Torの代わりに使える!匿名ブラウジングに最適なおすすめツール5選
オンラインで匿名性を保ちながらウェブを利用したいなら、Torのようなブラウザの活用を検討するかもしれません。Torは数千ものリレー(中継サーバー)を経由して接続を確立する仕組みのため、あなたの居場所や正体を特定することが非常に困難になります。
Torはユーザーの匿名性を守るうえで優れたツールですが、いくつかの欠点もあります。たとえば、通信速度が低下しやすいことはよく知られています。幸い、オンライン上で匿名性を維持できるTorの代替手段は数多く存在します。本記事では、特におすすめの5つのツールをご紹介します。
1. I2P
I2Pはダークネット技術を採用したTorの代替手段で、データを多層的に暗号化できるのが特徴です。「Invisible Internet Project(不可視インターネットプロジェクト)」としても知られており、公開鍵と秘密鍵の仕組みによってネットワークトラフィックを暗号化します。I2PはUDPおよびTCP/IPの内部に暗号化レイヤーを構築します。

I2Pを利用すれば、堅牢なプライバシー保護を備えた環境で安全に通信できます。また、I2Pのピア(ノード)は、自己申告の性能ではなく、実際のランキング評価とプロファイリングに基づいて選択されるため、信頼性の高い接続が期待できます。
2. FreeNet
FreeNetはピアツーピア(P2P)型のセキュリティプラットフォームとして機能し、匿名かつ安全なウェブ閲覧を可能にします。OpenNetとDarknetの両方の技術をサポートしている点も魅力です。

FreeNetには中央サーバーが存在しないため、ハッキングされるリスクが極めて低いのも大きな特徴です。さらに、FreeNetのメンテナンスを担当する開発者でさえ、ユーザーの情報へアクセスすることはできません。保存されるデータはすべてサーバーに到達する前に暗号化されるため、トラッカーやハッカーによる解析は事実上不可能です。
3. Disconnect
Disconnectは、単独のTor代替というよりも、既存の環境に追加する補助ツールとして位置づけられています。追跡行為を行っていると判断したサイトへの接続を自動的に切断し、サイト自体をブロックすることでプライバシーを守ります。

DisconnectはWindows、iOS、Androidに対応しており、Basic、Pro、Premiumの3つのプランが用意されています。Basicプランでは、1つのブラウザの保護、トラッカーのブロック、プライベート検索機能を利用できます。
Proプランでは、デバイス全体でトラッカーとマルウェアをブロックでき、インターネット接続が最大44%高速化します。ブラウジング時の帯域幅消費は39%削減され、バッテリー持ちも向上します。
Premiumプランでは、前述のすべての機能に加えてWiFi接続も保護され、同社のVPNによって位置情報がマスクされます。さらに、不要なコードの実行を防ぐことで、貴重なバッテリー消費を抑える効果もあります。
4. Whonix
Whonixは、強力なプライバシー保護を実現するLinuxベースのOSです。オンライン中のIPアドレスを隠蔽し、仮想マシン(VM)内での動作に最適化されており、Torと組み合わせて使用されることを前提に設計されています。

Whonixは「Whonix-Workstation」と呼ばれる独自のネットワーク構成を採用し、隔離されたプライベートシステム上で動作します。2つの仮想ネットワークインターフェースを備えており、一方はNAT経由でTorネットワークに接続し、もう一方は仮想LANと連携する仕組みです。
5. Yandex Browser
ロシアのテック大手Yandexが手がける代表的製品のひとつがYandex Browserです。トラッキングを防止して個人情報の漏えいを防ぐだけでなく、情報を盗もうとするマルウェアのファイルスキャン機能も備えています。

さらに、オンラインプライバシー・セキュリティ関連の拡張プラグインを追加でき、保護レベルを強化することも可能です。Flashを無効化するプラグイン、広告ブロッカー、危険なサイトからの保護プラグインなど、目的に応じて選べます。古いWindows 7環境でも利用でき、MacやLinuxにも対応しています。
また、Yandex BrowserにはDNSスプーフィング対策機能が搭載されており、データを暗号化するとともに、キャッシュポイズニング攻撃も防止します。
まとめ
デジタル社会にはさまざまな脅威が潜んでいるため、情報の安全を守るための注意はいくらあっても足りません。セキュリティ対策は多ければ多いほど安心につながります。Torを使わない場合でも、今回ご紹介した5つの選択肢のどれを選んでも十分な匿名性を得られるでしょう。どのツールに興味がありますか?ぜひコメント欄であなたの意見を聞かせてください。
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