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オンラインでは常にVPNを使うべき——その4つの理由

米国議会がISP(インターネットサービスプロバイダ)による閲覧履歴の販売を認める法案に賛成票を投じて以来、VPN(仮想プライベートネットワーク)への関心は急速に高まっています。しかし、「なぜVPNを使うべきなのか」は必ずしも明確に伝わっていません。確かにVPNはNetflixなどのストリーミングサービスで地域制限コンテンツのロックを解除するのに役立ちます。それだけではありません。VPNは通信を暗号化し、トラフィックを盗み見を企む政府やISP、悪意あるハッカーの手の届かない場所へ迂回させることで、セキュリティとプライバシーを劇的に向上させることができるのです。


自宅でVPNを使うのは良い考えですが、外出先ではさらに重要になります。公衆Wi-Fiネットワークには数多くのセキュリティ上の問題があり、ネットワーク提供者を安易に信用することはできません。VPN関連の専門用語はハードルに感じられるかもしれませんが、理解する価値は十分にあります。「VPNなしではインターネットに接続しない」という習慣は、あなたが下すセキュリティ対策として最良の決断になるかもしれません。


1. セキュリティを強化する


人気テレビドラマ『シリコンバレー』のあるエピソードでは、Pied Piperのチームが「Wi-Fi Pineapple」と呼ばれるデバイスを使って公衆Wi-Fiの通信を監視していました。この手軽に使えるデバイスはフィクションのように思えますが、実在します。攻撃者はほとんど技術的知識がなくても、Wi-Fi Pineappleを使ってあなたのオンライン上の行動をすべて盗み見ることができます。残念ながら、公衆Wi-Fiが危険にさらされる手段は、このデバイスだけではありません。


高速で安定したWi-Fiという魅力はほぼ抗いがたいものですが、たった一つの偽アクセスポイントに接続するだけで、深刻な被害を受ける可能性があります。接続のチャンスを諦める必要はありません。VPNを組み合わせればいいのです。多くのVPNが標準搭載している暗号化機能により、誰が接続を覗き見していてもデータを読み取ることはできません。閲覧履歴、オンライン取引、メールはすべて暗号技術の力によって守られます。


2. 検閲を打ち破り、制限を回避する


公衆Wi-Fiは無料で提供されることが多いですが、その見返りとして利用規約に同意することになり、ネットワーク上でアクセスできるコンテンツが制限される場合があります。プロバイダ側はVPN経由でどのコンテンツにアクセスしているか判別できないため、事実上これらの制限を回避できます。政府による検閲についても同様です。中国はFacebookなど多数のサイトをブロックする「グレートファイアウォール」で悪名高いですが、この検閲を回避するために必要なのは、VPNを有効にして規制の緩い国のサーバーを選ぶことだけです。


オンラインでは常にVPNを使うべき——その4つの理由

残念ながら、中国やロシアのような国々は、監視を継続しインターネット検閲を維持するため、VPNへの取り締まりを強化し始めています。この憂慮すべき動向は、少なくとも抑圧的な政府が、VPNがもたらす「デジタル弾圧からの保護」を恐れていることの表れといえます。また、ネットニュートラリティをめぐる議論が続くなか、一歩先を行くためにVPNを活用できます。ISPはあなたの接続内容を特定できないため、特定の通信を優遇したり格下げしたりすることができません。万が一接続の問題が発生しても、VPNサーバーを別の場所に変更するだけで対処できます。


3. トラッキングを完全に阻止する


1983年の時点で、スティングはすでにこれを予言していたと言えるでしょう。ポリスの全米チャート1位に輝いたヒット曲には「every single day, every word you say... I'll be watching you(毎日毎日、あなたの発する言葉も、あなたがする遊びも、あなたが過ごす夜も、僕は見つめている)」という歌詞があります。これはオンライン追跡の台頭を見事に言い当てたものです。GoogleやFacebookをはじめとする世界中の広告ネットワークは、インターネット上であなたを追跡し、広告主に販売できるプロファイルを作り上げています。


