MacでVPNを設定する方法|初心者向けステップバイステップガイド
VPN(Virtual Private Network/仮想プライベートネットワーク)は、デジタルライフにおける強力な味方です。地理的な制限を回避して、海外限定のウェブサイトや動画配信サービスのライブラリなど、自国では利用できないコンテンツへアクセスできるようになるほか、インターネット接続を暗号化することで、悪意ある第三者によるオンライン活動の追跡も防げます。これ以外にもVPNを使うメリットは数多くあります。では、MacでVPN接続はどのように設定すればよいのでしょうか?
この記事ではその手順を詳しく解説します。MacでのVPN設定方法に入る前に、Mac向けのおすすめVPNサービスをチェックしておくのもおすすめです。
MacBook・MacデスクトップでVPNを設定する方法
MacでVPNを設定する方法は、大きく分けて2つあります。
- 方法1: サードパーティ製VPNアプリを使う(最も簡単な方法)
- 方法2: 専用アプリなしで、macOSの標準機能を使って手動で設定する(無料)
それぞれ順番に見ていきましょう。
方法1:サードパーティ製VPNアプリを使ってMacにVPNを設定する
Mac向けには、使いやすい優れたサードパーティ製VPNが多数あります。たとえばSurfshark VPNは、Macで使える最高クラスのVPNサービスの一つです。ここからは、Surfsharkを例に具体的な手順を紹介します。
ステップ1 – Surfsharkをダウンロードし、Macにインストールして起動します。

ステップ2 – すでに有効なサブスクリプションがある場合は、登録済みのアカウント情報でログインします。まだ契約していない場合は、「Create account(アカウント作成)」ボタンをクリックして新規登録しましょう。
ステップ3 – ログインしたら、接続先のロケーションを選択します。迷ったら「Connect(接続)」ボタンを押せば、自動的に最速のサーバーへ接続されます。
ステップ4 – 初回接続時には、デバイスにVPN構成プロファイルを追加するよう求められます。あわせてMacのユーザーパスワードの入力も必要です。
ステップ5 – 問題なく完了すれば、「Connected(接続済み)」のステータスが表示されます。
ステップ6 – 「Connected」ボタンの上にある矢印をクリックすると、現在割り当てられているIPアドレスも確認できます。
さらに、Kill Switch(キルスイッチ)機能を必ず有効にしておきましょう。この機能がオンになっていれば、何らかの理由でVPN接続が切断された場合にインターネット接続も同時に遮断されるため、危険性のあるサイトを閲覧中でも実際のIPアドレスが漏洩する心配がありません。

ステップ7 – 「Fastest server(最速サーバー)」の横にあるハンバーガーアイコン(三本線メニュー)をクリックすれば、「Nearest country(最寄りの国)」など別の接続モードに切り替えることも可能です。

ステップ8 – 左側のロケーション一覧をスクロールすると、各国ごとに利用可能なサーバー数がリアルタイムで表示され、ロケーション選びの参考になります。また、各ロケーションの横にある星マークをクリックすれば、お気に入りとして登録することもできます。
さらに、Static IP(スタティックIP)とMultiHop(マルチホップ)のどちらかを選択することもできます。MultiHopは、まず1つのVPNサーバーに接続し、そこから別のサーバーへ中継する仕組みで、より高い匿名性を実現できます。

基本的な使い方は以上です。さまざまな機能を試したり、その他の注目ポイントを知りたい場合は、こちらの解説記事もぜひ参考にしてください。
方法2:VPN設定を手動で行う(無料)
Surfsharkなどの有料VPNへの加入を避けたい場合でも、macOSの標準機能を使えば、無料でVPNを設定できます。ここでは、無料の公開VPNサービス「vpngate.net」を例に説明します。
ステップ1 – 画面左上のAppleメニューからシステム環境設定(macOS Ventura以降は「システム設定」)を開きます。

