
これは最も実用的な統合機能の一つです。PC と XP モードの間でドキュメントを素早く簡単にやり取りしたいなら、ぜひ有効にしましょう。
プリンター(Printer)
XP モード内から印刷する予定がある場合は、このオプションにチェックを入れます。プリンター統合を利用すると、XP モードは物理 PC ではなく自分自身に直接接続されているものとしてプリンターを認識します。多くのユーザーにとって、プリンターの統合は XP モードを最大限に活用するために欠かせない設定です。
スマートカード(Smart Cards)
PC にスマートカードリーダーなどが接続されており、XP モード内でもそれらを使用したい場合は、必ずこのオプションを有効にしてください。スマートカードを使用しないのであれば、チェックを外したままで問題ありません。
ドライブ(Drives)
このオプションでは、すべてのドライブを統合するか、選択したドライブのみを統合するかを指定できます。少なくとも、Windows 7 Professional がインストールされているドライブ(多くの場合 C ドライブ)は統合しておきましょう。そうすることで、XP モード使用中でもユーザーアカウント、デスクトップ、マイドキュメントフォルダーなどにアクセスできます。
一方、XP モードで使う予定のないドライブはチェックを外しておくとよいでしょう。不要なドライブまで表示されなくなるため、XP モード中にファイルを開いたり保存したりする際の手間が省けます。設定が完了したら、OK ボタンをクリックします。
まとめ
Windows 7 の仮想マシン技術を活用すれば、物理 PC のリソースを XP モードと統合・共有できます。これにより、ドライブ、プリンター、スマートカード、クリップボード、オーディオといった PC の機能へ XP モードからアクセス可能になります。
しかも仮想マシンでは、統合するコンポーネントを個別に選択できるため、XP モードの作業環境をシンプルに保ちながら、必要な機能だけを効率よく利用することができます。
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