VPNは、あなたのコンピュータからVPNサーバーへ送信されるデータを暗号化します。この暗号化によって情報はスクランブルされ、第三者が傍受することはほぼ不可能になります。つまり、検索キーワードや閲覧履歴は外部から見えない状態になります。トラフィックはVPNのIPアドレスから来ているように見えるため、Webサイト側でさえあなたを特定できません。もちろん、GoogleやFacebookのアカウントにログインしていれば、依然として行動は記録されます。このリスクを最小限に抑えるには、匿名検索エンジンのDuckDuckGoや、プライバシー重視のブラウザ(EpicやFirefox Focusなど)を併用するとよいでしょう。


4. 監視から距離を置く


私たちのオンライン生活を覗き見したがっているのが広告主やSNSだけであれば話は簡単です。残念ながら、2013年のエドワード・スノーデンによる内部資料の暴露は、自分の政府さえ信用できないことを示しました。暴露された文書によると、NSA(米国家安全保障局)はほぼすべての米国民に対して大規模な監視を行っており、オンライン活動、通話、メッセージまで追跡していたのです。


オンラインでは常にVPNを使うべき——その4つの理由

VPNの暗号化は、データを無意味な文字列に変換することで、こうした監視に対する最初の防壁となります。ただし、ここには潜在的な弱点があります。それは、VPNプロバイダ自身はデータを復号できるということです。データはエンドツーエンドで暗号化されているわけではないため、政府はプロバイダに対して平文のユーザーデータの引き渡しを要求できる可能性があります。だからこそ、ログを一切保持しない「ノーログ」ポリシーを掲げ、プライバシーに確固とした姿勢を持つVPNプロバイダを選ぶことが重要なのです。特定の国を経由することに不安がある場合は、VPNサーバーを任意の国に変更しましょう。


あなたはいつVPNを使いますか?


VPNは、オンラインセキュリティを向上させる最も手軽な方法の一つです。アカウントを作成し、アプリをダウンロードして接続すれば、あとはVPNが面倒な作業の大部分を引き受けてくれます。そうすれば、保護されているという安心感のもと、自由にインターネットを閲覧し、データをやり取りできます。ただし、どんな市場にも誇大宣伝で消費者を惑わせようとする業者がいるものです。無料VPNの中にはデータを適切に保護できないものが多く、中には利益のためにユーザーデータを転売する例さえあります。


一般的には有料のプレミアムVPNを選ぶ方が安全とされていますが、それでも安全性が完全に保証されるわけではありません。RestorePrivacyの調査レポートによると、コスト削減のためにサーバーの所在地を偽っているプロバイダもあるとのことです。幸い、信頼できるVPNプロバイダを見分けるポイントはいくつか存在します。こうしたリスクはあるものの、信頼できるVPNを見つけることができれば、安全な接続の恩恵を存分に受けることができるでしょう。


ただ、忘れないでください。VPNに過度な期待は禁物です。


あなたはVPNを使っていますか?使っているならどのサービスですか?この記事で挙げた懸念点についてどう思いますか?常にVPNを使うべきだと考えていますか?ぜひコメント欄でお聞かせください。

  1. オンラインバンキングを安全に行うためにVPNを活用する方法

    オンラインバンキングは、ほとんどの場合において安全です。ブラウザやスマートフォンアプリを通じて口座を確認するデジタルバンキングは、資産を管理する便利で安全な手段となっています。しかし、適切なセキュリティ対策を講じなければ、思わぬリスクにさらされる可能性があります。強力なパスワードの設定はもちろんのこと、その有効な対策の一つが「VPNの利用」です。 安全なオンラインバンキングのためにVPNを使うべきシーン 「VPNを使えばオンラインバンキングは安全になるのか?」——答えはイエスです。以下のような場面では、VPNがあなたの安全性を高め、安心してネットバンキングを行う助けとなります。 無料Wi-F

  2. Reddit利用時にVPNは必要?安全に使うためのポイントとプライバシー保護の徹底解説

    Redditは通常、モデレーターが各コミュニティを自主的に管理することを認めていますが、サイト全体のガイドラインは「Redditコンテンツポリシー」によって定められています。Redditはこれまでも議論を呼ぶ出来事がありましたが、近年はヘイトスピーチや不審なコンテンツへの対策を強化しています。それでもなお、「Redditは本当に安全に使えるのか?」と不安に感じるユーザーは少なくありません。 Redditの利用中にVPNを使うべきか? Redditの利用規約では、13歳以上のみサイトへのアクセスが認められています。しかし、年齢確認はごく基本的なレベルにとどまっており、幼い子どもでも簡単にアクセ