ステップ2 – システム環境設定が開いたら、ネットワークをクリックします。

ステップ3 – ネットワーク画面の左下にある「+」ボタンをクリックします。

ステップ4 – 「インターフェース」のプルダウンメニューからVPNを選択します。
ステップ5 – 「VPNタイプ」を選択します。ここでは例としてL2TP over IPSecを選びます。
ステップ6 – 必要に応じて追加設定を行います。
ステップ7 – 「サービス名」欄に、利用するVPNサービスの名前を入力します。ここでは例としてvpngate.netとします。
ステップ8 – Safariを開き、vpngate.netにアクセスします。
ステップ9 – ページを下にスクロールし、表示されている表の中のL2TP/IPsecのセクションを確認します。Macのネットワーク設定画面に戻り、サービス名にvpngate.netの表から選んだ地域名を入力して、「作成」をクリックします。

ステップ10 – 次に、サーバーアドレスとアカウント名の入力を求められます。再びvpngate.netに戻り、表のIPアドレス欄からサーバーアドレスをコピーして、Macの設定画面に貼り付けます。アカウント名は「vpn」と入力します。
ステップ11 – 「認証設定」をクリックし、ユーザー認証のパスワード欄とマシン認証の共有シークレット欄の両方に「vpn」と入力して「OK」をクリックします。続けて同じ画面の下部にある「メニューバーにVPNの状況を表示」のチェックボックスにもチェックを入れておきましょう。
ステップ12 – 「詳細」をクリックし、「すべてのトラフィックをVPN接続経由で送信」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
ステップ13 – 最後に「接続」ボタンをクリックすれば、選択した地域のサーバーに接続されます。
MacでVPNを活用してセキュリティを強化しよう
総合的に見ると、Surfsharkのようなサードパーティ製VPNサービスの方が、セキュリティ性能が高く、操作も簡単で、多彩な機能を備え、最速サーバーへの自動接続にも対応しているため、おすすめの選択肢です。設定作業自体も非常にシンプルです。一方、VPNをたまにしか使わない方や、まだ有料サービスに契約していない方は、この記事で紹介した無料の手動設定方法を試してみるのも良いでしょう。
どちらの方法がお好みでしたか?コメント欄でぜひ教えてください。トラブルシューティング記事やアプリの設定ガイドなど、役立つコンテンツはWeTheGeekで引き続きお届けします。
Instagram、YouTube、Facebook、Flipboard、Pinterestでも最新情報を発信していますので、ぜひフォローしてください。
-
外出先でもMacを安全に守る方法|旅行者向けセキュリティ対策7選
出張や旅行で頻繁に移動する機会が多い方にとって、特にブロガー、グラフィックデザイナー、あるいはクライアントへのプレゼンテーションを控えたビジネスパーソンにとって、ノートパソコンは欠かせない存在です。タブレットやスマートフォンだけでも何とかなると思っていても、MacBookを持ち歩くことには独自のメリットがあります。たとえば、電源コンセントが限られた場所にいる場合でも、MacBookを使えばiPhoneやカメラ、iPadなどの周辺機器を充電することができます。しかし、MacBookを持ち運ぶということは、それだけ慎重さが求められるということ。そこで本記事では、旅行中もMacBookを安全に保つた
-
AIと機械学習が切り拓くサイバーセキュリティの未来:マルウェア対策の最新動向
デジタル化が加速する現代において、オンライン上のデータはまさに「すべて」と言えます。貴重な情報のほとんどがコンピュータに保存されている今、たった一つのマルウェア攻撃で、あらゆる情報が破壊される可能性があります。このような状況の中で、ランサムウェアやボットネット攻撃から重要なシステムを効率的に守る信頼できる手段はあるのでしょうか?答えはおそらく「イエス」です。人工知能(AI)技術の台頭は世界を席巻しつつあり、マルウェアのない未来を約束しています。 ただし、機械学習を活用したサイバーセキュリティには唯一の課題があります。それは大量のデータを必要とするという点です。つまり、AIがコンピュータ上で効率