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キャットフィッシングとは?オンラインなりすまし詐欺の実態と被害を防ぐ対策を解説

インターネットは、世界中の人々をつなぐ素晴らしいコミュニケーションの場です。デジタルの世界は新しい友人やパートナーと出会う絶好の機会を提供する一方で、怪しい活動の温床にもなり得ます。ネットは匿名性を容易にするため、実際に会うまで、アップロードされた写真や投稿の裏にいる人物が本当に誰なのかを知ることはできません。

写真にフィルターをかけて多少盛るのはよくあることですが、その嘘がもっと深刻なレベルに達したらどうなるでしょうか。そこで登場するのが「キャットフィッシング」と呼ばれる行為です。

キャットフィッシングとは?

キャットフィッシングとは、いわゆる「キャットフィッシャー」と呼ばれる人物が、偽のオンライン上のアイデンティティを作り出し、それを利用して他人を騙す・利用する行為を指します。この言葉は、2010年に公開されたアメリカの人気ドキュメンタリー映画『キャットフィッシュ』に由来しています。映画は製作総指揮者ネブ・シュルマンが、中西部在住の19歳の女性と交わしたオンライン上の恋愛関係を追ったものです。

タイトルが示す通り、物事は表面通りではありませんでした。彼が交際していた相手の正体は、盗んだ写真を用い、偽の友人や家族のアカウントを複数運用してまで芝居を貫いていた、40歳の主婦アンジェラ・ウェッセルマンだったのです。

「キャットフィッシュ(鯰)」という言葉は、彼女の夫が、その操作的な関係を古い漁業の伝説になぞらえて名付けたものです。言うまでもなく、この出会いは二人の恋愛関係の終わりを意味しました。幸い、この物語にはそれなりにハッピーエンドがあります。

その後二人は友情を築き、シュルマンは他のキャットフィッシング被害者を追った自身のシリーズの監督にもなりました。しかし、誰もが無傷でその状況から抜け出せるわけではありません。

なぜ人はキャットフィッシングをするのか?

キャットフィッシングというと、多くの人が恋愛関係を思い浮かべます。ウェッセルマンほど極端な手口を使う人は多くありませんが、ネット上で嘘をつく人は決して少なくありません。

初対面で写真とまったく違う人物が現れた、真剣なオンライン関係を築いた相手に一方的に音信不通にされた——そんな恐怖の話を誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。

たとえ実物の写真を使っていても、年齢、職業、資産などを偽り、自分をより魅力的に見せることで人を騙すことは可能です。何年もかけて関係に投資した末に、愛していた相手が自称通りの人物ではなかったと知るのは、計り知れない心の打撃となります。しかし残念ながら、心理的なダメージだけがキャットフィッシングのリスクではありません。

偽のプロフィールの裏で、より悪質な意図を持って行動する人々もいます。キャットフィッシャーは、心の弱っている人を金銭や贈り物のために利用することがあります。影響力を悪用し、相手に金品を送らせようとするのです。

小額のお金を少しずつ送らせるような手口もあれば、悲劇をでっち上げて同情を誘い、大金を送らせるケースも無数に存在します。

つまり、オンラインでは誰も信頼してはいけないのか?

この記事では、オンラインで人と出会う際の最悪のシナリオを取り上げてきましたが、すべての見知らぬ人があなたを狙っているわけではないことを強調しておきます。善意を持つ親切な人々も大勢ネット上にいます。実際、多くの人がチャットルーム、フォーラム、オンラインコミュニティで親友や、さらには人生のパートナーと出会っています。

キャットフィッシング被害を防ぐには?

被害に遭うリスクを最小限に抑えるためには、オンライン関係が怪しいと判断できる重要なサインを知っておくことが大切です。以下の危険信号を覚えておきましょう。

つながり(フォロワー・友人)が極端に多い、または少ない

友達申請を受け入れる前の段階で、プロフィールが偽物だと気づけることがあります。フォロワーや友人の数を見れば、アカウントの信頼性をある程度判断できます。考えてみてください。新しくアカウントを作った人が、実際の友人や家族より先に見知らぬ人を追加するでしょうか? あり得ない数のフォロワーを持つアカウントは、頻繁に見知らぬ人へアプローチを繰り返している可能性が高いのです。

実際に会おうとしない

オンラインで付き合ってしばらく経つのに、対面で会うことばかり避けられる経験はありませんか? ウェブカメラが壊れている、車のトラブルが起きた、予定が合わない——こうした言い訳を並べるのは、キャットフィッシングの古典的な手口です。

長期間姿を消す

ゴースティング(突然の音信不通)もキャットフィッシングの典型的な特徴です。相手の正体を疑うと、沈黙で「罰」を与えられるようなことはありませんか? 約束していた対面に現れなかった後、しばらく姿を消すという悲しい被害例も報告されています。

話の筋が通らない

多くの場合、彼らはあらゆる疑問に説明をつけます。すっぽかした約束や頼まれごとは、ことごとく「深刻な事情」で片付けられます。センシティブな出来事を安易に疑いたくはないものですが、同情を利用されてはいけません。

会おうとするたびに家族の不幸や重病が発生するようなら、話の裏に何かがあるのかもしれません。また、「良すぎて信じられない」話にも注意が必要です。多くのキャットフィッシャーは、ファンを引きつけるためにセレブやモデルを装っています。

写真を盗用している

セレブの写真を使っていなくても、盗用写真を見抜く簡単な方法があります。完璧な手段ではありませんが、逆画像検索ツールを使えば、その写真が他のアカウントで使われていないかを手軽に確認できます。

金銭などの依頼をしてくる

ネット上の見知らぬ人に、お金や機密情報を決して送らないでください。涙ぐましい話や「後で必ず返す」という約束に騙されないようにしましょう。個人情報を盗まれたり、金銭を奪われたりするリスクがあります。

たとえ少額であっても、その相手が同時に何人もの人を騙している可能性を常に考慮すべきです。

キャットフィッシング詐欺は危険なのか?

インターネットの時代において、事実と虚構を見分けることはかつてないほど難しくなっています。キャットフィッシャーの被害に遭わないためには、必要な対策を事前に講じておくことが重要です。ネット安全対策をしっかり実践すれば、インターネットは人と出会い、交流する素晴らしい場所であり続けるのです。

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