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Macを狙う最新マルウェアTOP3――知らないと危険なセキュリティ脅威

「Macはウイルスに感染しない」「Mac向けマルウェアは存在しない」――これは多くのユーザーが抱きがちな思い込みです。しかし、近年の事例はこの常識を覆しつつあります。

確かに、マルウェアやウイルスの多くはWindowsを標的としており、世界中に甚大な被害をもたらしたランサムウェア「WannaCry」もWindows PCのみが感染対象でした。Macが比較的安全とされる理由の一つは、Appleが強固なセキュリティ機構をOSに組み込んでいる点にあります。とはいえ、完璧なセキュリティは存在せず、意図せず「招かれざる客」がMacに侵入してくるケースも少なくありません。ここでは、従来の脅威に加えて近年確認されている、Macのセキュリティを脅かすマルウェア3種類をご紹介します。

Macを狙う最新マルウェアTOP3――知らないと危険なセキュリティ脅威

1. OSX/Shlayer(Crossrider)

Shlayer(Crossrider)は、偽のAdobe Flash Playerインストーラーを通じてMacに侵入するアドウェアで、Mac向けマルウェアの中でも特に感染拡大が速いことで知られています。セキュリティ企業によって呼び名が異なり、Intego社は「OSX/Shlayer」と分類しています。感染すると、偽Flash Playerが「Advanced Mac Cleaner」という不要プログラムを残し、Siri風の音声で「Macに問題が見つかった」と警告を表示します。

このプログラムとその構成要素をすべて削除しても、Safariのホームページ設定がCrossriderのドメインにロックされたまま変更できないことがあります。これは、アドウェアがMacに構成プロファイルをインストールしているためです。Adobe Flash Playerの更新を促すポップアップやメッセージが表示された場合は、ほぼ間違いなく詐欺であり、Macのセキュリティ脅威になり得ます。どうしても更新が必要な場合は、必ずAdobeの公式サイトから行ってください。

2. OSX/MaMi

MaMiに感染すると、Macの通信トラフィックが悪意のあるサーバー(DNSアドレス)経由に差し替えられ、機密情報が傍受される恐れがあります。ユーザーが気づかないうちにデバイスへ侵入したMaMiは、ルート証明書をインストールし、暗号化された通信まで監視できるようになります。元NSAハッカーのPatrick Wardle氏は、「攻撃者は中間者攻撃(MITM)など、さまざまな悪質な行為を実行できる」と指摘しています。

さらに恐ろしいことに、このマルウェアはタスクの実行、マウスカーソルの強制操作、スクリーンショットの取得、ファイルのアップロード/ダウンロードまで行える能力を持っています。MaMiに感染していないか疑わしい場合は、MacのDNS設定を確認しましょう。「82.163.143.135」「82.163.142.137」というアドレスが登録されていれば、Macが侵害されている可能性が高いため、Apple Storeや正規のサポート窓口に相談することをおすすめします。

Macを狙う最新マルウェアTOP3――知らないと危険なセキュリティ脅威

3. Meltdown & Spectre

MeltdownとSpectreは、CPUに存在する脆弱性(バグ)で、攻撃者が機密情報を盗み出せる可能性があるものです。Meltdownは「rogue data cache load(不正データキャッシュロード)」と呼ばれる手法により、ユーザープロセスからカーネルメモリを読み取れるようになります。一方、Spectreは「bounds check bypass(境界チェック回避)」または「branch target injection(分岐ターゲット注入)」とされ、Appleによれば、ブラウザ上で動作するJavaScriptを通じてカーネルメモリ内の情報がユーザープロセスからアクセス可能になり、悪用される恐れがあります。

Macを狙う最新マルウェアTOP3――知らないと危険なセキュリティ脅威

以上のように、適切なセキュリティ対策を講じていても、これらの脅威にさらされる可能性はゼロではありません。残念ながら、これら3種類のマルウェアに特化した完全な駆除方法はまだ確立されていませんが、Systweak Anti-Malwareのような対策ツールを導入すれば、こうした脅威の侵入を防ぐ一助となります。また、見覚えのない送信者からの添付ファイル付きメールは開かない、ソフトは必ず公式サイトから入手するなど、日頃のネット利用習慣を見直すこともデジタルセキュリティの向上につながります。その他、話題のMacマルウェアに関する情報をお持ちの方は、ぜひコメント欄でお聞かせください。

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