VPNの速度が遅いときの対処法10選!今すぐ試せる改善ヒント
サブスクリプション型のVPNサービスでオンラインのプライバシーを強化するのは賢明な選択です。地域制限や検閲の回避はもちろん、場合によっては料金の節約にもつながります。しかし一方で、VPNにはいくつかの課題も潜んでいます。
その最大のものが、VPN接続中にインターネット速度が低下することです。では、どうすればよいのでしょうか。
本記事では、VPNが遅く感じられる主な理由と、今日から実践できる改善策を10個紹介します。
1. 適切なサーバー所在地を選ぶ
これは最も重要なポイントであり、VPNの仕組みと深く関係しています。
たとえば、オンラインゲームでルーティングの問題によりレイテンシ(遅延)が大きくなっている場合、VPNを経由するとデータの流れが変わり、中継ネットワークの障害などを回避できることがあります。
あなたがニューヨークにいて、同じくニューヨークにあるゲームサーバーでプレイしているとしましょう。通常、データは最短経路でサーバーへ往復するため、レイテンシは20ミリ秒程度です。
ところが、フランスのVPNサーバーに接続するとどうなるでしょう。データはまずフランスへ向かい、そこからニューヨークのサーバーへ、再びフランスを経由して自分のデバイスへ戻ってきます。
問題がお分かりでしょうか。この迂回によって、レイテンシが250ミリ秒に跳ね上がる可能性があるのです。
速度重視なら、可能な限り目的地に近いVPNロケーションを選びましょう。海外のNetflixライブラリを視聴したい場合にも有効です。オンラインゲームでは、ゲーム開始前にサーバーリストを確認し、近隣のVPNサーバーへ接続しておきましょう。
なお、ウェブブラウジングなどレイテンシの影響が小さい用途では、あまり気にする必要はありません。
2. VPNクライアントを常に最新に保つ
VPNが予想より遅い理由の一つは、クライアントソフトウェアにあるかもしれません。PCやスマートフォン、タブレット、TVボックスにインストールするこのソフトは、VPNサーバーへの接続管理だけでなく、通信の暗号化も担当しています。
バグなどの不具合が原因で通信が遅くなることがあり、修正のたびにプロバイダーからアップデートが配信されます。通知が出たら、すぐにダウンロードしてインストールしましょう。
3. Wi-Fiをやめて有線(Ethernet)接続に切り替える
家庭内のインターネット問題のほとんどは、少なくとも部分的に無線LANの速度に起因します。
解決策はシンプル。有線接続を使うことです。
もちろん、常に可能とは限りません。ノートパソコンにはEthernetポートがない機種も多く、モバイルデバイスにはそもそも搭載されていません。
しかし、デスクトップPC、ゲーム機、TVボックス、スマートテレビなどにはEthernetポートがあることが多いものです。良質なLANケーブルでルーターに直接接続すれば、速度は大幅に改善します。
パソコンがルーターから離れている場合は、電力線通信(PLC)アダプターを使えば、家庭の電気配線を通じてデータを伝送できます。
4. 暗号化レベルを下げてみる
VPNは、通過するデータを暗号化するために複数のセキュリティプロトコルを使用できます。すべてのVPNサービスが全プロトコルに対応しているわけではありませんが、標準的なものは広くサポートされています。
暗号化には大きな計算コストがかかります。送信するすべてのデータを暗号化し、受信するすべてのデータを復号しなければなりません。暗号化が強力なほど、より多くの計算能力が必要になります。
CPUの性能が低いと、VPNのパフォーマンスが低下します。回線が100Mbps対応でも、CPUが強力すぎる暗号化を処理できなければ意味がありません。実際の処理速度が10Mbps程度にとどまり、ボトルネックになることもあります。
理論上の速度は、速い順に PPTP > L2TP/IPSec > OpenVPN > SSTP > IKEv2/IPSec となります。デバイスの計算能力が足りない場合は、一つずつ段階的に下げてみましょう。設定はVPNクライアントから変更でき、詳しくはプロバイダーのサポートページを参照してください。
ただし、この方法は最大限のセキュリティが不要な場合のみ推奨されます。たとえば、地域限定コンテンツへのアクセスが目的であれば問題ありません。
5. ルーターにVPNを設定しない
VPNの導入方法には2つの選択肢があります。
- ルーターにVPNを設定する
- 利用する各デバイス(PC、スマホ、タブレットなど)個別にVPNを設定する
必ず後者を選びましょう。
ルーターが手頃な価格なのは、高性能な次世代CPUを必要としないからです。残念ながら、これは数年前のスマートフォンのほうが現在のルーターより速いことを意味します。前述の暗号化処理の観点から、これがデータ速度のボトルネックになります。
標準的なルーターでは、複数のデバイスへサービスを提供しながらVPNを処理するのは困難です。
どうしてもルーターでVPNを使いたい場合は、VPN専用ルーターの購入を検討してください。
6. TCPとUDPの両方のプロトコルを試す
UDPはTCPよりもはるかに高速です。
TCPは2つのエンドポイント(あなたとWebサイトなど)間で接続を確立し、すべてのデータが正しく届いたか確認する必要があります。一方UDPは、チェックなしで単にデータを送信します。
TCPにはこの追加のオーバーヘッドがあり、送信のたびに何度も確認応答が行われるため低速になります。結果として、VPNがインターネット全体を遅くしているように感じられます。UDP経由でVPNを使えば、大幅に速くなることがあります。
