Wi-Fiネットワークセキュリティ(WEP・WPA・WPA2・WPA3)の変更方法を徹底解説
Wi-Fiのネットワークセキュリティ規格には、古い順にWEP、WPA、WPA2、そして最新のWPA3があります。本記事では、ルーターの管理画面での変更手順や、現在使っている暗号化方式の調べ方、それぞれの規格の違いについて詳しく解説します。
WPA2からWPA3へ変更する方法
まず、ブラウザからルーターの管理画面にアクセスし、メニューの「詳細設定(Advanced)」を選択します。
次に「ワイヤレス(Wireless)」セクションを開き、「ワイヤレス設定(Wireless Settings)」を選択してください。この画面で「WPA2/WPA3 Personal(混合モード)」を選ぶことができます。より強固なセキュリティにしたい場合は、「バージョン(Version)」タブから「WPA3-SAE」のみを選択しましょう。
なお、WPA3非対応の端末が混在する環境では、WPA2/WPA3の混合モードにしておくと接続トラブルを防げます。
ネットワークセキュリティをWPAに変更する方法
パソコンのブラウザのアドレスバーにルーターのIPアドレスを入力すると、ルーターの設定画面にアクセスできます。IPアドレスがわからない場合は、ルーター本体裏面のラベルや取扱説明書を確認してください。
設定画面の初期メニューから、「Wireless(ワイヤレス)」「Wireless Settings(ワイヤレス設定)」「Wireless Setup(ワイヤレスセットアップ)」など、それらしい名称の項目をクリックします。そこにセキュリティ方式の選択肢があるので、WPA(できればWPA2/AES)を選んで保存すれば完了です。
自分のWi-FiがWEPかWPAかを見分ける方法
パスワードの構成から、お使いのセキュリティ方式をある程度推測できます。
| パスワードの形式 | セキュリティタイプ |
|---|---|
| ちょうど10桁または26桁の16進数、もしくは5文字または13文字の半角英数記号(ASCII) | WEP |
| ちょうど64桁の16進数、もしくは8〜63文字の半角英数記号(ASCII) | WPA または WPA2 |
正確な情報が必要な場合は、後述のスマートフォンやWindowsの設定画面から確認するのが確実です。
スマートフォンでネットワークセキュリティタイプを確認する方法
スマートフォンで「設定」アプリを開き、Wi-Fi接続の設定画面に進みます。現在のネットワーク一覧の中から、確認したい自分の無線ネットワークを探してください。
ネットワーク名をタップするか、横にある情報ボタン(ⓘ)を押すと、ネットワークの詳細設定が表示されます。その中の「セキュリティ」欄に、WEP・WPA2・WPA3などの種類が表示されているのでチェックしましょう。
ルーターをWPA3にアップデートする手順
一般的なルーターを例に、手順を紹介します。
- 管理画面のメニューで「Wireless(ワイヤレス)」を選択します。
- 「Security Options(セキュリティオプション)」のうち、2.4GHz帯(b/g/n/ax)のセクションで「WPA3-Personal」を選択します。
- 「Security Options(WPA3-Personal)」の欄に、新しいネットワークパスワードを入力します。
- 続いて、5GHz帯(802.11a/n/ac/ax)のセクションでも同じ手順を繰り返します。
- 最後に「適用/保存」をクリックして完了です。
設定変更後は、すべての端末で一度Wi-Fiを切断し、新しいパスワードで再接続してください。
WPAの後継規格は?WPA2とWPA3の違い
WPAの後継として登場したのがWPA2です。2004年、IEEEはWPAの後継標準となるWPA2をIEEE 802.11iとして正式に承認しました。WPA2では、それまで使われていたTKIPに代わり、より強力なAES暗号化が標準となっています。
WPA2には、家庭向けの「Personal(パーソナル)モード」と企業向けの「Enterprise(エンタープライズ)モード」の2つのモードが用意されています。
さらに近年では、個別のデータ暗号化やブルートフォース攻撃対策を強化したWPA3が最新規格として普及しつつあります。
WPAとは?ネットワークセキュリティの意味
Wi-Fi Protected Access(WPA)は、無線LAN経由でインターネットに接続する機器の通信を守るためのセキュリティ規格です。
Wi-Fiセキュリティの最初期の標準であったWired Equivalent Privacy(WEP)には脆弱性がありましたが、WPAはこれに代わる新標準として、より高度な暗号化機能を実現しました。その後継がWPA2、そしてWPA3へと進化しています。
WEPキーとWi-Fiパスワードは同じもの?
厳密には別物ですが、日常的にはほぼ同じ意味で使われます。WEPキーやWPA/WPA2パスフレーズは、いわゆるWi-Fiパスワード(セキュリティキー)のことで、無線ネットワークに接続するために必要な合言葉です。
一方、モデムやルーターの管理画面に入るための番号はPINコードと呼ばれ、こちらは別のものになります。混同しないよう注意しましょう。
WEPからWPAへ変更する方法
まだWEPを使っている場合は、早めにより安全なWPA2/WPA3への切り替えをおすすめします。一般的な手順は以下の通りです。
- ページ左側にある「Advanced Security Settings(詳細セキュリティ設定)」アイコンをクリックします。
- ステーションのセキュリティタイプとして「WPA」(可能ならWPA2)を選択します。
- 「Authentication Method(認証方式)」の欄で「Pre-Shared Key(事前共有キー)」を選択します。
- WPA暗号化キー(パスフレーズ)を、64桁の16進数または8〜63文字の半角英数字で入力します。
おすすめのネットワークセキュリティタイプは?
結論から言えば、現時点で最も安全なのはWPA3です。ただし、すべての端末がWPA3に対応しているとは限らないため、対応状況に応じて選びましょう。
WPA2も、さまざまな無線ネットワーク環境で広く利用されてきた信頼性の高い規格です。WPA2で保護されたネットワークにはTKIPとAESという2種類の暗号化方式がありますが、セキュリティ強度の高いAESを選ぶのが基本です。
WindowsでWi-FiがWPAかWPA2か確認する方法
- 画面左下のスタートボタンをクリックし、「Wi-Fi設定」メニューに移動します。
- 現在接続中のWi-Fiネットワークをクリックし、「プロパティ」を選択します。
- プロパティ内の「セキュリティの種類」欄に「WEP」「WPA2-Personal」「WPA3-Personal」などと表示されれば、そのネットワークは暗号化によって保護されています。
まとめ
ネットワークセキュリティは、古いWEPのままにせず、可能な限りWPA3(非対応ならWPA2-AES)へ移行するのが安全です。ルーターの管理画面から簡単に変更できるので、本記事の手順を参考に、今一度ご自宅のWi-Fi設定を見直してみてください。
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