ワイヤレスルーターを最適化する方法|Wi-Fiの信号と速度を改善する7つのテクニック
押さえておきたいポイント
- ルーターの設置場所を見直す、ファームウェアを更新する、アンテナを交換する——これらの対策で、一般的に信号強度は向上します。
- デュアルバンドルーターでトラフィックの種類ごとに異なる帯域やチャンネルへ振り分ければ、ルーターの負荷を軽減できます。
- 信頼できるデバイスを「ホワイトリスト」に登録することも、通信速度の安定につながります。
この記事では、家庭用ワイヤレスルーターの信号強度と通信速度を改善するための具体的な方法を解説します。
ルーターの信号を改善するには?
難しい作業は不要です。以下の基本的なメンテナンスを定期的に行うだけで、少ない手間でWi-Fiの信号品質を大きく改善できます。
基本的なメンテナンスを行う:使用していない時間帯(深夜や早朝など)にルーターを再起動しましょう。再起動は動作を安定させるだけでなく、自動アップデートなどの処理が完了する時間も確保できます。
パスワードを定期的に変更する:パスワードをこまめに変更し、知っている人を最小限に限定しましょう。これにより、人間でもマルウェアでも、ネットワークへの不正な「タダ乗り」を減らせます。
ヒント: ゲストネットワーク機能を活用すれば、来客にメインのパスワードを教えることなく、安全にインターネットへ接続させられます。
古いデバイスをネットワークから外す:ルーターは802.11シリーズの無線規格と後方互換性がありますが、古い規格ほど速度は遅く、ルーターはネットワーク上の最も古い規格に合わせて動作する傾向があります。使わなくなった旧型デバイスを削除してルーターを再起動すると、より高速な規格へ自動的に再設定されます。
ヒント: 一部のデバイスは、ルーターから新しいパスワードを受け取る設定になっている場合があります。該当デバイスを手動で探して削除するか、端末側でWi-Fiネットワークを「削除(忘れる)」操作が必要になることがあります。
ルーターを家の中心付近に設置する:設置場所は電波の届く範囲に直結します。家のできるだけ中心に置くことで、接続するほとんどのデバイスに電波が行き渡りやすくなります。また、鉄骨の梁の近くや厚い壁に囲まれた場所など、電波干渉を受けやすい環境は避けましょう。
ファームウェアを更新する:ルーターの取扱説明書の手順に従って、最新のファームウェアへ更新しましょう。多くの場合、更新によってルーター本体と信号が自動的に最適化されます。
アンテナをグレードアップする:アンテナが着脱式のルーターなら、交換を検討する価値があります。付属アンテナは実用十分でも最高性能とは限りません。メーカー純正品やサードパーティ製の高利得アンテナが市販されており、信号強度の改善が期待できます。
おすすめのルーター設定は?
ルーターには、トラフィックに優先順位を付けたり、特定のデバイスを「ホワイトリスト」に登録したり、逆に他のデバイスの速度を制限したりする機能が備わっています。しかし、4K動画のストリーミングのような負荷の高い通信と、スマート家電が必要とする低負荷な常時接続を、ルーターが自動的に振り分けてくれることはほとんどありません。そこで、以下の手順で優先度を自分で設定すると効果的です。
デバイスの「名前」を確認する:ネットワーク上の各デバイスには、通常ブランド名が表示され、「Jenny's iPhone」のようにユーザーが名前を付けていることもあります。スマートプラグのようなシンプルな機器は、メーカー名やシリアル番号で表示される場合があります。
デバイスの設置場所を書き出す:ルーターに接続している各デバイスが、家のどの部屋にあるかをメモしておきましょう。
QoS設定画面を開く:ルーターのWeb管理画面または専用アプリで、「Quality of Service(QoS)」というタブを探して選択します。
優先デバイスを指定する:QoSタブでは、ストリーミングスティックなど、特定の用途やデバイスを優先的に処理できます。最優先にしたいデバイスを選びましょう。
ヒント: 見覚えのないデバイスを「ブラックリスト」に登録して遮断することも可能ですが、同居人や訪問者のタブレットなどを誤って切断しないよう、必ず事前に確認してください。
帯域とチャンネルを使い分ける:デュアルバンドルーターでは、デバイスごとに帯域とチャンネルを選択できます。ルーターに近いデバイスは到達距離が短い代わりに高速な5GHz帯へ、離れた部屋にあるデバイスや家の中を持ち歩くノートPCなどは、やや低速でも遠くまで届く2.4GHz帯へ割り当てましょう。接続台数が多い場合は、各帯域内で個別のチャンネルを振り分けるとさらに効果的です。
ヒント: あるチャンネルでは通信が遅く、別のチャンネルでは速い場合、そのチャンネルに近隣のルーターなどの干渉源が存在している可能性があります。
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