VPNの設定画面で手動切り替えに対応しているか確認しましょう。手順はサービスごとに異なります。
また、ISPがVPN経由のTCPトラフィックを検出して速度制限をかけるケースもあります。動画ストリーミングやトレント目的でVPNを使う人が多いため、意外とよくある話です。UDPに切り替えると速くなる反面、接続が不安定になることもあるので、実際に試して判断してください。
7. スプリットトンネリングを活用する
PCでVPNクライアントを使うと、システムから送信されるすべてのデータが暗号化されます。しかし、必ずしも必要な場面ばかりではありません。たとえば、地理的制限の回避と同時にネットワークドライブへアクセスしようとすると、接続できないことがあります。
解決策となるのがスプリットトンネリングです。特定のアプリだけVPN経由で接続し、その他のデータは暗号化せずに直接やり取りできます。プロセッサーの暗号化負荷を減らすことで、速度向上が期待できます。
スプリットトンネリング対応のVPNサービスは多数あります。プロバイダーの機能一覧や設定ページでオプションを確認・有効化しましょう。
8. 回線契約やVPNプランを見直す
現行技術では、VPNがISPの提供速度以上にインターネットを高速化することはできません。ベースの回線速度が遅いせいでVPNも遅いのであれば、上位プランへのアップグレードを検討するしかありません。
状況によっては、Wi-Fiから有線への切り替えが速度改善に役立つこともあります。
また、特に無料VPNでは、プロバイダー側が意図的に速度制限をかけている場合もあります。新しいVPN技術の動向にも目を配りましょう。
9. VPN自体が遅いなら乗り換えを検討する
通信が遅い原因は回線であることが多いのですが、場合によってはISPではなくVPNサービス自体に問題があることもあります。
どのサーバーに接続しても、上述のチューニングを試しても結果が変わらないなら、その可能性が高いといえます。優れた高速VPNなら、暗号化なしの接続と比べて2Mbps程度遅い程度に収まるはずです。
長期間にわたってそれ以下の速度しか出ないなら、VPN側に原因があると考えられます。モバイルのVPNクライアントとデスクトップPCの測定結果を比較して確認しましょう。どちらも遅いなら、乗り換えを検討してください。
新しいVPNプロバイダーをお探しの方は、信頼できる比較サイトのおすすめVPNランキングや、限定割引キャンペーンの一覧を参考にするとよいでしょう。
10. 無料VPNを使わない
料金不要のVPNサービスという響きは魅力的ですが、無料VPNの世界では、あなたは顧客ではなく「商品」なのです。
無料VPNプロバイダーの中には、無節操でユーザーを軽んじる事業者が少なくありません。個人データやアクティビティが最高値をつけた業者に売却され(これではVPNを使う意味がありません)、さらにトラフィックは低優先度で扱われます。
無料VPNはほぼ確実にインターネットを遅くします。結局のところ、無料サービスで納得させ、有料登録へ誘導したいわけです。ほとんどの場合、無料VPNは避けるべき存在。オンラインプライバシー界の中古車セールスマンのようなものです。代わりに、高速で信頼できる有料VPNを選びましょう。
まとめ:VPNが遅い理由はもうわかった
ここまで見てきたように、VPN経由の通信速度がISPの基礎速度と完全に一致することはまずありません。ただ、VPNが極端に遅くならないよう、次の対策が可能です。
- 適切なサーバーを選ぶ
- VPNクライアントを最新に保つ
- Wi-Fiではなく有線を使う
- 状況に応じて暗号化レベルを下げる
- ルーターにVPNを設定しない
- TCPとUDPの両方を試す
- スプリットトンネリングを使う
- ISPプランをアップグレードする
- 新しいVPNに乗り換える
- 無料VPNを避ける
回線自体が高速であれば、VPNも十分な速度を発揮し、目的を果たせるはずです。
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インターネットは現代の生活に欠かせないインフラとなりました。休日の午後に自宅でのんびり過ごすときも、カフェで友人や家族とくつろぐときも、私たちは常にインターネット接続を必要としています。それだけ生活に深く根付いた存在だからこそ、通信速度が遅いときのストレスは計り知れません。ブラウザのページがなかなか開かない、YouTubeの動画がいつまでもバッファリングされる——真っ暗な画面を眺めながらイライラした経験は、誰にでもあるはずです。特に、月額料金をしっかり支払っているのに思うような速度が出ないとなれば、なおさら不満が募りますよね。もし遅いWi-Fiにお困りなら、今回ご紹介する7つの方法をぜひ試して
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VPNは、オンラインでの匿名性を保ち、IPアドレスを隠し、地域制限されたサイトへも速度を犠牲にせずアクセスできるようにするために使われますよね。しかし、利用しているVPNの動作が遅く重いと、「通信速度を落とさずにVPNを使う」という本来の目的が果たせなくなってしまいます。だからこそ、VPNを選ぶ際には信頼性のあるサービスを選ぶことが重要です。もしおすすめを探しているなら、Windows向けに最適なSystweak VPNの利用を検討してみてください。「それでも無料VPNのほうがいい」と思うなら、注意が必要です。無料VPNの多くは安全性やセキュリティが十分とは言えません。「無料」に惹かれる前に、